国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

タロウヤマノテング
1964年 長野県
加藤浅次郎さんがつぶれ岩の上の、桜の木を切ろうとすると、逆さに立てられて身動きが取れなくなった。悪かったと気づくとやっと動けるようになった。

類似事例(機械学習検索)

ヤマノカミサマノキ
1982年 群馬県
山の神様の木を切ったら、山から下ろすときにその木に挟まれて、足を潰してしまった。
類似事例

イワガミサン
2000年 大阪府
イワガミサンの岩を切り出した人が急に腰が立たなくなった。運ぶのを手伝った人も腰が痛くなった。
類似事例

ワライツガ
1975年 高知県
嘉永年間、伐木夫が入山の途中突然頭上で「深山に居る」という叫び声を聞いた。驚いて下山し、途中の木の下で休んでいると、木の上で大きな笑い声をきいた。無我夢中で逃げ帰ると、足の指がことごとく切断されていた。それ以来この栂の木は「笑い栂」と呼ばれる。
類似事例

ケンムン
1985年 鹿児島県
力持ちと言われるケンムンをひどい目にあわせてやろうと、材木を切り出すときに、ケンムンに重い根元のほうを持たせた。さらに木を揺すぶったものだから、「人間は一筋縄では行かないね」とケンムンが言ったらしい。
類似事例

セノタカイオトコ,キ
1978年 和歌山県
若い男が一人で山道を歩いていると、背の高い男が相撲を取ろうという。何回投げ飛ばしても起き上がってきて、2時間ほどして疲れて帰った。翌日その場所へ行くと一本の木があった。男はその木と相撲を取っていたのだった。
類似事例

(ゴウリキノオトコ)
1977年 和歌山県
谷口善四郎という、二十人力の男がいた。ある日、安川の奥の三尺谷の大きな檜を欲しがったので、切れるものなら切ってみろというと3日がかりで切った。1人で取り出して大水の日に川下に流し、それにまたがって日置まで行って放っておいた。役人が誰の物かと問うと、自分のものだと証明した。檜は付木屋に売ったという。
類似事例

ヤマノカミ
1956年 茨城県
山の神の宿り木を切り倒した木樵が、山の神様の神通力で縛られてしまった。突っ立ったまま身動きもできない。神主に祈祷をしてもらって、やっと体が自由になった。
類似事例

ヤマノカミ
1986年 福島県
三叉の木は山の神の腰掛けだから切ってはいけない。昔、ある人が三叉の木を切って、その木の下敷きになって死んでしまった。その後1週間の間、山が怒った。
類似事例

マメダヌキ
1960年 愛媛県
山に木を切りに行っていると、頭が変になり、夕方になっても帰ってこない。家族などが探しに行って連れて帰ろうとすると、「にぎやかなところへ行く」などと言って帰ろうとしない。背中をたたいたりしながらみんなで無理やり連れて帰るうちに正気にかえるが、当人はまったく覚えていない。これを島の人は「豆だぬきがひっぱった」という。
類似事例

キシツ
1976年 鹿児島県
薩州屋久島の八重岳の山中で、木を切っていた人が全身赤くなる病気になった。医者が血を採ると治った。
類似事例

ヘビ
1989年 長野県
春、カリシキ刈りをしていた人が一把束ねておいたところ、その上に一匹の蛇が乗っていた。気にせずに二把めを刈り横に置き、三把めを束ねる頃、蛇は二把の上に長く伸びていた。その後一把ごとに蛇が大きくなるので、その人は気づかれないように木を伐ってきて、蛇を打ち殺した。三ヶ月ほどして行くと殺した蛇は骨だけになっていた。その人が骨を蹴り飛ばすと骨が足に刺さり、蛇の毒が体に回って帰宅後まもなく死んでしまったという。
類似事例


2000年 大阪府
南の木と呼ばれる木の周りの木を切ったら腰が立たなくなった。オガミヤサンに木を大事にしろと言われた。
類似事例

ヤマノカミノヤスミギ
1952年 神奈川県
木の上が三股になっているのは山の神の休み木で、切ると体が悪くなる。
類似事例

エダ
1926年 山口県
大内義隆が攻められて落ちたとき、休息して携えていた桜の枝を地に挿したところ、成長して大木になった。
類似事例

タヌキ
1974年 愛媛県
筆者の父が雨の降る夕方に道を歩いていると、急に道が消えた。土手を登ろうと思ったが、探しても土手が見つからない。そのうちに歩いても前に進まなくなり、体を動かしていると転倒した。起きると、川原が目の前でバラの茂みの中に立っていたという。
類似事例

ヤマノカミ
1967年 大分県
山の神の遊木を切り倒した時、木がねじれて倒れたり斧の柄が抜けたり天候が急に悪くなったりした。
類似事例

シンボク
1928年 台湾
明治の末頃、内地から台湾に渡った樵夫たちがいた。この樵夫たちが大木を切る仕事を請け負ったが、源五郎という男がこの仕事はやめようと言った。不思議な夢を見て、その中で仙人姿の老人が神木を切ると血が流れ、山が鳴動して異変が起こるといったのだという。翌朝、作業にかかろうとすると、木の上から血が落ちてきた。結局、木を切り倒すのは中止になり、酒を供えて注連縄を張り、謝罪して樵夫小屋へ引き上げたという。
類似事例

マツノキ,スゲガサ
1939年 島根県
鹿賀の川向い・瀬尻には大きな松の木があった。木挽きがその木を切ろうとして見上げると、一面に菅笠が下がっている。それを見ていると、どうしても気持ち悪くなって切れなくなるという。
類似事例

タタリ
1929年 東京都
昔、松があった。この松を切るものは病になったり死ぬといわれていた。ある老人が松を切ったところ、病気になり死んだ。
類似事例

カマエタチ,カマイタチ
1987年 岐阜県
突然転倒したとき、構えた太刀に触れたように裂傷を負うことがある。これを鎌イタチにやられたという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内