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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キジムナー,マモノ
1995年 沖縄県
戦前、屋嘉比島には8軒の家が移住してきたが、キジムナーや魔物に悩まされてここを出て行ったと言い伝えられている。

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マモノ
1989年 山梨県
現在の奈良田部落からみて早川をはさんだ対岸にある塩島は奈良田発生の地といわれる。この部落はずっと以前から住んでいた8軒の家と孝謙天皇さんについて来たお付の人たちのという2つの血統からなっている。前からの8軒はシマにあり、そこを塩島という。ところが塩島は白根山の山つづきで山から魔物が出て来て度々子どもをさらっていったので、その8軒の人たちは居平に移った。
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イシノフルイエ
1956年 宮城県
明治初年頃,荒町下区上久保に化け物屋敷と呼ばれた古家があった。夜になると屋根に石を投げつけられる音がするが,出てみると何もない。あるときはその家が火事のように見えるので人々が駆けつけてみたが,何事もなかった。
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ベンテンサマノタタリ
1933年 大阪府
弁財天の祠のある空き地に家を建てたが、その度毎に夜鳴りがしたり火災になったりして定住者が定まらなかった。しかし、それは実は、近所の漁師が石を投げたり板塀を揺らしたりして住人の立ち退きを面白がっていただけのことであった。
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アヤシキコト
1974年
相対替えした屋敷に住んだところさまざまな怪しいことが続いた。元の住人に話をしたところ、数代そこに住んでいたがそんなことはなかったという。家主によって怪しいことが起こったのだと世間は噂した。
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マジュツシ
1953年 鹿児島県
昔、この島の里山に魔術使いが住んでいて、沖を走る船をとめたり海上を歩き回ったりしたと言う。
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(タビノソウノタタリ)
1989年 長野県
九郎衛門屋敷(クロエムヤシキ)とか新右衛門屋敷(シンネムヤシキ)と呼ばれている屋敷は、昔旅の僧を殺して所持金を奪った祟りで廃屋になった。以来、その地に家を建てない。
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ユウレイヤシキ
1936年 京都府
字畑町の古屋敷は昔は一軒の屋敷であったものを3つに分けたため、そこに住むとよく病死し、夜は魔物が出るので幽霊屋敷と呼ばれる。
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ナマメスジ
1982年 岡山県
なまめ筋はありとあらゆる魔物の通る所という。そこに建つ屋敷では、夜中に木を切る音や武士が地響きを立てて駈けてゆく音が聞こえたり、坊主がお経を上げながら歩いていく音が聞こえた。また病人が続出したという。2度も火事にあい、その後家を別の場所に建て替えると不思議なことは起こらなくなった。
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カイカ
1967年 茨城県
多くの人家があった黒塚千軒は、神の頼みを聞き入れなかったので大津波によって砂漠となった。弁天様は移動させられ今も信仰が厚い。黒塚千軒では暴風雨の夜には怪火が見られると言われる。
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キジムナー
1963年 沖縄県
キジムナーは山辺から来るものとされ、赤ら顔で頭髪の乱れた格好をしたものという。夜漁師が松明をつけ舟をこいでいると現われる。火が消えそうになるとその火を持って陸の奥のほうへ逃げ去るという。現在でも晩、村外れに立っていると見ることが出来るという。昔からキジムナーと友達になれたら何でも得をするものだと信じられている。
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ヤマンバ
1942年 高知県
ある家に山姨が来て、食料を置いていったり、掃除をしたりしていたが、家人が見つけて驚きの声をあげたので、山姨は逃げていった。それからその家は家運が衰えた。この山姨は隣村の一宮村の家から飛来したものと伝えられている。
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ヘビ
