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検索対象事例

ウミユウレイ
2001年 愛知県
師崎では旧12月31日には船を出さない。この日に船を出せば船の周りに船幽霊が現れて、「あかとりくれい」といって近づいてくるという。あかとりとはひしゃくのことで、ひしゃくを投げると船幽霊は幽霊船のあかをどんどんかい出してこちらの船へ入れるという。そんなときには底の抜けたあかとりを海に投げ込んでやるという。

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フナユウレイ
1985年 静岡県
盆の8月13日の夜に船を出すと船幽霊がでるという。そのためにこの日は親から早く帰って来いといわれ、日の入りまでにきりあげて必ず港に戻る。もし帰りが遅くて船幽霊に海上で出会うと「杓を貸しょ杓を貸しょ」という声がするが、幽霊の要求通りに杓を貸すものでないという。どうしてもというときは杓の底をぬいてわたすとよいという。これを守らないと杓で海水を入れられて沈没するといわれている。
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イソユウレイ
1933年 長崎県
五島有川では、船幽霊を磯幽霊と呼ぶ。磯幽霊はよく島になるが、その島には波が打ち寄せず、暗い時でも見えるという。アカトリ(柄杓)を貸せと言われたら、底を抜いて貸す。そうしないと、水を入れられて船を沈められる。鯨などの大きいものになれと言うと、そのようになるという。あまりに出てうるさい時には、握り飯を投げてやるとついてこないという。
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フナユウレイ,ホッコクユウレイ
1929年 長崎県
盆と大晦日には船を出さない。特に15日と大晦日の晩は柄杓をくれと言う不思議なことがある。盆の船幽霊はほっこくゆうれいだと言う人もいる。
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ユウレイ
1956年 東京都
船の中で幽霊に憑かれると「水くれ、水くれ」と言う。その時は面舵から弁当と水を少しやる。右舷からやると幽霊が船に入る。水をやるときも柄杓やアカ取りの底を抜かないと、幽霊が船に水を入れてくる。
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フナユウレイ,シキボトケ
1932年 福岡県
満月の頃にまよい船が出て、話し声が聞えたりする。およそ30年前、4人連れで盆の15日の晩に沖へ鯖を捕りにいくと、人の首が海面に浮かんできて、笑ったり転がったりした。捕れた魚はみな草鞋であったという。4人は発狂して死んだ。船幽霊は盆にしか出ない。しきぼとけはしきゆうれいと同じもので、船がそこへ行くと動かなくなる。
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フナダマサマ
1960年 愛媛県
船霊を船玉という。ご神体はサイコロで船の中間に祭ってあり、女であるという。船玉は蛇や猿を嫌う。新造船を作ったときに船玉様をのせる。また正月2日を初乗りといい、船玉様を乗せかえる。死人を乗せたときにも船玉様を入れかえる。夜船の上で寝ているときにチンチンと音がすることを船玉様がいさむという。
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フナユウレイ,シキユウレイ
1932年 福岡県
盆の13日に漁に出ると船幽霊にあう。夜に海面一帯が白くなるのをしきゆうれいという。この中に入ると船が動かなくなったり、柄杓を貸せといわれたりする。
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フナユウレイ、モウレンブネ
1956年 宮城県
黄昏時になると,沖の方からホーイホーイとこちらに呼びかける声が聞こえ,灯がちらちらと見える。やがて「桶貸してけれ」と無気味な声が聞こえてくると,漁師達は「もうれん船だ。亡霊船だ。」と囁き合って逃げ支度に入る。静かだった海がうねり始め,霧が立ちこめてくる。「桶貸してくれ」という声がなおも追いかけてきて,海霧の向こうにうっすらと船の形が見える。とても逃げ切れないと思ったら,アカ桶の底を抜いて投げてやる。そうしないと海水を掛けられて船が沈むか,暗礁に乗り上げて難破する,と今でも漁村の老人は信じている。
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シキユーレイ
1933年 佐賀県
