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検索対象事例

ガランサー
1967年 熊本県
水田の中に竜宮社があり、人々はガランサー(ガラン様)と呼んでいる。その辺りは元々海で、干拓する際に人柱として19の女性を埋めた。その人を祀ったのがこの神社である。元は狐がいて恐ろしいところだったと言う。

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ガラン
1967年 鹿児島県
部落の裏山に古い五輪塔の頭などが置かれている場所があり、ガランと呼ばれる。決まった日以外は近づかず、女人禁制である。ガランは16人の神で威が強く、赤牛を使う。最近、ガランの下から五輪塔が掘り出され、工夫が頭痛を起こしたのでガランに合祀した。
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ガラン,ジュウロクガミサー
1965年 鹿児島県
西俣の里嶽部落のガランには、十六神サーといって16人の神がいるという。この神は威が強い神だという。ある年山から大水が出て田を流したが、このガランのところで水が二手に分かれて何事もなかった。また、このガランのすぐ下を工事したとき、数個の五輪塔が掘り出された。すると工事をした人たちが頭痛に襲われたので、この五輪塔もガランに祀ることにした。
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リュウガイケ,ヒトバシラ,オリュウ
1973年 三重県
昔、台風のたびに田が流れたので、堤防に人柱を埋めることになった。そして一番初めに弁当を持ってきた女性を埋めることにした。庄屋の女のお竜が人柱になり、それから堤防が切れなくなった。それから竜が池という名がついた。下を通るときに「お竜」と呼ぶと、「おう」と答える声がすると言われていて、恐れられている。
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キツネ
1973年 岩手県
狐に化かされて道だと思って歩いていたら、水田に入ってしまったことがあった。
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ガラッパノテ
1982年 鹿児島県
昔、神社にガラッパの手があった。
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カタメノヘビ
1949年 福井県
天守閣を建てる際に人柱になった片目の男は、「この怨みは必ず晴らしてやる」と言って人柱になった。この男の執念は蛇になった。お城の蛇は片目である。
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ガランデンドン,ガラッパ(カッパ)
1967年 鹿児島県
ガラン田のそばにガランデンドンが祀られている。ガランデンドンはガラッパ(河童)の神といわれ、荒神で木や枝を取ると祟る。昔、大鳥神社の神が河童を集めて悪戯をせぬよう約束させ、石に文字を刻んだ。この石がガラン田にあるため、河童は暴れきれない。
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ウミガメ
1973年 香川県
亀エビスは海亀を祀ったものである。あるとき、藻を取りに海へ行くと、大きな海亀が死んでいた。海へ一度捨てたが、翌朝になるとまたあった。そこでここにおりたのだろうと言って、今の場所に埋めて祀ったという。
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ヒトバシラ
1928年 長崎県
堤防工事を成功させるため、村の中から人柱を立てることになり、ある男が人柱に決まった。娘は嘆き悲しんだが、自分の父が人柱に立つ刹那、盲目であったはずの目に光が戻り、父の最期を見届けることができた。
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ナラズノカネ
1940年 香川県
非常を伝えるための村の鐘は、音色が非常に悪く、遠くにいるとまったく聞えない。そこで改鋳することになったが、ついうっかりと子供の人柱を立てて鋳直すことを提案した男がいた。「人柱は言い出しが立つ」というのが習しであったため、その男の子供が人柱として犠牲になった。この鐘の音を聞いた村の子供たちは一斉に泣き出したので、鐘は埋められてしまった。
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ガラッパ
1963年 鹿児島県
ガラッパは、川の中で相撲を取っている。人のお尻を抜くとも言われる。
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ガラッパ,マブリ,マブリ
1981年 鹿児島県
海で死んだ人のマブリ(霊魂)ががらっぱである。生存中によいことをしなかった人は海で死んだりしてガラッパになるという。
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ヘビノウロコ
1977年 和歌山県
柿平氏の家の前に井戸があった。ある朝、月経中の女性が水を汲もうとしたところ罰が当たり、井戸の中一面に蛇の鱗が浮いていた。女性は驚きのあまり逃げ帰り、その井戸を埋めて社を作った。
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カライケ
1984年 長野県
神社の上に空池と呼ばれるところがある。そこは大きな窪みがあり、池のような形をしているから、人々に空池と呼ばれている。まだ分からない伝説が隠れているところかもしれない。
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テラノジャリ,コイシ
1965年 鹿児島県
寺の中を1人で歩いていると、庭にある砂利が上から落ちてきたという。恐ろしい思いをしたが、これは寺の小僧の悪戯だと言う人もいる。
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リュウグウノカミ,アマグウノカミ
1986年 沖縄県
我喜屋にはチグチ(津口)竜宮、ウサチ(大崎)竜宮、今竜宮の3種類がある。旧暦3月3日は区長とカミンシュが参拝し、航海安全と豊漁を祈る。ノロがいた頃はアミタボーリ(雨拾われ)といって、アマグウノカミに雨乞いをしたという。今竜宮はホトケガミとも言い、もとは観音を拝んでいた。大正頃、カツオ船の人たちが海石を拾ってきて豊漁を祈ったことにちなみ、竜宮ともいう。
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アッコ
1976年 栃木県
玉藻稲荷の社は、九尾狐という悪狐の霊を祀っているのだという。
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オコウジゾウ
1993年 高知県
堰がたびたび切れるので、人柱を入れることになった。人柱は横継ぎをした着物を着た者にすることに庄屋が決めた。ところが、庄屋の娘のおこうが横継ぎの着物を着ていた。それで約束通りおこうは人柱になった。その後、おこう地蔵を作り、今も旧暦の七夕に祭っている。
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ガラッパ,スイジンノカミ
1963年 鹿児島県
ガラッパは水神と言われ通り道の谷間には家を建てない。ある人は夜にたくさんの足音が群れをなしているのを感じた。おそらくガラッパが川から海に行く途中だったのだろうが、暗闇の為に目に見えることは決してない。
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ガワラ,カワタロウ,カッパ
2000年 愛媛県
庄屋は飼っていた馬を入野ノ原に杭で繋いでいたのだが、それをガワラが川へ引っ張り込もうとした。ガワラとはカワタロウ・カッパのことである。目撃した百姓はガワラを打ち殺し、田の隅に埋めた。それが当地にある「ガワラ塚」の由来である。
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セキガミミョウジン
1956年 宮城県
村の用水堰が大水の度に決壊するので、相談の結果、人柱を立てるとその患がなくなった。のちに大出水があって堤が切れた時、1体の人骨が岸に打ち寄せられた。故老が往年の人柱の骨だというので、その場所に葬り、上に社を建てて霊を祀った。
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