コンジン 1983年 岡山県 屋内神として金神を祀っている家では、その金神棚を神棚とは別にナカノマやオクノマに置いている。この神は、他の神々とはなじまない性格の異質な神である。
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コンジンサン 1973年 鳥取県 金神さんは祟り神である。もとは外にあったのだが、1900年ごろ、法印さんに屋内に入れろと言われて神棚と軒下に祀った。
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ミコガミ 1975年 岡山県 美甘村(現・真庭市)仮倉のある家では、ミコ神とは神主の娘を嫁にもらった時、新たに神棚を設けミコ神サンとして祀り始める女の神である。居間に祀る。女の神なので気が狭く、他の神と同様に祀らなければ腹を立てるので、分け隔てなく祀る。子供にミコ神ガサができた時はミコ神様の機嫌が悪いといい米をホイトウして貰い受け、その米で赤飯を炊きミコ神に供える。
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カミガミノトシトリ 2001年 青森県 12月には、神々のトシトリといって、それぞれの神の日に、多くの場合は、シトギとお神酒を神棚などに供えた。
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ドクジン 1983年 岡山県 土公神は火の神、イロリの神、カマド神、作神、牛の神、家の守護神であり、一家の中心的な神である。大黒柱や炊事場の付近で祀っている。
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コンピラサマ 2001年 青森県 I崎家では、神棚の大神宮様の隣りに、曽祖父が四国から担いで帰ってきたという金毘羅様を祀るお宮がある。
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ミコガミ 1983年 岡山県 真庭郡川上村下徳山の宗利のミコ神は、他の神とは別に納戸の奥の方に棚を設けて祀ってある。女の安産や月忌みを守る神であるとされているが、祀り方が悪いと機嫌を悪くしてデモノ(腫物)を出す。
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リュウジン,リュウオウ,フナダマ 1986年 新潟県 家の中の神棚には禅宗の寺の札、伊勢神宮の大麻、エビスを祀ってあって、特に竜神はないが、村落のお宮の庭に山形県鶴岡の善宝寺の竜王を勧請して祀った祠堂がある。これは公開安全と大漁の神であるとされている。
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エビスサマ 1973年 富山県 沖から流れ寄ったエビス様を神棚に祀ったら大漁が続いた。
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ノリワラ,ハヤマ 1949年 福島県 神が憑いてその神の言葉を伝える人のことをノリワラという。葉山を祀る所は葉山の神が出る。葉山以外の諸々の神を祀る所ではそれらの神も出る。その場合幾つかの神が次々と出現するが、ノリワラはそのたびに神を送り、迎える。出るはずの神が出ずに代理の神が出ることもある。稲荷の代わりに月山さまが出たり、その数年後に稲荷が出ることがあった。何かの神に代わって水神さまが出たが一年だけのことだった。そういう時は、今年は都合で出られないので他の誰かに代わってもらうのだと言う。
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ベンジョガミ 1960年 宮崎県 便所にも神棚があり便所の神を祀っている。箒神と便所神が来ないと産はできないという。また、便所掃除をよくする妊婦は産が軽いとも言う。
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ワカミヤ,ヤシキガミ 1983年 岡山県 邑久町山田庄では、殆どの家で若宮を屋敷神として祀っている。
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カマドガミ,ドコウジン,サイギョウシン,ジジン 1983年 岡山県 火所の神であるカマド神の「ドックウ」、もしくはそれに近い音を語幹に持つ名称は、この神を土公神の名称で祀っていたことに由来するものである。土公神は元来陰陽師の奉じる神であったされているが、この地域で言う土公神はカマドの神であり、それとは別のものとなっている。
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ヘビ,ナガガミ 1976年 三重県 長神を祀る家は、蛇の祟りを受けたので祀るようになった。毎月14日におこもりをする。
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ミコガミ,ミコガミガサ 1983年 岡山県 真庭郡湯原町社の本谷の神職家では、ミコ神は他の神とは別に小さい祠を設けて祀る。この神を信仰すると、口の周りに出来るミコガミガサという腫物が治るのだという。
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ミコガミ,カサノカミ 1975年 岡山県 美甘村(現・真庭市)湯谷のある家の妻は隣の延風より嫁いできている。実家では納戸に棚をしてミコ神をカサの神様として祀っている。実家の近所の子供にカサが出て、ミコ神が祀られていない場合、拝みに来る。ミコ神は古い家にあり、デキモノが出来るとミコ神が出たという。きつい神だという。屋内ではなく屋外に祀るミコ神もあったという。
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カンジョガミ 1956年 一般には、厠神または便所神という。この神に行き逢うと、転んで気絶することがあるという。
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サスガミ 1956年 一般には、厠神または便所神という。この神に行き逢うと、転んで気絶することがあるという。
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イノコ,サンノカミ,ワカドシサマ,トシガミ 1983年 岡山県 ナンドは普通、若夫婦の寝室及び産室として用いられるが、勝田町富坂では、この部屋の隅に棚を設けて亥の子を祀る。或いは、別の棚に産の神を祀る家もある。こうした家では、若年様(年神)の祭りは、この部屋にこもを敷いて行う。
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ツキモノ,〔サルカミ〕 1986年 大分県 憑きものとしての猿神を祀っていた家があった。
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ミコガミ 1983年 岡山県 落合町田原では、屋敷の東端に小祠があって、そこでミコ神を祀っている。これは腫れ物の神とも、屋敷の守り神ともいう。家によっては、旦土や関にこの神を祀ったりもする。
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