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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

コエ
1974年 鹿児島県
ある男が山に泊まっていると、神が「男の子だったが20になったときカワドリにあう運だ」というのを聞く。帰ってみると自分に子供が生まれている。子供が20になった5月15、16日に魚釣りに行く。イトヨリが非常に多いのでつかまえようという子をとめて連れて帰る。次の日は魚が一匹もいなかった。その子はそれで助かった。

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カミ
1974年 鹿児島県
ある男が木の洞で雨宿りをしていると、男の子が7、8つのとき池主から取られる運だという神の話を聞く。7つの5月16日に団子をこしらえ親子で食べていると助かった。その子は長生きする。5月16日にイノチナガといって長い短い団子をこしらえるのはそのためである。
類似事例

ヤマノカミサマ,スイジンサマ
1974年 鹿児島県
狩人が山で、その晩生まれた子が数年後の5月16日に水神様にとられるという神様の話を聞いた。それはその晩生まれた狩人の息子であった。数年後の5月16日、狩人は息子を柱にくくりつけて事なきを得た。昔は5月16日はきゅうりに子供の名を書いて川に流したという。
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ヤマンカミサマ,ジゾウサマ
1933年 熊本県
昔、子のない夫婦が地蔵様に祈ったら、嫁が妊娠した。婿が仕事で山に入ったとき、山ン神様が「今度生まれる子は14歳のときに河難がある」と話しているのを聞いた。生まれて14歳になった子が魚釣りに行ったとき川に落ちたが、どこからか坊様が来て助けてくれた。その坊様は地蔵様が変じたものだった。
類似事例

ウンサダメ,カミサマ
1977年 神奈川県
ある狩人が夜遅くなってしまうのでお宮に泊まっていると、神様がその狩人の家に生まれた子は「7つで水で終わる」と言っていた。この子供が成長して、ある日友達と釣りに行こうというとき、川上へ向かう途中で大蛇が出てきて狩人の子供を飲み込もうとした。神様の言葉を聞いて心配していた狩人は、用意していた銃で大蛇を撃って子供を助けた。
類似事例

カワミサキ,カワコ
1966年 山口県
川漁をする人が川で具合が悪くなるとカワミサキに逢ったという。仏様のママをいただくと、カワミサキやカワコには逢わないそうである。
類似事例

コエ
1974年 鹿児島県
和尚が泊まっていると、馬から駆けてくる人の声が「男の子だったが7つの年に七夕を流しにいってカワドイ(意味不明)にあう運命だった」というのを聞く。それはその人の子供だった。子供が7つになった年の七夕の朝、きれいな衣装を着せて川にやると、子供は川に入って死んだ。
類似事例

ヤマノカミ
1974年 鹿児島県
ある男が杉の木に泊まっていると、山の神が「男の子が7つになる日スズキに呑まれて死ぬ運」というのを聞く。帰ってみると我が子がうまれており、7つになった日柱にくくっておいて助かる。
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カワノヒト,ヒョウスボ
1965年 宮崎県
山人が山に泊まっていると、モミの木とその傍の木が「村で子どもが生れたが、五月節供に川のヒト(ヒョウスボ)にとられてしまう。どうしたら助かるか」「節供のチマキ餅を撒けば助かる」と話しているのを夢に見た。村に帰ると、生れたのは我が子だった。モミの木の言った通りにすると、ヒョウスボはチマキ餅を食べて、我が子は助かった。以来、五月節供にはチマキ餅を水神様に供えたり、川に撒いたりする。
類似事例

コエ
1974年 鹿児島県
六部がお堂にとまっていると、神が「5つの時にカワドイ(意味不明)にあう」と言うのを聞く。自分に子供が生まれている。5つになったとき、豆のご飯を炊き、藁人形を作り川に投げたら子供は助かった。
類似事例

オカネウムムスメ
1956年 宮城県
昔、名鰭沼のふちに夫婦が住んでいた。子どもになかなか恵まれず、願かけて神に祈っていると、春の猫柳の芽がふくれる頃、嫁の腹が大きくなり、ついに女の子が生まれた。しかし片目片耳の子だったので、人目をさけてボロに包んで納屋においておいた。あるとき用事で、どうしても子を背負って町にいかなければならぬことになったので、慎重に包んで出ていった。町の用事がすんで帰るとき、石の上に子どもをおろして休んでいると、腰のまがった白髪の爺さんがきてボロをはがして子どもを見て「これはいい子だ。神様の授かりものだ。今にお金を生むから毎朝米一粒ずつつかませておけ」と言い残して消える。ためしに米一粒つかませるとお金を一つ産んだ。夫婦はしだいに金持ちになったが、慾の出た夫婦は「うんとつかませたらうんと生むだろう」と、ある日つかみきれないほど米をつかませると、子どもは死んでしまった。
類似事例

