オシンメイサマ 1988年 福島県 正月の遊びとして男女の別なくオシンメ踊りを行った。ある家のオシンメイサマは布でまいた木の棒で、それを借りてきて若い娘に目隠しさせて持たせ、一座のまんなかに坐らせる。若い男女がとりかこんで「ついた、ついた・・・」とはやしたてると手がふるえだすので、神がのりうつったとわかる。「嫁さまもらうべ、どこの方にあっぺ」などと尋ねるとしかるべく答えるという。
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オシンメイサマ 1988年 福島県 旧暦11月15日に主婦が集まりオシンメイサマを遊ばせる。太夫に祝詞をあげてもらうと集まった人にオシンメイサマが憑依してピョンピョン飛び跳ねるものがでる。憑依した人はお告げをする。
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オシンメイサマ 1988年 福島県 3月15日に人々を集めオシンメイサマを遊ばせた。各自順にオシンメイサマを手にし、額の辺りにあて一心に祈るとオシンメイサマが憑依して座ったまま部屋中を飛び跳ねる人が現れる。
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オシンメイサマ 1988年 福島県 11月15日をオシンメイサマの年越しと言って、この日の午後からこれを祀る家では子供達を集めてオシンメイサマを遊ばせた。集まった子供の中にはこれに憑かれる子もいた。
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オシンメイサマ 1988年 福島県 11月15日に集まり祝い事をした。参加者で拝んでいると誰かにオシンメイサマが憑依し、座ったままで跳ね回る人が現れる。その間に他の人は憑依された人に失せ物のありかや困り事を尋ねる。
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ジゾウサマ 1969年 福島県 終戦時まで地蔵様を憑けて遊んだ。小学校高学年の主に女子が何人か集まり、頭のあまり良くない子に幣束などを持たせて中央に座らせる。皆で手を繋いで周りを囲み、唱え言を繰り返す。すると幣束などが動き出し、地蔵様が憑いたことが知れる。
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ジゾウサマ 1941年 福島県 神事の日の遊びとして、13・4歳から二十歳くらいまでの女性が「地蔵様を憑ける」遊びをした。真ん中に蓙か筵を敷いて、任意の1人を座らせ、他の者はその周囲を内側を向いて右回りに廻りながら「南無地蔵大菩薩、ついておこれえ地蔵様」と唱える。地蔵様が憑くと様々な質問をした。質問がなくなると皆で踊った。そして丁重に地蔵様に帰ってもらった。帰らないときは、その地蔵様が祭ってある場所に本人を連れて行ってよく拝んで帰ってもらったという。
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オシンメイサマ 1988年 福島県 オシンメイサマを祀る3戸の家の主婦が旧暦11月15日の午後一つの家に集まる。呪言を繰り返すと3人の主婦の中にオシンメイサマが憑依するものが現れる。来年の作柄について尋ねると答えてくれる。
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キツネ 1968年 栃木県 昭和2・3年ごろ、おとみさんという35・6歳ぐらいの寡婦が山に独活をとりに行き、気が変になって帰って来た。村では狐憑きだと言っていた。山腹には無数の穴があり、人を化かす狐の巣だと年寄りたちは言っていた。
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オシンメイサマ 1988年 福島県 旧暦11月15日にオシンメイサマを遊ばせるといって小学生位の子供を呼び集める。タユサマに頼んで祝詞をあげてもらうと集まった子供の一人にオシンメイサマが憑依して座ったままで部屋中をピョンピョン跳ねる。
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オシンメイサマ 1988年 福島県 毎月15日の午後1時頃人々が集まり祝詞をあげる。すると参加者の中にオシンメイサマが憑依する人が現れ、座ったまま飛び上がったりする。託宣しようとする人の前まで跳ねて行きお告げをする。
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オシンメイサマ 1988年 福島県 11月15日にバァサマを中心とした10人位の人々がある家に夕方より集まる。オシンメイサマの祭主が唱え言をあげると、集まった人の中にオシンメイサマに憑依される人が現れる。
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オサキ 1975年 群馬県 大正の初め頃、中年女性が庇から落ちて腰を打ち寝込んだ。庇の下にオサキの毛が落ちていたのである家のオサキの仕業と判断した。その家の女主人は気象が激しく、憑かれた女性が裁縫上手であること、子沢山である事を恨んで憑いたと推定された。
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オカマサマ 1969年 福島県 11月15日にオカマ講と称し、女たちがもち米を持って1軒の宿に集まる。明治末までは、その際にオカマ様を憑けて遊んだ。いくらか足りない娘にヘラと笹を持たせ真中に座らせ、周りを囲んで唱え言を繰り返し唱える。すると娘が眠るので続けて別の唱え言を唱える。
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オサキ,オーサキ,オサキギツネ 1975年 群馬県 人に憑くと考えられている動物はキツネとオサキである。オサキはネズミやイタチに似た実在の小動物で、尾が長く、群をなす。耳が人間と同じような形で、後ろ足で立って人を招くともいう。しばしばオサキとキツネは混同され、オサキギツネという言い方もされる。特定の家に飼われており、飼っている家をオサキモチやキツネモチ、またアシモチ(足持ち)、ヨツアシ(四つ足)などという。持ち筋は経済的に上層にあった家が多く、通婚、交際などで持ち筋となるが、様々なケースがあり個々人の判断が大きく関わっている。
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オサキ,キツネ 1975年 群馬県 Y部落での憑依事件は明治8例、大正7例、昭和14例ある。オサキ、キツネに憑かれた人は忘我・狂乱状態となり、憑いた理由や持筋の家名を喋り、動物的な振舞をし、予言など常人以上の能力を発揮する。突然そうなる場合と病気が悪化してなる場合がある。重症の時には木曽御岳行者が祈祷するが、オサキに憑かれたかどうかは被害者自身のうわ言か家族の診断で判明する。原因は被害者側と持ち筋側の対立や恨みが6件、妬みなどが4件、両方によるものが2件である。被害者側は経済的に中以下が多く、憑いた側は中以上が多い。
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ジゾウサマ 1969年 福島県 明治20年代末まで地蔵つけを行った。寒中に女性だけが座敷に集まり、あまり賢くない者を中央に座らせ、10人くらいで周りを囲み唱え言を繰り返す。やがて地蔵様が憑くと、口々に質問をした。
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オイナリサマ,(ツキモノ) 1989年 長野県 オイナリサマが人に憑くことがあるという。
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イズナ,(ツキモノ) 1989年 長野県 イズナが人に憑くことがあるという。人が憑かれると、戸間口の戸を開けて人が入ってくると、馬鹿丁寧に「出て行け」と言ったり、目つきがきつねかたぬきのようになった。馬が憑かれると、いつもは食べない草を食べるようになり、よじけるようにして歩いた。イズナツカイという人に来てもらって幣束を切って祈とうしてもらった。そうすると人の体や馬から離れていくと言った。
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ムジナ,(ツキモノ) 1989年 長野県 ムジナが人に憑くことがある。ホーゲンサマに祈とうしてもらったり、神宮寺へ行ってよけてもらったりしたという。
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