タノカミ,サナブリ 1937年 滋賀県 サナブリとは田植えが終了して田の神が天にお帰りになることを言う。今は田植えじまい、5月じまいとしてボタモチをつくって神棚に供え、近所に配る。
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カッパ,(ゾクシン) 1988年 福岡県 井戸神のことを水神様と呼ぶ。5月5日はその祭で、「河童さん祭り」と呼ぶ。川や各家の井戸、汲場に篠のついた竹を立てて、藁苞に塩・イリコ・米を包んで下げ、酒を竹筒に入れて祭るという。
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タノカミサン 1984年 島根県 川上では田植えが終わるとサンバイサンだといって、午前中草刈りをしたあと午後は休んだ。また、田植えが終わってからは田の中には入るものではないといった。これは田の神さんが田から麻畑へあがられるからだという。
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(ダンバラハン) 2000年 愛媛県 曽我部家の宅地内にあった、敷神のダンバラハンへの祭礼は一年おきに行われる。祭事では篠目竹をスノコ状に編んだ中に、よく水洗いした束二合分の米を詰め込んで巻き込んだシトギを供える。そして同じく二年前に供えたシトギの中の米が、カビも生えずにきれいであった場合、今年と来年は豊作であるというお告げとされていた。
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コトノカミ 1982年 新潟県 田の神は一般に「事の神」と呼称されている。2月8日(または9日)の事始めの日に事の神様は稲の種子を持って、天から下りられるとされ、農家はボタ餅あるいは小豆団子を作って供えた。12月8日(または9日)の事納めの日には、事の神様が天上に帰られるといって、事始めと同様にボタ餅などを調えて供えた。
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ショウガツノカミサン,トシトコサン,ワカトシサン,タノカミ,サンバイサン 1970年 岡山県 正月の神さんはトシトコ(歳徳)さん、あるいはワカトシさんといい、男の神らしい。このトシトコさんが、田植えのときに田の神(サンバイさん)になる。
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カッパ,(ゾクシン) 1988年 福岡県 水神まつりを「河童さんまつり」とも呼ぶ。5月5日である。酒を竹筒に入れ、魚や五目飯などを入れた藁苞を葉竹に下げて、川岸や堀などに立てて水神様を祀るという。
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カコウ,シンミョウ 1934年 長崎県 元亀元年、夜中暴風雨が襲来し、河は氾濫し、田も水没したが、水の上に、点々と火光が現れ、翌日稲は助かっていた。人々は神明の御加護によるとして鎮祭した。
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アラクマノオオカミ,オツゲ 2002年 愛知県 農家の者がある日荒熊大神を参拝し、今年は稲の苗をたくさん作るように告げられた。田植えが終わり稲の苗がたくさん残ったが、その後雨が降り続き田の稲は流されてしまった。このとき残っていた苗を使って再び植えることができた。
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サンバイサン,タノカミサマ,サクノカミサマ 1984年 島根県 大向では7月2日はサンバイサンアガリの日で、サンバイサンという田の神さまが田から畑へ上がられる日だという。この日は畑に入らない。サンバイさんはおそろしい作の神様でこの日が過ぎるまで田で小便をしてはならない。この日は田の仕事をしてはならないので餅をついて休みの日とする。
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スイジン,リュウジン,リュウオウ,カッパ 1988年 (本土での水神信仰の紹介)水神は農耕儀礼と結びついており、竜を神格化した竜神、竜王は水界を支配するといわれるほか、魚・へびなどの形で表わされる場合も多い。また、河童をまつって水難からの守護を祈ったりもする。
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オコメヲトグコウジンサマ 1934年 長野県 毎夜の丑満時に白装束の荒神様が出て、「お米とぎやしょか、人とってくはしょか、ショキショキ」といいながら、お米をとんでは井戸へこぼしていたという。井戸の水は白いような色をして、荒神様のとんだ水だといわれている。
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テンノウサマ 1984年 新潟県 7月7日は田天王・田の神のゴウオロシ・田の神アガリ・田の神の作シラベ・田の神様の祭りといい、この日は天王様が田もりをする日だから水口をまたいで田に入るなという。
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ミサキサマ 1966年 山口県 茅刈のミサキ様は蛇を祀ったものと言われ、雨が降らないときにはセンバタキが行われる。
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タノカミ 1965年 岩手県 田植えをする際、田の神は不浄を嫌うので、素足で作業を行う。
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タノカミ 1984年 福井県 11月10日をタノカミアガリといって、アズキ飯を炊いて氏神社へもって参った。神はこの日までは田を守っていたが、以降山へ上って木の種まきをするのだといわれている。、昔は刈り終わりが遅く「田の神上り」になっても、天候に左右されたりして、稲刈りがまだ終わっていないときは、神さまは泣きながら山へ上られた、といわれた。
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コトサマ 1982年 新潟県 二月のコトサマには米の粉のダンゴを神棚に供え、12月8日朝にはダンゴを小豆にまぶして神棚に供えてこの日はコトサマが作物の種子をとりにゆくと伝えている。
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(ノウギョウニカンスルジュホウ) 1956年 宮城県 田植えの数日前にお田の神祭りをする、稲株で鳥の形を作って苗代に供えると虫除けになる、牛馬を購入したときは、その家の味噌と米を釜のふたに載せて食べさせる、雨乞いはいまだに行われ、とくに旱魃であった昭和33年には各地で行われた(栗原市鶯沢地方)など。
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ミズノカミ,スイジンサマ 1971年 山梨県 水の神はスイジンサマと呼ばれる。スイジンサマは、川のアレゴトを防ぎ、湧き水を守る。また、水に関係がなくても物を動かすときには、「スイジンサマ、石を動かしますから、あちらにいて下さい」といって、水もとに白い紙に塩をのせて置く。
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タノカミ,ツクリノカミ,ノガミサマ,ツブノカミ,サガミ 1982年 新潟県 2月16日と10月16日は田の神まつりが行われる。春はオカの神が田の神になる日、秋は田から上がってオカの神になるという。田の神の名称も作りの神・ノガミ様・粒の神・サガミなどとよばれている。
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