マルイワノカシワン,ユメマクラ,ミズノカミサマ
1987年 長野県
昔,ある村に働き者の若夫婦がいた。子がいなかったが,川の水を大事にし,田圃の行き帰りに道祖神にお参りしているうち,男の子が生まれた。
類似事例

マルイワノゼンワン,ミズノセイ
1987年 長野県
昔,ある村に働き者の若夫婦がいて,川の水を大変大事にしていた。子がいなかったので,田圃の行き帰りに道祖神にお参りしているうち,男の子が生まれた。
類似事例

エイ
1978年 沖縄県
あるとき、マサリヤという男が浜辺で釣りをしているとエイという大魚がかかった。たちまちエイは美女となり、マサリヤと契りを交わし子どもも生れた。ある日、マサリヤが浜辺を歩いていると子どもが現れて、エイのいる竜宮へとマサリヤを誘った。竜宮からの帰りに美酒がいくらでも出てくるルリ壺を貰った。マサリヤはこの壺を誰にも見せないようにしていたが、豊かになり心がおごると多くの人に見せてしまった。すると、ルリ壺は白鳥となり、東へと飛び立ち宮国のシカブヤーという家の庭木にとまった。家の主人の夢に白髪の老人が現れ、旧9月の乙卯に物忌みをして白鳥を祀れば世果報を与えると告げた。
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カッパ,スイジン,ミズガミ
1964年 福島県
12月1日はカッパレ、カッパリヤの朔日という。ある男がはやま様に泊まっていたら、難産で観音様がはやま様を誘いにきた。しばらくして観音様が「無事男の子が生まれたが、13歳の12月1日に河童(水神)に捕られる」といった。男が帰ってみると、それはわが子のことだった。13歳になった12月1日に、妙に川に行きたがるので、あきらめてぼた餅を持たせてやった。すると河童が出て来てぼた餅を腹一杯食って帰ってしまい、子供は無事だった。以来この日にぼた餅を川に流すようになった。
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コオキジマ,オサキガミ
1956年 宮城県
岸に近い浪荒い岩礁で、アワビ採りの母が、天候急変して浪にさらわれそうになった。子をかえりみる暇なく岸に着いたが、子を救いようがなくて悲しんでいたとき、御崎神が白馬に乗って子を救ったという。
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ヘビノコ,カミサマ
1928年 鹿児島県
ある夜、寂しい山間の年取った夫婦が神に子授けを願った。ある夜、妻が夢でうなされ、神に子供を授かる夢を見たといった。翌日から妻は身重になり、やがて子が生まれたがそれは蛇だったので畑に埋めた。神様に無理を言った罰が当たったのだろうとあきらめた。
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カミノタイワ
2001年 青森県
昔、ある旅人が、雷雨の為に道端のお堂で雨宿りしていたおりに、神の対話を耳にした。神々は、付近に生まれた2人の子供が将来は結婚するであろうと語り、数十年後には果たしてその通りになったのであった。しかし、やがて夫の方は勝手気侭になり、離縁して妻を追い出してしまった。
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ケンムン
1969年 鹿児島県
ある男が12月頃の晩に潮干狩りに行く。木を枕に海岸で寝ていると、その木はケンムンの枕木だったのでケンムンの声がして来た。「今晩生まれる子が女の子であれば、他部落に嫁入りするように。その時大雨が降るが木の下に隠れるように。その時石垣もろとも木が倒れ娘は命を失う。運命だ。」男が家に帰ると女の子が生まれていた.。成長し嫁入りすることになったが予言どおり大雨になった。父はついていくといって聞かず、雨宿りさせなかったので無事に嫁入りは終わり、その子は百才まで生きた。それで田舎ではケンムンの死の予言を祓う。
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(シノヨチョウ)
1973年 香川県
ある人が旅の途中で宿がなく、仕方がないので神さまのところで休んでいた。夜中に他の神さまが「子どもが産まれる」と迎えに来たが、「客が居るので行けないから戻ってきてから結果を話してくれ」と言った。その後余所の神さまが泊まっている神さまの所に戻ってきて、産まれた子は水難に会うと言った。旅人が家に帰ると子どもが産まれていたので、水難に会わないように15・6の頃は気を付けていたが、襖に水の絵が描いてあり、それに命を取られたという。
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キツネ
1949年 福島県
一人の男が田圃を耕していると、きれいな女性が来て腹が痛いといって泊り込み、ついに夫婦となった。三人の女の子が出来た。あるとき、油断をして白い尻尾を見られて、悲しんで山に逃げ帰った。夫が小さい子を連れて乳を貰いに山にいき、家に帰るように懇願した。しかし、家には帰れないが、稲と鉏を田圃に置いておけば手伝いをしてあげようといった。そのとおりにすると、苗の植付けは終わっており、秋にはよく実って、男は金持ちになった。
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