1974年 宮崎県
阿州の二宮久太夫が日向国で宿を求めたところ、ある家に泊めてもらう事になった。しかしそこの亭主は病んでいて、首に細い2匹の蛇が巻き付き、その傍らに18、9歳の女2人が双六をしていた。主人が言うには、この蛇はこの女の執心で、1人が怒れば1匹の蛇が首を絞め、2人が怒れば2匹とも絞めるという。翌朝その家を出た久太夫は、お礼を言おうと数日後に戻ったところ家はなく淵になっていた。里人に聞けば、地震や風雨によって無くなったという。
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コメトギババア
1956年 宮城県
昔から化け物屋敷と呼んでいる場所がある。昔,夜更けにザックザックと米磨ぎの音がするので見に行くと,白髪の老婆が小川で米を磨いでいるのを見かけた。人々は怕しがってここを避け,化け物屋敷と呼んだ。その後この場所に三浦某氏が家を建てたが何事もなかった。それでも人々は化け物屋敷の名称を改めようとはなかなかしなかった。
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アオイヒ,シチニンヅカ,ヤマブシ
1915年 和歌山県
七人塚という所がある。昔、7人の山伏が住んでいた。ある日、沖を通る船を山伏たちが秘術で止めた。けれども、船中にも秘術を使う者がおり、沖から山伏を見つけ、秘術をもって7人の動きを止めたためたので、遂に死んでしまった。今も沖からその所を眺めると、怪しい青い火が夜光るという。
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キジムナー
1967年 沖縄県
キジムナーはおかっぱ頭の子供で家の裏側から入ってくる。戸を開ける気配は感じられるが姿はわからない。昼夜を問わず体調の悪いときに現れる。キジムナーに襲われることをウサーリンといい、圧迫されて動きが取れなくなる。隣に寝ている人がその人をたたくと逃げる。害はない。また他の説として松明のような明かりを持つ。いずれも住み処はガジュマルやウスクの木である。旧12月8日のムーチーの日にムーチーの煮汁をそれらの木にかける。魔除けという。
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キジムナー
1963年 沖縄県
キジムナーは、赤い髪のオカッパ姿で、赤い着物をつけた5、6歳の女の子と言われる。夜中に皆が寝静まってから、屋敷内の古いアコウやガジマルの古い木から出てくると言われる。キジムナーが家に入り、寝ている人がそれに押されると、苦しく、呼吸困難になるという。押されたときは大声を出すと逃げていくと言われ、押されても死ぬことはないという。
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キジムナーヒ
1960年 沖縄県
キジムナー火というのがある。最小1つの大きな火が飛んで、それがいくつにも分かれたり、くっついたりする。その通る速度は速く、それが通った海では魚が捕れないので、その反対の方向に漁に行くと言われる。また、久高島には、豚やアヒルの幽霊がおり、それに会ったら背を見せたり、またをくぐらしたりすると魂を奪われると言われる。
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クマイムシロ
1956年 宮城県
昔ここにある武士の屋敷があり,そこの姑が嫁を憎みいつも意地悪をしていた。ある夏,嫁に麦を搗かせて十枚の筵に乾させ,密かに一枚を隠して嫁に罪を着せ,筵一枚分の麦を盗んで他に売ったに違いないと日夜責め立てたので,嫁は口惜しさに井戸に身を投げた。その後毎夜のように幽霊となって現れ,一枚,二枚,三枚・・・九枚と凄惨な声で数えたので次第にその辺りを通る人はいなくなり,その武士の家も病死や発狂人を出して絶家してしまった。その後明治末頃まで,雨が降ってもその屋敷後の地面の筵九枚分の跡だけは濡れないと言って子供達が見物にいったものである。
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テング
1958年 香川県
西植田町までとどく柿の古木があった。その木で屋島寺をたてようと試みたが反対する者がおり、材木も一夜のうちに運び去られていた。この柿の木を切る時は天狗たちが手伝いに来たという。
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キジムナ
1966年 沖縄県
中嘉地に大屋という屋号の家がある。その家の奥には一本の木があり、昔大屋の主人の妻は、この木に毎日煮立ての芋を置いていた。するとその木にはキジムナが住みつき、やがて大屋の主人はキジムナと仲が良くなった。キジムナは漁にでれば大漁をもたらしたことから、これを大切に扱った。すると大屋はますます栄えたという。
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