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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イシ,ゴシンタイ
1983年 山梨県
雨坪のAさんもアゲボトケをする。これは、おばあさんが西山の温泉に行ったときに1つの石に後光がさしていて、その石に西山の権現様のオタマシイを入れてもらってきたもので、これに触れば3代前くらいまでわかるといい、よく当たる。

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フドウミョウオウ,ヤマトタケル
1984年 山梨県
Aさんが18・9歳のころ、天気のよい日に今日桑を切らないと雨が降ると言った。誰も信じなかったがそれが当たり、そんなことが2・3回続いた。そこで屋敷神の不動明王でオウカガイをするようになり、評判になった。そのうち、ネギサマであるBさんが日本武尊の石祠を寄進してくれたので、以降はそれで石占をたてている。戦争中は出征中のAさんに代わって奥さんがかわりにやり、石の上がり具合で良し悪しを決めた。
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フドウミョウオウ,ヤマトタケル
1984年 山梨県
A家では、戦前には不動明王でオウカガイをしており、それがよくあたると評判になり、ネギサマであったBさんが日本武尊の石祠を寄進してくれた。それ以来は、それで石占をたてている。
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カミカクシ
1983年 千葉県
Aさんが小学校3・4年ころまでカミカクシがあった。山の神がするものだといわれていて、カミカクシにあった子供のこめかみにはその証拠にアザができる。
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イシボトケ
2003年 三重県
「潮ボトケ」「ぬれボトケ」ともいわれる。明治初年,当村の弥吉老人に次のような夢告があった。「我は本地地蔵菩薩である。因縁によってこの場所に現じた。心から祈願するものには腰より下の病を治そう。また,私は海水に浸るところにいて諸人の代わりに苦患を洗浄するつもりであるから,石を高所に移してはならない。」志摩町潮音寺住職児玉芳山もS8年4月下旬以降の祈念によって宿病が快癒した。
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カンノンサマ
1983年 山梨県
Aさんの「うちの守り神さん」である観音様は、馬頭観音と石である。もとは一対で林にあったが、明治20年ごろの水害で1つが流されて、残っていたものを持ってかえってきた。世襲ではなく観音様が夢枕に立ったので、占うようになった。オウカガイでは、「観音様おしえて下さい」と問うと、良ければ石が持ち上がり、悪ければ持ち上がらない。
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ゴンゲンサマノタタリ
1964年 秋田県
Aさんの内神の御神体のささら獅子の念が移った石は長い間土中に埋まっていた。Aさんの長男が頭病みのため、サイドウニンに見てもらうと、この石がずっとヒナギの下に埋まっていて頭を足下にされているたたりで、それを掘り出して欲しいといっているのだと占われた。焼け面の茶色の石で、心なしか目鼻や毛がついているように見えた。それを権現様として着物のかわりに布をかぶせまつっている。子どもが腹痛を起こしたとき、この石でまじなうと治る。
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(アマテラスオオミカミノタタリ),(カミダナノタタリ)
1964年 秋田県
現在堀之内に住んでいるAという人は石を占いの道具にしているのでイシガミサマともいう。医者の見離した病気の原因や、行方不明者の生死など、困ったときに占ってもらう。漬物石のような石を持って何か唱えごとをすると、その石が急に軽くなってとびはねるようにもちあがる。B氏は夫が肺病で死んだときに見てもらったら、天照大神(神棚)にお水をあげないからだといわれた。言うとおりだったので、こわくて身体が震えたという。
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オウカガイ
1985年 山梨県
Aさんの小さい頃、観音寺のそばにあるお地蔵様のようなもののなかの、首のないもので一部の年寄りがオウカガイをたてることがあった。自分のことを占うのだが、願い事がかなうときは軽くあがり、かなわないときは重くてあがらない。
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タケコマサマ
1964年 秋田県
現在堀之内に住んでいるA氏は石を占いの道具にしているのでイシガミサマともいう。角館にはA氏の姉のカミサマがいる。この人は27、8才のころから目が見えなくなったが、神様や仏様が飛んでくるのが見えるようになった。殿様や切腹した侍がくるとその真似をする。それが治らないので、神様におつかわれするようになればなおるといわれた。その1ヵ月後に竹駒様がついたので、神社に参拝しておつかわれするように決めた。すると2週間で目が開いて、3週間ですっかり見えるようになった。
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テングサマ