東松浦の小川島や江島では、船幽霊をシキユーレイと呼ぶ。小川島では、暗い雨の晩など、火あるいは瀬や魚になって出る。ある時、押し寄せた鰯に網をかけたが一匹も捕れず、シキユーレイだと言われた。江島では、何もない海上にいくつも島ができ、船の前を進むことがある。魚あるいは帆船や汽船になることもあり、船は近くに来ると消えてしまうという。
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フナユウレイ,ウミボウズ,イソオンナ
1932年 長崎県
幽霊船や海坊主は柄杓を貸せという。そこを抜いて貸さないと船に水を注がれて沈められる。船幽霊は決して艫からは船へ上がってこない。船玉様がともの方を向いているからだという。磯女は乳から上が人間で下は幽霊のように流れていて、やはり船を襲う。
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アカトリ
1967年 石川県
しけの時、あかとりが海の中から「柄杓をよこせ、よこせ」という。柄杓の底を抜いて渡さないと水を入れられて船が沈む。
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カイ,(アヤカシ)
1976年
尾州知多郡の海上にもこの怪(鬼哭灘)があり、ひしゃくを多く投げ込めば止むと言う。12月晦日に船を出せば必ず会うという。
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フナユウレイ
1932年 千葉県
上総の九十九里浜を沖に出ると、たびたび船幽霊が出る。握り飯を投げれば禍を逃れるが、やらぬと「柄杓貸せ」と2度目の船が現われ、貸すと柄杓で水を注がれて船を沈められるので、底をぬいて柄杓を貸さなければならない。
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フナユウレイ
1978年 高知県
文化年間のこと、宿毛市柏島に船幽霊が出たと伝えられている。これは船上で死んだ人々で、行き会うと必柄杓を貸してくれと言われるのだという。だが、言われたとおり貸してしまうと、海水を船に注がれ沈められてしまうので、底を抜いた状態のものを貸してやれば良いとされている。
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フナユウレイ
1932年 茨城県
霞ヶ浦の三叉沖を雨の夕方船が通ると、幽霊船が浮かび上がり「柄杓貸せ」と手を伸ばす。柄杓を投げてやると「幽霊友を呼ぶ」といいながら柄杓で船に水を注がれて沈められる。ここを通る船は底の抜けた柄杓を用意しているという。
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センチュウノケイ
1976年
溺死者の霊が船を沈めようとする。特に、7月15日夜、12月晦日夜は、海上に怪しいことがたくさんあるという。試みに船を出して鬼火を見た船頭の体験談。
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モウレイ
1992年 宮崎県
海上の亡霊は盆の13日、16日、八十八夜の長雨の時には必ず出ると言われる。「ひしゃくを貸せ」といってくるのは、仲間を増やしたいため。ひしゃくは底を抜いて渡さなくてはならない。
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アヤカシ
1976年
『海槎余録』にある鬼哭灘の怪異は、西国の海上のあやかしと同じである。尾州知多郡の海上にもこの怪があり、ひしゃくを多く投げ込めば止むと言う。12月晦日に船を出せば必ず会うという。
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ソコユーレイ
1933年 長崎県
平島では船幽霊をソコユーレイと呼び、船につくと船は少しも動かなくなる。万灯のような灯をつけて幽霊汽船が来る際、人の声だけがして汽船の走る音は聞こえないという。また、江島の船が、天気が崩れたので帰ろうとすると、裸でヤアヤアと言いながら6人が泳いできて船にかじりつき、船が動かなくなったという。追い払っても再び泳いできたという。
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ウグメ
1933年 長崎県
平戸や小値賀島では、幽霊船のことをウグメと呼ぶ。平戸では、ウグメがつくと船が動かなくなったり、風もないのに急に船が追いかけてきたりすることがあると言われる。灰を放り込むとウグメは消えるという。
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