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検索対象事例

シロギツネノホウジュノタマ
1976年 福島県
大正8年頃、白狐の宝珠の玉を拾う。白い毛で中に芯がある直径4センチくらいの丸いフワフワしたもので、巫女によると、京都伏見稲荷から奥州の塩釜さまにおつかいに行く途中で落としたものだと言う。

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ビャッコノホーシノタマ
1991年 福島県
朝早くに、2羽で宝珠の玉といわれる、丸い小さなフサフサした手にのせると暖かいものを拾う。白狐が千年たつと尾の先にできるものである。戦後、神社に納めるが、ある日、拝み屋のところで宝珠の玉と話したところ、大変しかられた。
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ビャッコノホーシノタマ
1996年 福島県
白くて丸いフワフワした暖かいホーシの玉を拾う。百年たった白狐が尾の先から落とすものである。その後、神社に納めるが、ある時頭に白いものがのっていると言われ、拝み屋さんに見てもらうとホーシの玉の話を聞いて伝えてくれた。
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キツネノケダマ
1993年 滋賀県
狐の毛玉は直径3~4㎝の白い球状の毛で、老いた狐の尻尾の先端が離脱したものである。これを拾ってくるとその家はお稲荷さんをまつらねばならず、また年に一度は祈祷師を呼んでお参りをしてもらわなければならない。粗末に扱うと火難をこうむるともいわれる。村にはこの玉をまつっている家が3軒あった。
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フワイノタマ
1941年 岐阜県
筆者の少年時代にあったこと。夜に風が激しく吹き荒れた秋の朝、高山法華寺の住職が掃除中にフワイの玉を拾った。それは、狐色をした柔らかな毛の塊で、大きさは白粉刷毛くらいであった。そして中に小指の先ほどの肉塊があるようだった。住職が言うには、これは狐が年をとると尾の先にできるもので、おそらく昨夜の強風で吹き落とされたものであろうとのことであった。
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アヅキアライ
1955年 長野県
稲荷の神使は狐であり宝珠(ホーシノタマ)を持っている。軒下にいた狐の宝珠を拾って祀った人もいる。狐の尾が落ちで、その端が宝珠に似ているのである。
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キツネ
1937年 秋田県
お稲荷様の御使の狐には、尾に輝く宝珠がついている。
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キツネモチ,キツネノタマ
1922年 岡山県
狐持になるには路で狐の玉を拾う。それはまん丸の白い毛の玉という。それを拾うと何時来るとはなく狐が集まってくる。その大きさは鼬かそれより少し小さいという。その狐は玉を拾った人だけに見える。その狐を飼っていると貨幣などを集めてきてだんだん富み栄える。拾った玉を捨てれば狐も共に去るが、富も投げ出さねばならず、以前にまして貧乏になる。
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タロベエキツネ,キツネ
1929年 島根県
悪戯をする太郎兵衛狐がいた。和尚に変化自在の「玉」を取られた太郎兵衛は、お殿様のお成りの時に、殿様に化けて、和尚の寺に行った。和尚は殿様に宝珠の玉を見せたが、これは私のものだと言って、殿様に取られた。気付いた時はすでに遅く、玉はなく、和尚は呆然となった。
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ビジョ,シンセキ
1939年 香川県
漁夫が不思議な石を拾い、卜者に見せると海神から賜った神石だと言われた。その玉は理想の夫が見つからずに入水した美女の魂が小石になって漁夫に拾われたのだという。
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(クツネノケタマ)
1980年
昔、上のの宮の床の下から、きつねの毛を丸く集めた玉が2~300個でてきたという。
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(ワンカシブチ)
1987年 山梨県
北巨摩郡長坂町片颪の清泰寺の方丈白雲は釜無川の曲淵から膳椀を借りて、何者が返すかを確かめたいと思ってわざと返さずにいると、5日目の夜に美女が請求に来て、その手を切り落とすとそれは大蛇の足だったという。