1961年 山梨県
片颪に大きな石があり、真中に人間の右足に似た形の穴がある。これは昔八ヶ岳山麓に天狗様が住んでいて、山麓の密林の中から釜無川の方に出てきた時に、石から石へ飛び石伝いに来たのでついたものという。
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ロクベサン,カミサマ
1988年 宮城県
子供についたお稲荷さんを落そうと祈っている時、六部さんという出羽三山から降りてきた神様が憑いた。4代前の母方の曽祖父で、三山教の六部さんだと教えられた。
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オミョウジンサマ
1983年 山梨県
Aさんの屋敷神の1つにオミョウジンサマがある。昔(42・3年前)、羽田峯生商店の屋敷を借りて住んでいた時に祀っていたのを今のところに移る際に移した。80年くらい前に3代先のおじいさんがセイハンで手を切り、占いをしてもらうと、「蛇を生殺しにしていたからタタル」といわれ、山中のオミョウジンサマを祀ればいいということで、祀るようになった。
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ゼンコクノカミサマ
1964年 秋田県
現在堀之内に住んでいるAという人は石を占いの道具にしているのでイシガミサマともいう。医者の見離した病気の原因や、行方不明者の生死など、困ったときに占ってもらう。漬物石のような石を持って何か唱えごとをすると、その石が急に軽くなってとびはねるようにもちあがる。占うときには全国の神様を呼び集めて、その神様が名乗るので、してもらいたいことや人の運命をカミサマの口を借りてしゃべる。
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ヤマンバ
1983年 静岡県
三子様の上にあるつぶて石は不動岳から山姥が投げ込んだという伝承がある。
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イシ
1964年 秋田県
現在堀之内に住んでいるAという人は石を占いの道具にしているのでイシガミサマともいう。医者の見離した病気の原因や、行方不明者の生死など、困ったときに占ってもらう。漬物石のような石を持って何か唱えごとをすると、その石が急に軽くなってとびはねるようにもちあがる。そうするとその人は生きているし、重くなって下にさがるとその人は死んでいる。
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イワイガケサン,アマゴイ
1980年 広島県
大きな岩が宮に立っていて、イワイガケさんといった。雨が降らないときはサイダー瓶に水を入れてぶつけ、神主さんに拝んでもらった。イワイガケさんは、雨を降らせてくれる大きな蛇であるという。
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キラキラヒカルモノ,ユメマクラニタツ
1989年 山梨県
タカギシゲンザエモンという人が、猟をしにいき、池太神の池の周りを歩いていたら、水面にキラキラ光るものが見えた。「魔物じゃあうち殺す、神ならこの矢にけってとまれ」というと止まった。家に帰って寝たが、屋鳴りがして怖い。夢枕に立ったので、東山の大家のロクベエさんとキタナカムラの人と有志の衆の3人でヨーゴー岩という大きな石の上に置いて祀ってきた。そしたら夢枕に立って、「俺はまだ8町行ったところだ」というので、行ってみると大きなお池があったのでそこに祀った。
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カミサマ
1989年 山梨県
昔タカギシゲンザエモンという人が、池太池へ猟に行った。弓で射っても弓が当たらないので、「マユミのものじゃあなぁ、この弓とまれ」といったら、神様がとまった。うちへ連れてきて置いたら屋鳴りがした。それで、夢枕に人が立って、「仏祀れ」といわれたので、オミョウジンサマに祀った。そうしたら、まだ「ここじゃねぇ」という。「ここから1里8町」というので、七面山にヨーゴー石というのがあり、そこへ祀ったら、まだ「8町むこうだ」といった。
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シンケイヤミ,キダマギ
1981年 東京都
昭和のはじめ、o氏の長女pがイトコと2人で遊んでいてブヨに刺され目蓋が大きく腫れあがった。pの母はなぜpだけがこうなったのかと心配しすぎてシンケイヤミになった。Fミコに見てもらうと、oが屋敷の隅の、屋敷を守る住吉様がのっている杉の木の根を伐ったのと、山で精霊の宿るキダマギを切ったためだと言う。Fミコの指示どおりにするとpも母もすぐに良くなった。
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キツネビ
1971年 福島県
A氏は若い頃に狐火を見た。5、60くらいずーっと提灯がつながって歩いていく。その正体が見たくて、塙の上のソウノダイラというところがあって、A氏のおんさまが川ぶちへ共同で水車を作っていた。その番にいったら狐火が向こうで始まった。こいつは行って見てやろうと這っていって、そばへ行くとまた向こうへ行ってしまう。そうしてまた行くと行ってしまうというようにどこまでも行ってしまう。
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