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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

コドモノテ
1993年 香川県
小さい子と一緒に夜寝ていたら、チャラチャラと鈴の音がした。不思議だなと思っていると、カヤの間から3才か4才くらいの子供の手が入ってきて、修行するように言った。それで修行し、拝み屋になった。

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テングサマ,スイテングウ
1975年 新潟県
足が歩けるようになったら下女が神がかりになり、神を祀ることを許可すると伝えてきた。その晩、この家から杵の音がした。寝静まってからは僧の声が聞こえてきた。
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コボウズ,アカシャグマ
1985年 愛媛県
小坊主とアカシャグマという小童の話がある。山仕事から帰ってきて家の中を見ると、薄暗いのでよくわからないが、囲炉裏で四・五人の子供が手を火にかざしてあたっていた。不思議に思って家の中に入ると、こそこそと床下にもぐって見えなくなった。
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テング
1972年 千葉県
山の中に炭焼きに行き、仮小屋で婆さんが一服していたら、カヤ屋根の間から小さい手が出てきて「オコワ」と言った。「そんな小さい手じゃおえないから、大きい手を出せ」と言ったら、びっくりするほど大きな手が出てきた。天狗の仕業。
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マエナムシ,ケンムン,ガワル
1934年 鹿児島県
20年ほど前、夜道を歩いていたら、子供が現れて相撲を取ろうと言ってきた。相撲を取ると、その子供は力が強く、叩きつけられてしまった。すると同じような子供が数十人現れ、ありとあらゆる悪戯をした。これはマエナムシ(ケンムンまたはガワル)の仕業だった。
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ジゾウサマ
1972年 福島県
主に正月に、家の中で1人の子が目を瞑って中央に座り、周りで5、6人が唱え言を唱え囃し立てる。やがて中央の子が体を揺らし始め、地蔵さんが乗り憑いたとわかる。色々な質問に答えてくれ、気持ちのよい子、欲得のない子には地蔵さんが憑きやすかった。
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オトコドウジ,ホトケサマ
1971年 岩手県
田植えを間近にひかえて産婦ができ、田掻き馬のサセドリをするものがいなくて心配していると、どこからか14、5歳の男童子があらわれ、手伝おうと言った。この童子が仏様であった。
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ナニカ
1989年 群馬県
主に冬、男の子たちが集まり、おとなしい子を選んで中央に座らせ周囲で唱え言を唱えると、何か神のようなものがのり移る。どのような質問にも答えてくれた。元に戻すには、背中に犬の字を書き、ぽんと叩くと良い。それでも駄目な時は御嶽教系の拝み屋に頼んだ。
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レイ,レイカン,カミ,カミサマ
1967年 青森県
青森県黒石市のある女性は11歳頃から霊感を覚えた。神から教えられたり、神の姿を見ることがあったので主人の死後は山に入った。断食の行中に神に会えるようになったが、逆に神に疑問をもち、善神、悪神を教えよとご神体を川に流した。神体は戻ってきたが、今度は神体を灰にせよと神に教えられたので焼いて川に流した。「物食うな」という声で断食もした。2週間しても神の許しがないので神社に篭って滝に打たれた。悪神について聞くと周りに恐しいものが出た。許しは1週間後に出た。ミヤは全て神の声の命ずるままにやってきたという。
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カミ,ユメ,イタコ
1997年 青森県
イタコの話者(1929年生)は、6,7歳の頃から夢で神様にいろいろ教えてもらった。真っ白い十二単のような衣裳で髪が膝よりも長い女の人が馬で迎えに来て、竜宮や四国の金毘羅様のような所に連れて行ってくれて、拝み方を教えてくれた。
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イエナリ,タタリ
1923年 愛知県
針綱神社の老木を切ったら、夜に家鳴りが続いた。その家の盲児千之助に何かがとりつき、自分が住んでいた木を切ったからだと告げる。千之助はやがて修験者になった。
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カッパ
1928年 福岡県
接骨医が夜に便所に行くと尻をなでまわす手がある。切り落とすと河童の手であった。それから毎夜「手を返せ」という河童の声がするので、返かわりに接骨法を習った。
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テン
1972年 千葉県
話者が小学生の頃、夜になるとテンがお寺の鐘つき堂に来て、鐘をついていたずらしていた。
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カンノンサマノタタリ
1963年 福島県
ワカサマにお願いすると何やら呪文を唱える。そのうちに眠気をもよおして大あくびをする。このあくびはワカサマに先祖や仏が乗り移った印である。そこでワカサマに質問をする。ある日、村の子供たちが埋平の観音様を持ち出して川で水を浴びせて遊んでいたら、村人が驚いてそれをお返しした。すると間もなくその人が重い病気になった。ワカサマは、観音様が子どもだちと遊んでいたのにとりあげてしまったたたりであるという。
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カミカクシ,キツネ
1954年 奈良県
中学生の頃、ある家の4、5歳の子供が、夕方急に姿が見えなくなり、神隠しになったことがあった。狐に入られたというとことになって、村中総出で、桝の底を叩いて子供を捜しに出かけた。
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スズ,カネ
1963年
夜中に仏壇のカネが鳴ったり、神社に参拝して手が触れぬうちに鈴が鳴ったりすると、翌日、夫や子供の悲報があったという。
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シニンガダンゴヲタベル
1995年 福島県
枕経を始めると死人の寝ている布団の中から白い手が伸びて前机の団子を布団の中に引き込んで食べる音がした。実は死人の幼い子供を一緒に寝かせていた。
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キツネ
1936年 新潟県
縁の下に住んでいた狐が、物欲しそうにしていたので、寺子屋の子供達が食べ物をやった。1人の子供が、狐にあげるご馳走を少し食べた。この子供はうわ言を言うなど、狐に憑かれた。親が狐の穴で謝ると、子供は元に戻った。
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マジナイ,ジイサン
1991年 高知県
ちょとしたまじないをするおじいさんが何人かいて、子どもが夜泣きをしたり、かんの虫になったときに呼ぶと、包丁で空を切り祈祷した。内容ごとに頼む人がいた。
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オイナリサン
1985年 埼玉県
おこもりの夜カジツキをした。志願者の男子に目隠しし、幣神を持たせ中央に座らせる。他の子供は太鼓を叩きながら囃し立てる。やがて体が震え、カジツイタと分かる。どんな歌にでも合わせて踊ってくれる。元に戻った後は、踊ったことなど何も覚えていない。
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オイナリサン
1988年 埼玉県
オコモリの時、子供に目隠しをし、両手で幣神を持たす。他の子供らは周囲で太鼓を叩きながら唱え言を唱える。そのうちカジリツイタ、すなわちお稲荷さんが憑く。色々尋ね事をしたが、遊びなので、失せ物や縁組のような難しいことを尋ねることはなかった。
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