国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

フィヂュイヂー
1932年 沖縄県
死人に直接触れるとその触った手が腫れて、それがだんだん全身にまわって死ぬという。15、6年前、玉城村からとなりの具志頭村へと継いだ娘がいたが、そこにはこの考えがなかったため娘は素手で湯灌したところ、そこから腫れてついに死んだ。

類似事例(機械学習検索)

(ゾクシン),ウマレカワリ
1933年 長野県
死んだ人の手の平に字を書いてやると生まれ変わって来た子供はその字を掴んでいる。死んだ人の墓の土で洗わないと落ちない。
類似事例

シシャノミモト
1949年 和歌山県
死者が腐敗して身元が不明なときでも、身内の者が死者の身体にさわると鼻血を出すという。
類似事例

オニババ
1932年 長野県
埴科郡清野村のお寺山の中腹に住んでいた鬼婆は、旅人を取って食っていた。旅の僧をつかめて山へ登り始めた鬼婆は、途中で石につまずいて転んだ拍子に石に変わった。その後誰でもその石に触ったのものはすぐ死ぬと言われていた。
類似事例

シソクモチノキツネ
1954年 山梨県
病人のところに法印が押しかけ、この狐は何某の狐だと名指すと、病人の親は怒り、名指された家の婆を殺すと言って暴れる。また、某家の娘が熱病をした際にも、法印が来て畑に連れ出し、笹で熱湯をかけていると、家人が杓子で湯をかけ、娘は死んだという。家人は、狐が落ちると病人の体は喰い切られて死ぬ、と法印が言ったのを信じていたという。
類似事例

オオサキ
1966年 埼玉県
人の世話をしたがうまくいかず、恨まれて病気になった老婆がいた。「豆腐が食いたい」というので持っていくと食べた。死んだあと体を見ると、脇や腰の下に毛がついていた。オオサキに憑かれたため死んだとのことである。
類似事例

(ユウレイ)
1943年 高知県
近所の爺さんが若い頃棄てた女が訪ねてきて、どうにもならず首を吊って死んだ。それ以来その女の霊が妙齢の娘に憑く。
類似事例

イキリョウ,ツキモノ
1922年 京都府
村にお梅という娘があった。あるとき娘は養子を迎えたが、養子はその母親とできてしまった。それから母は娘をいろいろ苦しめたが、娘がふと憑き物に疲れてしまった。百万遍の僧が理由を尋ねると、母の生霊が憑いていることがわかった。憑き物は落ちたが娘は衰弱して死んでしまった。
類似事例

ナガムシ,ジャタイ
1982年 群馬県
赤城山へ16歳の娘は登ってはいけない。赤堀の道元という大尽の娘に、夜な夜な誰か通ってくる。着物に針を刺して血をたどると、それは蛇だった。娘は赤城山へ行き、小沼に入って蛇体になった。毎年5月8日にはその小沼におひつでこわめしを流す。おひつは一旦沈んで、空になって浮く。また、5月5日には女は菖蒲酒を飲み、菖蒲湯に入ると、宿った蛇の子が流れる。
類似事例

オンナ
1921年 岩手県
上閉伊郡上郷村に住んでいた美しい娘が急病で死んだ。その3年後、六角牛山という深山に狩りに行くと、女がいて、死んだようにみせかけられ、人ではない夫に連れてこられたのだという。狩人はこの話を他の人にすると、女の命も自分の命もなくなると言われた。
類似事例

ババノカオ
1941年 秋田県
婆様の死体に触れた手で爺様が自分の顔に触れると、婆様の顔がくっついた。村を追われ、旅に出るが、その後、ふとしたことから婆様の顔が離れ、爺様は逃げ出した。
類似事例

クモ
1958年 石川県
毎年人身御供として娘を蜘蛛に差し出していた村があった。ところがその村を訪れた富山の薬売りが娘の身代わりとなって蜘蛛に近づき、短刀で刺して退治した。おかげでそれ以後は人身御供は絶えてなくなった。
類似事例

シニン
2000年 大阪府
一里ばかり郡を隔てて男のもとに通う女がいた。ある夜西河原の宮の森にさしかかると、いつもの一つ橋が流されて向こう岸に渡れない。女は行き倒れの屍骸を橋代わりにして渡ろうとする。するとその死人は女の裾をくわえて離さない。女は引き剥がして渡ったが、いぶかしがり戻ってわざと裾を死人の口に入れて、死人の胸板を踏んだ。すると先ほどのようにくわえた。足を上げると口が開いた。死人に心はなく、踏むと口を閉じ、離すと口をあけるのであった。そのことを男に話すと、男は肝をつぶし女を遠ざけてしまった。
類似事例

トクラノドクガワ
1956年 宮城県
昔,この地の素封家に美しい娘がいた。何時からともなく,夜毎娘の所に美しい若衆が通ってくるようになり,娘は目に見えて憔悴していった。母が色々問いただした結果,男はどうも化生の者らしいということになり,両親は田束山のお上人に相談した。上人の教えに従い,小豆5石を大鍋で煮てその煮汁を七日間川の上流から流したところ,翌日に川の主の年を経た大鱈が死んで浮かび上がった。娘もやがて回復した。その川を毒川と呼び,また鱈を煮るとき小豆を入れると骨まで煮えると言われている。
類似事例

ウマレカエリ
1944年 山梨県
ある貧家の子供が病気で死んだ。母親が「次の世では御大尽に生まれ変わって来い」と因果を含め、左腕に名を焼印してやった。かなり経って、他の村に焼印を押された、そっくりの子供が生まれた。だから人が死ぬときは引導をきちんと渡してやるものだ。
類似事例

バケモノ
1937年 福井県
午前三時頃に家へと帰る途中、肥桶の上にいる人を見かけた。声をかけたが返事がない。それに怒って棒で叩くと、その人は恐ろしい顔となった。化物だと思って急いで帰ったが、追いつかれて、叩かれた。そのときにすごい匂いがしたというが、叩かれたこの人は一週間後に死んだ。
類似事例

(ヤマノカミトウジガミノモンドウ)
1940年 和歌山県
ある巡礼が、山中で日が暮れたので山の神に願って野宿していると、夜中に山の神と氏神の問答を聞いた。氏神の呼びかけに山の神は客がいるから出られないと答え、山の神が尋ねると氏神は病気はあぶで年は18と答えた。巡礼は不思議に思って旅立ったが、18年後、その村で大工をしていた18の男子が、あぶをのみで追い払っているうちに喉をついて死んだ。巡礼はその子の寿命で仕方ないと諭したという。
類似事例

ママコバ
1979年 鳥取県
母が継子の手に煮立ったものをのせたため、継子の手は火ぶくれができた。それが継子葉で、葉の真ん中にある実が水ぶくれだという。
類似事例

ゴゼ,タタリ
1985年 愛媛県
昔一人の瞽女が道に迷って村に来たが、村人が親切に遇さなかったため石の近くで餓死した。その石を瞽女石と呼んでいる。瞽女死後祟ったので、村人は修験者に頼み鎮めてもらった。
類似事例

(ゾクシン),(シノゼンチョウ)
1933年 岩手県
手を洗った水を振りかけられると死ぬ。
類似事例

(ゾクシン)
2001年 青森県
妊婦が死人に触ったり葬式の野送りに出たりすると、アザのある子供が生まれる。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内