ナナフシギ 1920年 広島県 安芸宮島七不思議。白色の神馬・かつて多数島に棲息していた猿の行方・藪崎の神鳥・数万の龍燈・彌山の潮計石・松明の飛行・底無し井戸。
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ミヤジマノナナフシギ 1936年 広島県 宮島の七不思議。赤い着物を着た人に首をつかまれて飛んでいたが、おりたところが京都だった。だれも灯さぬたいまつの火が見える。山で笛の音が鳴り響くことがある。神様にあげた馬は茶色でも後に白くなる。その馬が鳥居から社殿まで走り、そのとき厳島の神様が見えるという。白い馬が神様のお使いをする。雨の降った朝は、大人の4、5倍の足あとがある。
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ナナフシギ 1932年 香川県 讃岐の七不思議。山を越えて海へ逃げるという、安戸池の鯔(ぼら)。龍灯が海から来て点る、白鳥村の龍頭の松。善人が座ると動くという、志度の浦の動石。行えば必ず雨が降るという、由良神社の甕洗い。人が踊ると神池も踊る、苗羽村の聖社。赤黒い水を湛える、屋島の山上にある血の池。海に身を投げた糸撚りの女の魂が残るという、高松の糸撚りの浜。
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ナナフシギ,マツバラコ 1916年 長野県 松原湖の七不思議。御渡り。昔畠山重忠がこの石の上で龍を退治したという浮島。龍退治のとき八方に飛んだ龍の鰓の玉が化石化したという小玉石。龍退治の後に湖中に築いた納経塚。祭りの当日に梢に星が出現するという星見の松。正直者でないと見つけられないもろ葉の薄。根本から7本に分かれている風尾の松。
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ミヤジマノナナフシギ 1981年 広島県 宮島の7不思議。島巡りと神鳥、竜灯、弥山の松明、弥山の拍子木、みさき、雪の足跡、蓬莱。
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ナナフシギ 2005年 三重県 神島には七不思議がある。切り株から新芽が出て生えた松、8月のゴサイの日に鮫が集まる洞窟、「オンボ、オンボ」と泣いてお婆さんに負ぶさってきたというオンボ石、岩屋と伊良湖は繋がっている、月夜に光る鏡石、天狗の座敷と呼ばれる玉砂利の引かれた場所、花が咲く石についた苔もの7つである。
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リュウトウ,サントウ 1989年 石川県 一本木諏訪神社では、火の玉をした龍燈が十二月晦日の夜に海中の大石のほとりから出現して、神社へ飛び移り、また飛び戻る。突端の岬を龍燈崎とよぶ。
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ナナフシギ 1920年 山梨県 甲州の七不思議。甲州善光寺の如来、八右衛門家の鼠、人語を話す馬、牡鶏になる牝鶏、6月の雹、七面山鳴り御池の水にごる、作十郎方の鍬に草生ず。
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(ヒカリモノ) 1982年 東京都 享保12年閏正月頃より、亀戸天神社の東にある香取明神社の森に光物が出る由の申触が出ていたところ、5月29日に突然鳴動し神木の松の木が折れ、その枝に白い御幣が付いていた。誰が言うでもなく、これは常陸国の安馬大明神が飛んできたのだと噂が立った。
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リョウマ 1935年 長野県 長野市郊外の相原神社では藁製の馬を献ずる。この馬にまつわる伝説が『桐原八景』にある。信州水内郡相桐は桐原というが、そこに成務天皇の時代、壬申年2月8日この野に龍馬が出現した。村の長がこの龍馬を捕らえて天皇に献上した。この龍馬は天皇崩御の後虚空に飛行し不尽山に入り、推古天皇の時代に不尽山を出て甲州に下った。甲州曽我の大臣はこれを捕らえて聖徳太子に献上して聖徳太子はこの馬に乗って7日間虚空を飛行し、霊山奥窟に分け入った。太子崩御の際には葬礼に供し、廟の前で死んだという。
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ナナフシギ,ヨウカイ 1973年 東京都 寛政11年夏江戸の七不思議。あやしい獣を捕えた。女が卵を生んだ。1匹の牝犬に2匹の牡犬が交尾していた。子児が桶で水死した。和睦の後に刀傷におよんだ。三日月井戸の争論が3日にはじまり、次月の3日に和睦した。鎌倉権五郎景政を祭った社に影政の眼を射た人の末裔が参詣したら目がつぶれた。
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(ナナフシギ) 1975年 長野県 上諏訪には七不思議がある。不言堂の壁の穴に紙をあて日に透かすと、下諏訪の三重の塔が写る。毎日巳の時に雨が降る。根が八方にはびこる杉がある。湯山から落ちる所の口を塞げば湯が落ちない。諏訪湖が凍った時、「さわたり」という狐が通った後に人馬が通れるようになり、春に狐がまた渡ると通るのを止める。祭礼時に献上される鹿の頭の数が必ず75である。湖上に富士の影が写る。
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イツクシマノナナフシギ 1981年 広島県 厳島の7不思議。宮うつし貝、サルの口どめ、つごもり山伏、多賀江念仏、そとば石、満干岩、厳島の神馬。
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カラス 2003年 山口県 志度石神社付近の山には翼の下に白い紋のある烏がいて,神様の御手飼だとされる。正月11日御鳥喰と言う神事を行い,この烏に食物を与える。烏が供物を啄ばまない年は凶作だと言う。
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ナナフシギ,リュウトウ 1975年 高知県 土佐国幡多郡の蹉跎岬の蹉跎明神に、天と海中とで呼応して光る天燈竜燈がある。他にへこんだ形の潮石、丑の時に現れ小笹を食う竜馬、下の石を揺すると上の石が動き出す震石、打つと金属音のする金石、毎日午の時に雨が降ること、雨が降っても日照りが続いても水量の変わらない不増不減水。
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リュウトウ 1967年 茨城県 赤い火の玉が水の上から空に舞い上がり、川に沿って神社の参道口にある松のこずえで消える。次の火の玉が次の川から上ってくるというように、一晩中竜燈があがっては消え、あがっては消えていく。
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リュウトウ 1989年 富山県 朝日山の山腹にある観音堂の前の松に、毎年正月朔日と六月十七日の夜龍燈がかかる。本尊の観音様が太田浜から上がったものだが、龍燈は三ヶ所一団となって牛島から飛来する。
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シチホンザメ 1934年 三重県 旧暦の7月7日、神島ではゴリの岩屋の側に、7尾の鮫が来るという。
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ナナフシギ 1973年 山梨県・静岡県 寛政3年甲斐国七不思議。善光寺如来が汗をかく。大きな鼠が猫のように鳴く。馬が人語を喋る。牝鶏が牡鶏になる。雹が降り鳥獣が死ぬ。池の水が濁る。鍬の柄に葉や枝が生え花が咲く。
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ハクジャリュウジン 1975年 島根県 日御碕神事の際は神主が波打ち際に立つのだが、毎年同じ時間に沖から藻の上に乗った小蛇がとぐろして流れてくる。神主はこれを受けて神前に供えることになっている。その蛇は1~2日で死んでしまうのだが、これを干して固めたものをつくり、信仰の対象として欲するものがあれば授ける。その蛇は紫白ではなく、黒ずんだ白蛇だといわれている。
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