タタルトチ 1955年 高知県 タキを神体としたものをミダキといい,荒神は絶壁などをタタリジ,イラズバと説明している。
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オビタキ 1983年 香川県 オビタキというお化けは大きな火をたいていて、近づくと向こうへ行くという。
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アンダ・タキ・ヌチ 1986年 沖縄県 アンダ・タキ・ヌチはアンダ岳の主である。
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カミサン 1989年 鹿児島県 東江広雄家の元屋敷の上にあった神さんにもタタリがついており、谷村氏の次男にタタリがあったので、谷村さんから移して祀ったところ、タタリがおちた。
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ウシタキサン 1981年 和歌山県 ある家で飼っていた牛が管理不充分で逃げ出して、転んで死んだ。牛はしっかり繋いでおかなかったのが悪いのだと家人に祟ったので、牛タキさんとして祀った。
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ヤシキガミ 1964年 群馬県 屋敷神を氏神さんという。
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タタリ 1966年 静岡県 不動様が祀られている黒滝の渕にいるアメノという魚を獲るとタタリがあるという。また、渕に小便をした人にもタタリがあって死んでしまったという。
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シノヨソク 1944年 愛知県 子供が死を予期していると思われることがある。ある子供は「5つの時に善光寺様へ行く」と言っていたが、5つの春に死んだ。別の子は「これ、わしの墓だぜ」と親を気持ち悪がらせていたが、じきに死んだ。
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コエ 1974年 鹿児島県 六部がお堂にとまっていると、神が「5つの時にカワドイ(意味不明)にあう」と言うのを聞く。自分に子供が生まれている。5つになったとき、豆のご飯を炊き、藁人形を作り川に投げたら子供は助かった。
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ヤマンバ 1942年 高知県 土佐山村桑尾字上地主にヤマンバのタキと呼ぶ地名がある。昔その近くに毎年豊作の稗畑があり、家も栄えた。持ち主は奇怪を怖れて畑に火を放つと畑中から山姨とおぼしき者が半焼けとなり飛び去った。その後この家は落ちぶれてしまった。
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オオビタキ 1981年 香川県 妖怪オオビタキ、オビタキは夜中に大火をたく。えんまはんのような顔をしたものが頭巾をかぶって畳半畳ほどの火を4人で担いで走ってくるという。相撲取りの恰好をして山からナワスジを通って火を担ぎながら下りて来るともいう。
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ヤマンバ 1942年 高知県 土佐山村の「ヤマンバが憑く」とは、豊作が続いて家運が栄える様を言う。山姨は八町四方の森林が無ければ棲まず、常にタキを住処とし、飛翔できる。この村には高川の先祖にも山姨の稗畑の伝説があり、菖蒲の部落にも山姨ヶ谷の地がある。
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テング 1972年 石川県 季節の変わり目に天狗が太鼓を打つ音がよく聞こえたという絶壁がある。
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キツネ 1972年 千葉県 話者が雪の日に寺に行き、山の中で道を間違えて絶壁の前まで出て気がついた。狐に化かされるというのはこういうことかと思った。
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テング 1922年 神奈川県 夜遅く集会などから帰る途中に、不意に提灯をとられて高い木の頂上へ持って行かれたことがあった。これも天狗の仕業である。
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オオクボノヤマノカミ 1964年 群馬県 四ツ又山の頂上に天狗様、右隣の山の頂上にロクヤサン、左隣の山にアタゴ(愛宕)サンという神をそれぞれ祀る。
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タタリヤマ,ケガヤマ 1957年 山口県 変事のあった場所の周辺の木は伐られず人も近寄らない。タタリ山やケガ山と呼ばれる。怪我をしたり、神楽囃子が聞こえたり、大木の倒れる音がする。赤子の泣き声がしたり、すーっと気が吹くことがある。
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イラズ 1975年 高知県 入ってはいけないイラズという山がある。頂上にはイラズ様が祀ってあり、何年かに一度、太夫が行って祭りをする。
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テングイワ 1932年 長野県 高社山の頂上に天狗岩というのがある。
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ウオミ 1980年 漁師の中には魚見という者がおり、彼は高い山の頂上から海上を見て、海中に魚の来るのを知ることができる。さらにどの種類の魚がいるかが分かるという。
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ギョウジャ,ギョウジャサマ,(キトウシ) 1989年 長野県 祈とう師のことを行者あるいは行者様という。病気平癒・地祭り・方角・祝殿の祭りや屋敷神の祭り・悩み事・祟りごとのあったときに願う。八部の経をあげるという。
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