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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヌレオナゴ
1983年 愛媛県
道を通る男に笑いかける。ヌレオナゴに出合った時は笑顔は禁物で、もしそうすると一生つきまとわれる。「やかましい」とどなると消えてしまうともいう。

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ヌレオナゴ
1985年 愛媛県
道を通る男に。にたりと笑いかける女のことをヌレオナゴという。出会った時にこちらも笑顔を示すと、一生執念深くつきまとわれるという。「やかましい」と一口大声でどなると消えてしまうともいう。
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ヤマウバ,ヤマジョロウ,カワジョロウ
1983年 香川県
山で山姥に会ってもにこにこと笑ってはいけない。笑っていると山姥にやられてしまうので、知らぬ顔をして通り過ぎるとよい。山姥は山にいればヤマジョロウ、川にいればカワジョロウという。カワジョロウを見つけた子供が追いかけると、ウマングワ(馬鍬)のような歯を剥いたので驚いて逃げ帰ったという。
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ヤマンバ
1984年 香川県
山中で山姥に会ったら知らぬ顔をしていると良い。にこにこと笑っていたら、山姥にやられてしまうという。
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ヒトツメゴロウ,ヌレヨメジョー,ガラッパ,カラス,ユウレイ,ヨウカイ
1965年 鹿児島県
幽霊などのことを目一ツ五郎やヌレメンジョーと言う。むかし男が、山の麓の畑に行く途中で振り返るとヌレメンジョーがニヤッと笑って立っていたという。
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サンメンクビ
1991年 山形県
3面首とは怒る、笑う、泣くの3つの顔を持つ能面で、人に近づいては色々話し掛けてくる。相手にすると喜んで帰ってゆくが、無視すると荒れ狂う。
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オコジョ
1960年 長野県
オコジョは、山の神の使いだから撃ってはならない。犬の鼻に飛びついたり人に取りついたりする。人が来ても平気で嫌な眼をして人を見る。
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ヤマジョロウ
1985年 愛媛県
山に山女郎という、とても美しい女がいた。女が投げかける媚びを含んだ笑みに合わせて笑い返すと、その男は死んでしまうと言われている。
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ヌレオナゴ
1985年 愛媛県
踊庭という駄場で、夜にヌレオナゴが現れて踊りをしたという。色青ざめた顔で眼光がするどく、木の葉をまとった体は全身びしょねれだった。
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カシランボ
1949年 和歌山県
カシランボはよく人を化かす。以前、山仕事の人たちが食事をしていると、麓で可愛い女の子がニヤニヤ笑っている。丸太を落すから危ないよと言っても動かないので、腹を立てて丸太を投げ落としたが、何度投げても笑っている。恐ろしくなって逃げ帰ってきたと言う。
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アモレヲナグ
1928年 鹿児島県
大島が琉球に属していたころ、役人の前島友庵が月夜の夜道を歩いていると、色白で黒髪の美女が道連れを請うたが、決して前を歩こうとしないのでアモレオナグとわかり、馬の尻尾に髪を結びつけて懲らしめた。男の子孫に危害を加えない約束をして消えた。以来、アモレオナグに遭っても、「前島友庵の子孫だ」というとアモレオナグは消えるという。
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ヌレオナゴ
1985年 愛媛県
ある夜、青年が美しい娘に出会った。その美貌につりこまれつい笑い返したら、娘はヌレオナゴで長い髪を振り乱して襲いかかってきた。青年は我が家に逃げ帰り、板戸の大戸を閉ざして難をまぬがれた。
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ガイラゴ
1989年 山形県
ガイラゴはナメクジのような形で1mくらいある。淵を歩き回り、人に出会うと物陰に隠れ様子を見ている。人に害を与えることはなく、ひどく臆病である。それで見たという人は極めて少ない。
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ワライオンナ
1936年 高知県
奥山にいて、男が通ると出てくる。はじめはニコニコしているが、やがて声を出して笑い出し、最後にはすべての山や谷に響くほどの声で笑うようになるという。
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ヤマジョロウ
1964年 愛媛県
山女郎にあってくすぐられたら、笑いが止まらなくなり、やがて死ぬという。
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ヤマノカミ
1937年 滋賀県
山の神は女神で、年取った醜い顔で非常にやきもち屋である。これを笑ったりすると怒りに触れる。
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ウミオショウ
1976年
風と共に現われ、人の形を成し、口は耳まである。人を見て笑う。強風で波が高い日に現われ、船が転覆する恐れがある。
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ヌレヨメジョウ
1960年 鹿児島県
ヌレヨメジョウは髪の毛が長い。ヌレヨメジョウが子供を抱いてくれと言ったら、そのとおりにする。抱かせている間、ヌレヨメジョウは日本中を廻っているという。子供が泣かないとなかなか帰ってこないので、そのようなときはお尻をつねってわざと泣かせる。
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ヤマオジ
1977年 和歌山県
昔、よく山オジが来ると言った。山オジは大声で笑うので、気味が悪いという。何か気に入らないことがあると笑うという。
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ヤマオナゴ
1992年 宮崎県
男が山仕事を終えて帰る途中、笠を飛ばされて薮に入ると、足元までの長い髪をした、白衣の女がケタケタ笑っていた。ヤマオナゴだと思い、とっさにキセルを構えて身構えた。女は身構えると下がり、退くと近づいてくる。これを繰り返して村まで近づいたら、ようやくあきらめて帰った。男は恐怖のあまり、人が変わったようになってしまったという。
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オミコシ
1955年 静岡県
お見越しという妖怪が出る。道を通ると優しい人がいて、話をしているうちに話の様子によって大きくなって見せる。
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