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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒジムン
1986年 沖縄県
旧暦8月9~11日に、高い山にシバシヤングァを作り、ヒジムンが火をつけて歩くのを見た。

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ブナガヤ
1985年 沖縄県
旧暦8月のシバサシという年中行事の頃や、住んでいる所が火事になったとき、ブナガヤが山沿いに移動するのを見た人々がいる。
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アクマ,ヒダマ,ヒトダマ
1969年 沖縄県
8月10日はカシチーで、悪魔が来ないように家の四隅にススキで作ったサンを立てる。その日は悪魔が出るので原山は歩くなという。丘の上に上って火だまを見ようとしたが見えなかった。火だまの見えた家ではその年に不幸なことが起こるといわれている。
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ヒジャマ
1977年 鹿児島県
ヒジャマは空の甕に宿をとり、家を焼く。ヒジャマに焼かれそうで危険な年は、小屋を作って甕を置き、その小屋に火をつけて焼いた。その火の勢いでヒジャマを天へ帰したのである。
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キジムン,キノセイ
1989年 沖縄県
キジムンは赤く、総角の髪をした子供のようなもので、ピンギの老巨木に住んでいる。キジムンはある人を毎晩漁に連れて行き、とった魚の左目以外は総てくれたので、その人は富を得た。しかし、次第に毎晩起こされるのが嫌になって、その人はキジムンの木に火を放った。キジムンは熱田に居を移したが、それ以降火を放った人の家はつぶれ、代わりに熱田の家が栄えた。
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ヒダマ,ヒジャマ
1977年 鹿児島県
天の神様がヒジャマ(火玉)に下界へ降りて家を焼いてくるように言った。ヒジャマは指定された家に来て甕壷に隠れて焼く機会をうかがっていたが、朝も晩も火に用心しているので焼けなかった。たまりかねたヒジャマは甕壷から出て、村人たちに頼んで小屋を焼いてもらい、その煙によって天に帰ることができた。
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ヒジャマ
1977年 鹿児島県
日柄の悪い日に家普請をしていたら、神様が怒って、ヒジャマにその家を焼いてくるように言った。ヒジャマは火事を起こそうとしたが、水甕に水が張ってあり、焼くことができなかった。そこでヒジャマは家の主人に理由を話し、浜に草や柴で作った仮の小屋であるオーヤドリッグヮを作って焼いてもらい、その煙を伝って天に帰った。
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ケンムン,ヒノタマ
1977年 鹿児島県
旧暦の4月の頃の夜、産卵に来る海亀の見張りに行ったら、ガジュマルに直径10センチメートルぐらいの真白い火の玉がついた。火の玉はみるみる1メートルぐらいになり、その直後数百の玉になって散った。それはケンムンである。
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ブナガヤ
1985年 沖縄県
8月のシバサシの行事の夜には、ブナガヤを見物に行った。小屋を作って食べ物を持って行って見物をした。
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タマガイ
1970年 沖縄県
ヨウカビーには山の上に登って火の玉(タマガイ)が上がるかどうかを見た。火の玉があがった時は、あがった所の家に不幸が起こるとして、神人に申し入れ、魔よけのウガンをかけてもらった。ウガン日は10日から15日である。現在は行なわれていない。
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ケィンムン,ケンムン
2001年 鹿児島県
夜に砂糖小屋で砂糖を作っていると、ケンムンがゾロゾロきて砂糖鍋の周りを回る。それに少しでもいたずらすると、砂糖が固まらなくなる。だからケンムンのするとおりにさせて、自らの家に帰るように促す。すると青火になってプーっと飛んでゆくという。今は井之川岳に神様を祀るようになってから見えない。
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キジムナービ
1969年 沖縄県
昔はキジムナーが畦道(アブシ)でキジムナー火を照らしていた。
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ムジナ
1978年 山梨県
山で炭焼きをしていたら、夜にムジナが来て「コンバンハ、コンバンハ。コンヤムジンダカラムネガイシマス」と言った。
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ヒノタマ
1986年 愛媛県
夜の10時ころに火の玉が山のほうに飛ぶのを見たことがあるという。
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オニ
1972年 鹿児島県
奄美大島では旧8月のアラセツから7日目のシバサシの日に、海から来るコスナガシという祖霊をまつる日の夜に迎え火送り火のような火を焚き、これを「鬼の足(ヒサ)焼き」という。鬼の足を焼いて鬼を追うのだと言い伝えている。
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キジムン
1968年 沖縄県
昔キジムンと仲良くなった若者がいた。若者の家のウスクの木にキジムンが住んでいた。キジムンに火を貸したり、一緒に漁に出かけるなどしていたが、いやになり、キジムンの住むウスクの木を焼いてしまった。その時に一緒にキジムンの盲目の子も焼いてしまった。キジムンは去って行った。数年後に若者が旅行中にあるウスクの木の下でウスクの木とキジムンの子供を焼いたことを話すと、キジムンがウスクの木から飛び出してきて「敵を討ってやる」と去って行った。若者が家に帰ると家は焼け、妻子も焼け死んでいた。
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ヨーカビー
1970年 沖縄県
8月9・10・11日の間、ヨーカビーアシビをする。夜中日が沈んでから東側の人は慰霊塔の近くのガヤモーに、西側の人はヒラマーチュー(平松)のほうに登り、部落にタマガイが上がるのを見届ける。もしタマガイが上がるのを見ると、上がった家では線香を持った人が屋根に登りガヤモーに登っている人に合図をする。ガヤモーにいる人はそれを見て昨夜の方向と同じであるか確かめる。同じであれば必ず死人が出るといわれるのでユタの家に行く。
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キジムナー
1969年 沖縄県
イサリをするとき、キジムナーが一緒にイサリ火をかざして漁をしていた。
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キラキラヒカルモノ,ユメマクラニタツ
1989年 山梨県
タカギシゲンザエモンという人が、猟をしにいき、池太神の池の周りを歩いていたら、水面にキラキラ光るものが見えた。「魔物じゃあうち殺す、神ならこの矢にけってとまれ」というと止まった。家に帰って寝たが、屋鳴りがして怖い。夢枕に立ったので、東山の大家のロクベエさんとキタナカムラの人と有志の衆の3人でヨーゴー岩という大きな石の上に置いて祀ってきた。そしたら夢枕に立って、「俺はまだ8町行ったところだ」というので、行ってみると大きなお池があったのでそこに祀った。
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ケンムン,アカリ
1981年 鹿児島県
母とイザリに行った。焚き火をしていると、山からあかりがいくつも海に降りてきて、海の上を歩るということを何度も繰り返した。母がケンムンが騒ぐ日はイザリは成功しないと言うので、その日は帰った。
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キツネッピ
1983年 山梨県
夜の11時ごろ、屋具と糸を持っていくのに電車で暮地へ行った。山の裾野を通るときに、ピコンピコンと明が見えた。それは狐っ火で、狐は火を吹く。
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