国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

(カンノントヨウサン)
2002年 長野県
飯田市時又の長石寺に入った泥棒が、何もないので本尊の観音様を盗んだ。しかし気味が悪くなって天竜川黒瀬が渕に捨てた。その後島岡という人物に拾われ自宅に祀られたが、ある夜、夢に観音が現れ元の寺に帰して欲しい、帰してくれたら養蚕は必ず繁盛させてやると言った。言うとおりに帰したところ、長石寺の台座とピタリとあった。

類似事例(機械学習検索)

カンノンゾウ
1989年 長野県
長石寺に泥棒が入り、本尊を盗んだ。しかし、なんだか背中が重くなり始め、恐ろしくなった泥棒は本尊である観音様を天竜川へ捨てた。
類似事例

カンノンゾウ,(ユメノオツゲ
1989年 長野県
長石寺に泥棒が入って本尊を盗んだが、背中が重くなって恐ろしくなり、天竜川へ捨てた。観音は流れて泰阜村の門島に着いた。泰阜の明島のある人の夢枕に観音様が立ち、助けを求めた。その人が目を覚ましてから淵に行くと観音があった。拾い上げて船で返しに行くと、台座にぴたりとはまったという。
類似事例

ムジナ,キツネ
1982年 群馬県
狐は化かしてもその人を帰すが、ムジナは生かして帰さないという。
類似事例

カンノンサマ
1957年 愛知県
夢に観音様が現れて祀られたいと言った。そのとおりにすると疫病除けの観音様になった。
類似事例

(ユメノオツゲ)
1989年 長野県
泥棒に捨てられた観音は天竜川に流れて泰阜村まで行った。そこの明島という場所のある人の夢枕に立ち、助けを求めた。その人が淵に行ってみると、本当に観音があった。拾い上げて船で送り届けると、観音像は寺にあった台座にピタリとはまったという。
類似事例

カンノンサマ
1981年 神奈川県
大塔宮護良親王が首を切られる前、村人に観音様を預けて、難波で祀ってほしいと言ったが、観音様は酒匂に帰りたいと言うので、観音様と縁のある南蔵寺へお連れすることになった。
類似事例

クジラ,カンノン
1996年 三重県
鯨山出現観音という伝説では、鯨に乗ってきた観音は十一面観音菩薩であり、後には本尊として祀られるようになった。
類似事例

カブソ
1994年 富山県
湧水のある所を馬を連れて通ると、木の根に馬をつないで水を汲んでいた。突然馬が跳ね上がって、枝を切って逃げた。夜にかぶそ(かわうそ)がやってきて、枝は自分の片手だから帰せと言う。その代わりに村で悪さをしないと約束したので帰してやった。
類似事例

オオカミ,(ゾクシン)
1939年 和歌山県
狼が人の家までついてきたときには、何もやらずに帰してはいけない。塩をやれば喜んで帰る。いじめると仇をする。送り狼である。
類似事例

カネ,(ユメノオツゲ)
1989年 長野県
文永寺の住職が、寺に鐘が欲しいと思っていたところ、白い長い鬚の年寄りが夢のなかに現れて、「黒瀬ヶ淵に行け、鐘を授けてやる」と言った。行ってお経を唱えると、池が明るくなって小さなかわいい鐘が浮いてきた。吊して叩くたびに良い音がして大きくなった。その鐘が評判になると飯田の殿様が鐘を取り上げてしまったが、鐘が寺を恋しがって泣いて鳴るので、やがて寺に返された。
類似事例

ライシン
1933年 三重県
ある時、雷神が誤って農家の井戸に落ちた。農夫は井戸に蓋をして天に帰さなかった。雷神は自分は桑が嫌いだから桑原と唱えれば落ちないと約束して、天に帰してもらった。
類似事例

ユウレイ,クビナシウマ
1958年 愛媛県
巻物に観音様が片付けてある場所が書いてあった。観音様の前を通ると、馬の足がだめになり、罪人が通ると首なし馬が出るという。観音様を祀る様にといわれたが、観音様のいる家は粗末で、中にあったかしの箱に箱を開けないようにと書かれていた。
類似事例

ウマジカンノン
1936年 京都府
厳平寺が焼けた時、観音様も焼失したと思われていたが、ある人の夢に観音様が「淋しいので迎えに来てくれ」と言われ、探すと落葉の下から見つかった。見つかった1月9日を9日正月という。
類似事例

バトウカンノンサマ
1995年 愛知県
豊橋市小松原の観音様に願掛けに行った目の見えない人の夢枕に観音様が立たれ、もっと近くに本尊があると告げた。その人が西尾市西幡豆町松原の馬頭観音を訪れたら、目の病気が治ったという。実は小松原の観音と松原の観音は同木で作られているという。
類似事例

カンノン
1978年 広島県
ある年の洪水の時、上流の坪野村宇佐から小河村小浜沖の渕底へと観音が流れてきた。ある夜長老の夢枕に観音が立ち、川底に沈んでいることを告げた。村人たちが観音を引き上げ丁重に祀ったところ、観音がもとあった宇佐が返却を求めた。しかし観音が地に付いたように動かなかったのでそのまま祀った。
類似事例

タヌキイシ
1952年 三重県
石を利用しようとしたところ、石が「帰る」と言い出した。驚いて帰したところ、四十貫あった石が軽々運べるようになった。
類似事例

カネ
1989年 長野県
文永寺の鐘が評判になると、飯田の殿様が寺から鐘を取り上げてしまった。しかし、鐘が寺を恋しがって「文永寺恋しやゴーンゴン」と泣いて鳴るので、やがて寺に返された。
類似事例

(トビサルホンゾン)
1967年 福島県
厳峯寺は天正年中に兵火にあい、堂宇は灰燼に帰した。しかし、七堂の本尊は岩窟まで飛び去り難を逃れた。
類似事例

カンノンサマ
1977年 静岡県
西浦の観音様は木像なのに、寺が一切合財焼けた時も何事もなく焼け跡に落ちていた。また、観音様のところにある面をもって東京に舞いに行った者たちの何人かが死んだ。
類似事例

カミナリノコ
1970年 山形県
ある夏の真昼、大雷がとどろき、にわか雨が降ると、雷の子が雲から足を滑らし、黒滝の向川寺の庭に落ちた。大徹和尚はこれを捕まえ、毎日境内の草むしりをさせた。飽きた雷の子は、天に帰してくれと願った。和尚は、境内に草が生えないようにすると約束させ、約束のしるしに太鼓のばちを取り上げて帰してやった。以後、境内には草が生えなくなったという。
類似事例

カネ,(ユメノオツゲ)
1989年 長野県
文永寺の住職が、寺に鐘が欲しいと思っていた。すると白い長い鬚の年寄りが夢のなかに現れて、「黒瀬ヶ淵に行け、鐘を授けてやる」と言った。翌朝、行ってお経を唱えると、池が明るくなって小さなかわいい鐘が浮いてきた。それを吊して叩くたびに良い音がして大きくなった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内