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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カメ
1958年 神奈川県
城山の座主の墓と伝えられている塚から発掘された甕を売ったら、四肢が利かなくなった。

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ゴヒン,テング
1915年 新潟県
塚山というところでは不思議なことが起こる。長脇差が上手くて名を売っていた者が若い盛りの頃、姿も形も見えぬ何者かに放り投げられた。100年ばかり前、剣術を自慢して威張っていた者は、通り掛った時に、急に全身が動かなくなった。
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ナンテン,タタリ
1984年 長野県
落城する時に井戸に鉄兜などを入れて埋めたという。その塚が兜塚である。その塚を掘り起こそうとした若者は、生爪がはがれ、別の男は鍬で怪我をし3人目は震えた。3人は全身の震えに悩まされたが、家族が塚に供え物をすると元気になった。
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タタリ
1997年 長野県
兜石という塚の周りには大きな南天が繁り、触ると祟りがあると言われていた。若い人が酔った勢いで塚を掘ったが、2人が鍬で怪我をし、1人が南天に触れて体が震えた。家の人が塚をお祭りしたが、3日間起きられなかった。
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アシゲヅカ
1935年 東京都
塚の下には、馬の骨が埋まっているという。そのため、この地では4本の足が白い馬を持っている人に良いことがない。
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ツカ
1991年 山梨県
村人が膳・椀・金などほしいものがあるときには塚に行って頼む。翌朝にはそこにある。しかし、不心得者がいて膳椀の1部を返さなかったためにそれからは貸さなくなったという。1説ではこの塚の近くに老婆が住んでいたという。
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オオツカノタタリ
1932年 愛知県
長久手の合戦時の古城跡にある大塚は、武具が埋まっていると噂された。この塚を掘ろうとする者は多くいたが、いずれも雨が降り続いたり、怪我人が出たりして、最後まで掘ることはできず、大塚の祟りと噂された。ある旅の僧が供養の石碑を建てるために掘ると、骸骨ばかりが出て来た。武具を掘って売った連中は、みな惨死したり、貧乏になったりしたという。
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シニン,タタリ,サクラ
1989年 長野県
昔城があった場所には生き埋めにされた武士を供養するための塚があった。その塚が崩されて田が作られると、田を作った家では病人が絶えなくなり、凶事が続いた。行者に拝んでもらうと死人の祟りだという。家は土地を売った。
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リュウコツ
1970年 東京都
竜骨は薬品としても用いられていた。近世、伊豆三宅島に竜骨があり、これを欠きとっては売っていた。けれども、この骨を採ると嵐になるというので、採取が禁じられた。この骨は、神々に退治された悪竜の骨であるという。
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タノタタリ
1969年 福島県
坊主をだまして寺から取り上げられた田を買い取った男は、山仕事で足を折ってしまった。その田のせいだという。
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ヤトウジマ
1956年 宮城県
塩釜の神釜の1つを盗んで舟で通る時、手足がしびれたので、近くの釜ヶ渕に捨てた。
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ジンジャノキ
1960年 三重県
神社の木を切って売ろうとした者は体がしびれてしまい、その木を積んだ船は行方不明になった。
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ヤマ
1984年 山梨県
入ると必ず怪我をする山があり、そこの持ち主は売れなくて困っている。
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タタリ,キダン,キカイ,ヤマノカミ
1974年 京都府
文政11年、鳥辺野の地蔵山から土砂を採っていたところ、山の神といわれる所まで掘り進めてしまった。大きな壺に掘り当たり、怪しいと思ったけれども、周りや底のほうへ掘り進めた。すると突然土中が鳴動して、壺がすり落ちる音に驚いて人足が死んでしまった。そして世話人の数人もことごとく大病にかかり死んでしまった。老尼の祈禱者に頼み神おろしをしてもらうと、絶入の形になり、幣を持たせると居直って、にらみつけて、自分は明智の一類であり、山に葬られ、山の神と言われていたが、理不尽な振る舞いの鬱憤が晴れないと言う。後も地蔵を穴に納めて供養したり読経をしたりしたが死人が出た。
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シニン,タタリ,サクラ
1989年 長野県
昔、城があった場所には何人かの武士が生き埋めにされたので、供養のために塚を作り桜を植えていた。その後、その木に傷が付くと血が流れ出たという。塚が崩され田が作られると、田を作った家では病人が絶えなくなり、凶事が続いた。行者に拝んでもらうと死人の祟りだという。家は土地を売った。その土地を買った家でも不幸が続いたが、社を造って近親者で祭を行うと、商売が繁盛するようになったという。
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ワビスケグラ
1956年 宮城県
槍持ちの侘助は稀代の酒飲みで、あるとき殿様の飲めるだけ飲んでみよとの仰せに、大盃を見事に傾けるうち頓死した。殿が典医に命じて腑分けをさせたら、腹の中から大きな甕が出てきた。この甕を二之丸の紙蔵に保存したのでそれを侘助蔵という。
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コクシヅカ,フネトガメ
1940年 島根県
未練を抱いたまま死んでいった国司を祀る塚があるが、その前を船で行くと国司の惆怨を受けて、必ず怪我をする。
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ゼンガシイワ
1939年 岐阜県
養老塚という石がある。法要のあるときに必要な数の膳椀を頼めば、翌日には岩の上に希望の数だけ膳椀があった。ある時1つを破損して岩上に返したためにそれ以来借りられなくなった。
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イワフネ
1976年 愛知県
尾州一宮あたりの本神戸村に、岩船と呼ばれる石造の長1丈ほどの船があり、ある人が手水鉢にしようと人夫を使い取り寄せようとしたが、途中で三つに割れた。それでは役に立たないと、元の場所へ返したが、その人は禍にあった。
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イヌ,カネモチ,オダイシサン
1937年 兵庫県
金持ちが壷に金をたくさん入れて軒先に埋めたまま死んだ。息子が残った金を遍路さんに施そうとしたが、金持ちが化けた犬がほえてすることができない。そこへお大師さんが来て、犬が寝ている下を掘るように言うので掘ると、金壷がたくさん出てきた。
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ヤブバカ,ヤブガミ
1968年 佐賀県
誰のものかわからない墓を藪墓といい、発熱・足の痛み・腰痛は薮神の崇りだという。
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