国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ヤマンバ
1983年 香川県
スナダ池のなぎさをバァタニ(バガタニ)といい、山姥がいたという。カミトキ岩という岩があって、お婆が座って髪をといていたという。山に入ったらお婆に会い、熱を出して死んだ人もいた。

類似事例(機械学習検索)

リュウ,メオトイワ
1964年 愛媛県
昔、ある老婆が竜の仕業とされていた、どれほど川が流れても離れない夫婦岩を見に行った時、竜に会ってしまった。その後、病気を患って死んだという。
類似事例

タコ,ババガイワ
1963年 愛媛県
欲深な老婆が岩の上でタコを見つけた。老婆はそれを誰にも言わず、毎日1本ずつその足を食べた。8日目に最後の1本を切りに行ったが、タコが「お前のような強欲な者はこうしてやる」と、残った足で老婆を巻き、海へ引き込んだ。それ以来この岩を「婆ヶ岩」という。
類似事例

ウワナリガミ
1985年 香川県
箕の手の峠の傍にはウワナリガミの小祠があり、ウワナリ池という池があった。ウワナリガミには女がよく詣ったといい、傍の木には板で作った人形をうちつけ、ノロイクギを打ちつけてあった。また、箕の手の峠の雑木林では首を吊って死ぬ人がいた。
類似事例

ヤマウバ
1984年 鳥取県
布晒岩、麻尼の立岩、箭渓の動石という大岩があり、昔山姥がこの間に布を張って乾した。また、山姥の灰汁濾し谷といって、いつも灰汁の色をした水がたまっている。ここでは山姥が布をさらしていたという。
類似事例

シャグマ,オマンノオヤ
1985年 香川県
中熊の谷には、おんぼろの着物を着たシャグマのばあさんが出てきて、おまんの親でございますと言う。そこの岩をオマン岩と呼んでいる。
類似事例

テング
1963年 愛媛県
キノコ狩りをしていた1人の女が岩の上で涼んでいると、天狗が現れて岩の上から女を落とした。女は髪の毛がなくなり、坊主頭になった。以来、この岩を「天狗岩」という。また、この天狗が日向の鼻の松の木の上で常に見張りをしていたので、この木は平らで上に延びないのだといわれている。
類似事例

ユキオンナ
1956年 宮城県
作並温泉地入口の名マタギ岩松多利吉老人からの聞書。只野淳氏による。(昭和14,5年から)四十余年前の寒中,当時16歳だった多利吉少年は父と大東岳の南麓に狩に出た。獲物も無いまま夕暮となり,激しい嵐となった。多利吉は父に背負われ,七時過ぎに奥新川の下りの林が開けた所に出た。不意に父から「雪女が来たから決して声を出すな」と囁かれたので恐々覗くと,雪の広場の向こうから真っ白い着物,蒼白い顔,背のほっそり高い女が歩いてくる。父の背中にしがみついていると父は黙って雪の中を駈けおりだし,部落の灯りが見えるところまで逃げてきた。後で父は「雪女が来た時は道を譲ったり,後ろに逃げたり,声を掛けたりすると魅入られて殺されるから目をつぶるようにして一目散に走るより他に方法は無い」と語った。
類似事例

ヤマオンバ
1978年 愛媛県
ムンテキという場に上の平らな岩が何枚も連なっていて、その一番下の岩は板取川の山オンバ様が遊びにくる処と伝えられ、来ると大きな山鳴りがするという。またさしでた岩の奥に青白い蛇がいると伝えられ、山オンバ様の使いの蛇であるという。
類似事例

ヤマンバ
1958年 香川県
東植田町と菅沢町の境にある大岩をハチゾウ岩とか、ハチオ岩と呼んでいる。ここで山姥が洗い髪を乾かしていた。振り向いたら恐ろしいので急ぎ足で通り抜けた。
類似事例

フドウサン
1993年 香川県
伊予山参りに行き、お滝の水を浴びていたとき、7つか8つくらいのお不動さんが出てきた。そのお不動さんに口が耳まで裂けた痩せているお婆さんが連れだっており、口を開いたら中が燃えるようになっていた。
類似事例