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キツネノホウジュノタマ
1977年 神奈川県
平太夫という神楽師のもとに狐が娘に化けてやってきて、両者は神楽の踊り比べをした。狐は降参し、人を化かすときに使う宝珠を平太夫に譲った。しかし、この宝珠がないと仲間外れにされてしまうので、一生の間稲がよくとれるようにするということと、以後人を化かさないということを約束して、狐はそれを返してもらった。
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キツネ
1933年 長野県
夜遅く村の中の道を歩いていると、ピカピカ光る綺麗な玉が転がっていた。拾うとその拍子に額に喰いついてきた。仰天して尻餅をつき気づいてみれば山の洞にいた。
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キュウビノキツネ,イシ
1970年 滋賀県
九尾の狐が中国から来て美女に化け、妃になっていたが、山鳩の尾羽を輪にして覗くと狐の本性が現れたので関東の那須の原に逃げて岩と化した。この岩に近づくもの壊すものが死ぬので、ある坊さんが経を上げ、玄翁で粉々に砕いて全国へばらまいた。その一つが話者の家にあり、毎月17日に赤飯を供える。この石をなぶるな、庭石に使うな、この石は家の難逃れになる、などという。
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ホンショノタマ
2000年 山形県
小坊が狐の宝珠の玉を盗んでやろうと、子狐をだました。狐たちが玉を取り返そうと相談するが、その場に呼ばれなかった狐がのけものにされたと思って、小坊に計画を漏らした。大名行列に化けてやってきた狐たちは、本堂に閉じ込められ、小坊が放した犬に噛み付かれて死んだものもいた。
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キツネ
1985年 和歌山県
狐に憑かれた人がいたので、その人を部屋に閉じ込めておいて玉置山のお稲荷に参り、もらってきた御幣をもたせて治した。ある人が具合が悪くなって寝ていた。その家の人が側で寝ていたら、白い狐のようなものがいたので石をぶつけて殺したら、病んで寝ていた本人が、石をぶつけられて殺されてしまったと言ったことがあるという。
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ケノオイタルダマ
1980年 茨城県
近頃、常陸国の玉造という所に住む、渡辺長七という男の家に、毛の覆った玉が2つあった。これは狐が持ってきたものだという。硬くて少し黒みがかり、常に暖かいという。
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リュウグウブチ,ビジン
1962年 山梨県
桂川が迂回するところの杵岩の下が淵になっている。昔、ここの百姓が杵岩の上で木を切っていてあやまって斧を淵に落としてしまい、淵に飛び込んで拾おうとすると、淵の底から美人が現れて竜宮に連れて行き、1年あまりも楽しく過ごした。いとまごいをすると、斧の代わりに黄金の玉をくれた。淵から出て家へ帰ると宝珠は忽ちなめらかな丸石となった。よって、宝珠石と名付けて悉聖寺観音堂に納めたが、何者かに盗まれて今はない。
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オウゴンブツ
1973年 和歌山県
文政8年の春に、熊野本宮社に堤を築こうとして、境内にある大黒島という岩山から採石していた。作業者が休憩したら、巌上の土砂が崩れるが、作業中には崩れない。また多くの烏が集まってきた。心弱い人は逃げだしたが、強い人が作業を続けると、土中から甕が出てきた。その中には黄金の阿弥陀仏が入っていた。
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カッパ
1991年 滋賀県
梅吉という爺さんが住んでいた。ある日お坊さんが「この玉をあずかってください」といって出した5つの白い玉を預かった。しばらくすると子供がやってきて、その玉を欲しいといった。お爺さんは断ったが聞かない。河童が化けていることに気付き、「相撲をして勝ったらあげる」といって相手になり、その玉を隠そうと益田川の大井のところに行くと相撲をしていた子供が先に来ていた。うろうろしている間に玉は無くなっていた。子供は河童が化けていた。
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