シチニンミサキ
1957年 愛媛県
城辺町大浜の黒崎バナには悪いミサキがいて、ミサキにサソわれるという。話者の祖父がいなくなり、大きなダケ(滝)があるので探しに行くと、ダケに草履があり、体も頭もコズになって死んだ祖父が流れていた。また、あるおばさんも落ちて、頭などが砕けてしまった。こうして非業な死に方をした7人の人が七人ミサキになるという。
類似事例

ナガタマチジョ
1991年 鹿児島県
ナガタマチジョとは、手ぬぐいのようないれものをけさ状にかけ、着物の前裾をまくりあげて伊仙方面から山まで通う女子青年であった。人が病気になったりすると「ナガタマチジョに行き会って」と多くの人が言った。「それに取られて」死んだという人もいる。
類似事例

カミヲトカシテイルバアサマ
1964年 福島県
山木川の近くの沼は、水が浅くなっても1晩でもとのようになるといわれ、このふちでは大きな老婆が髪をとかしているという。これを見て病気になって死んだ人もいる。近寄ると目が悪くなる。
類似事例

ケバタケ
1978年 埼玉県
畑の近くに巨大な岩があった。そこで昼飯を食べていると岩がひっくり返って人が死んだ。石が巨大だったため、死骸を見つけることはできなかった。そのような場所をケバタケと呼び、そこに寄るとろくなことがないとよく言っていた。
類似事例

ビジョ
1977年 和歌山県
昔、ある人が、ナベ(川岸や川底の岩に出来る円形の穴)に山刀(包丁)を落とした。探すため水中に入ったら、美女が座っていて、糸巻きに糸を巻いていた。このナベは、材木が落ちても出て来ないという。
類似事例

ヤマンバ
1991年 静岡県
倉木山の山姥はあちこちの家で子守りや藤績みを手伝っていた。山姥に子どもを食われた仕返しに、あるいは山姥が疎ましくなって、河原の丸石を焼いてダンゴに見せかけて山姥に食わせた。山姥は熱さに驚いて釜が淵に入ってしまったという。佐久間町日向か舟戸の某家のこととも、水窪町西浦の某家のこととも伝わる。
類似事例

ヤマンバ
1932年 静岡県
倉木山という山に山姥が住んでいて、人里へ来てはいそがしい家の子守や居留守をしていた。ある日ある家の子守をしていたが、ついにその子供を食ってしまった。家人が仇をうつため、焼いた石を団子と共に食わせ、山姥は腹をこがして天竜川へ落ちて死んだ。
類似事例

ヤマノカミ,タタリ
1958年 福井県
山の神の日に、ばあさんが山へぜんまいを取りに行った。毛のはえたものが手にふれ、自分の手を見たら、自分の手も毛むくじゃらになっていた。びっくりして家に帰ると息が絶えた。山の神のたたりだという。
類似事例

イケノマ,ハクハツノロウバ
1941年 朝鮮
平北宣川の街から3里のところに険しい山がある。その険山の峰の間の池は深くて恐ろしく、ここで泳ぐと2度と陸に戻れないといわれている。あるとき、農家の若者たちが山遊びに行き、この池のほとりで弁当を食べようとしたら、全員の弁当が空になっていた。気味悪くなり下山してふりかえると、山で白髪の老婆が笑っていた。池の魔だろうということになった。
類似事例

タヌキ
1984年 埼玉県
白石の下の家にある日の夕方、得体の知れない男がやってきてイロリにあたらせてくれという。おじいさんとおばあさんがあたらせてやるとそれからちょくちょく来るようになった。どうもおかしい、その男はタヌキの化け物ではないかと思った。翌日は餅を食べていき、次の日にやってきたときに酒を飲ませると、火の側でウトウトしだし、見ていると木の葉が出てきた。そこで石を焼いて焼き餅だといって投げてやるとその石が股の間にのったので、タヌキは逃げ出してそれ以来2度と来ることはなかった。それはムジナ沢のタヌキである。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内