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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

モイヤマ
1968年 鹿児島県
七村の下水流(シモツル)門は内神の代わりにモイドンを祀る。門近くにモイヤマがあり、その中にモイドンの木宮がある。もとは旧11月に赤飯を炊き幣を立てて祀っていた。祭り以外の時は恐ろしい場所として近づかず、木を伐ると祟ると信じられていた。

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シチベエ,タタリ
1985年 愛媛県
昔、ドゾの谷にいた七兵衛が洪水で家もろとも流されて死んだ。その後、部落では不作が続き病気が流行ったので、村人たちは七兵衛さんの祟りと言って、墓を作り祭るようになった。
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オモイドン
1968年 鹿児島県
用水井堰を作るとき、オモイという娘を人身御供にした。するとどんな洪水にも崩れな井手ができた。そのオモイを祀ったのがオモイドンで、この森の木の葉1枚でも、持ち帰ったり燃やしたりすると直ちに祟りがあると言う。
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ワカミヤサマ,キヂシ
1944年 徳島県
木地師だった家ではワカミヤサマ(若宮さま)を祀る。昔、轆轤をすえていたところが祟るのでそこへ祀る。また藪を伐ってから祟るのでワカミヤサマを祀ったというところもある。
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ジヌシコウジンノタタリ
1961年 鳥取県
藪内姓の本家の裏藪に祀る。昔はよく祟ったといい、地主荒神と呼ぶ。現在は部落で牛を持っている者が春と秋の2回籠る。
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コイチロウガミ
1949年 大分県
旧大神村某家の屋敷森中にある小一郎神は家の守護神で、11月の屋敷祭りの際、荒神などと共に祀られる。不浄物を近づけることを忌むとされている。
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シチニンミサキ
1943年 高知県
村を流れる川に「友を引く」と信じられている七人みさきがあり、そうした場所に地蔵を立てて祀る風がある。
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ナカムラノカミ
1979年 三重県
中村という家で祀っていたムクの大木はナカムラノカミと呼ばれていて、伐ると祟りがあると言われ、工事で枝を払う必要が出たときには、山伏に祈祷してもらった。根元には古くなった神棚が捨てられ、また子安の神様という祠もあって、ここから湧く水を飲めばお産が軽くなると言われていたが、今は忘れられている。
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ゴズテンノウ
1987年 長野県
昔,村の人が馬を曳いていると馬が大きな穴に足を取られてしまった。するとその穴の底から「俺は牛頭天王だが,俺を祀ってくれないと村中に祟ってやる」という声が聞こえた。そこで村中で祀ることになり,今は村の東方の馬場山上に祀ってある。
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ジゾウ,ミゾロガイケ
1975年 京都府
西光法師が建てたという地蔵堂で、毎年祭りの後に、精進あげとして御菩薩が池の魚を食していた。ある年、村長が地蔵尊に恐れ多いからと、精進あげをやめるよう提案した。皆でそれを実行したところ、かえって村中に疫病が流行した。そこで翌年から精進あげを再開したら、祟りはなくなったという。
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ナガレシチベエバカ
1975年 愛媛県
小鴨部の谷山のドゾの谷に住んでいた七兵衛が、洪水で家ごと流されて死んだ。その後、部落で病人・死人が出たり不作だったりと悪事が続いた。七兵衛の祟りだと言うようになり、墓を作って祀るようになると、嘘のように消えたという。
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スイジン
1949年 広島県
ノミイケ(飲池)には必ず水神を祀った。水神は水場の池に宿りその場を動かない。池を潰すことも、他へ移動することも許さない。動かそうとすると祟りがあり、その土地の持ち主が祭りの時に拝んで幣束を捧げなければならない。
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モイヤマ,タタリ
1965年 鹿児島県
吉田部落の森山神社の一帯はかつて森山と呼ばれ、勝手に木々を伐採してはならない等の禁忌を有した土地であった。また産の神、子供の神でもあるという。あるとき、神社の宝物を持ち出して遊んでいた子供を大人が叱ったところ、逆に腹痛で苦しんだという。また、吉田部落の人々は森山から離れた海岸に住んでいた。しかしある年、大洪水で家がみな流されてしまった。これは森山ドンから離れたために祟りが起こったとされた。故に森山の近くに住むようになったという。
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ミョウケンサマ
1968年 愛媛県
妙見様は元は二神で一番高い山の上に祭られていたが、沖の船を転覆させるので、沖が見えない少し下の谷間に移動して、庄屋の二神氏のまつり神と合祀した。霊験あらたかだが、女人禁制である。妙見様は犬とキジが大嫌いなので、二神には今でもそれがいないという。
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ジュウニテンサマ,ジュウニテンジン,チイサナヘビ,アタマガヒトツニナッテイルジュウニヒキノヘビ
1984年 山梨県
旧暦8月12日に十二天祭を行う。十二天神の祠は峰の上の松の木のたもとにあり、ムラの人々は十二天様とよぶ。昭和10~13年ごろ、ダムの造成のために十二天様を青柳ロクロウ氏宅から現在地へ移した。その時に祠をあけると小さなヘビが中でトグロを巻いていた。昭和34年の伊勢湾台風のときに祠が吹き飛ばされてしまって、ムナフダもなくなってしまったことがあったが、余沢の常会でどうしようかと相談した日の夜、青柳光平氏は頭が1つになっている12匹のヘビがトグロを巻いている夢を見た。次の日捜してみるとムナフダが見つかり、祠を作り直した。
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ジガミノタタリ
1984年 新潟県
ある家の主人が風邪を引いたようになって寝込んだが、そのうちに口が利けなくなり、耳も痛くなってきた。入院したが、病名がわからない。「八海山」が神さまにうかがったところ、「地神さんの祟り」ということがわかった。その家の地神は屋敷の藤の木の根元にあり、毎日お椀1ぱいの飯を上げていたが本尊のムジナの眷属が多くなってそれでは足りなくなったという理由であった。早速たくさんの供え物をしてまつったところ、主人は急に回復した。
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マモノ
1983年 香川県
マショウノミチにはマモノが出るので怖れて誰も近寄らない。そこでは村の人がマモノが出ぬように地蔵さまを祀ったが、いつの間にか袈裟懸けに割れていたという。
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ヘイハチボウ
1975年 岡山県
ヘイハチボウは祟り神で、子供が酒を持っていってまつる。平八坊はこの村の者であったが、事情があって村中の者に殴られ死んだ。するとショウカンが流行って村中に病人が出たので法印に頼んで神にまつってもらった。
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ミョウジン,ヘビカミサマ,ムラサメシンメイグウ,シラアメダイミョウジン
1971年 愛知県
ある日内海の船頭への託宣で「私は内海に住む明神也。昔そこに在った社に鎮座しておった。ふたたび社の再建をなせば村中を繁栄させ水をさずけん」と出たが当初何のことかわからなかった。それはおそらく蛇神様のことでありこの機に社を建立しようと、村人は再建を重ね、村雨神宮と尊称し万延元年の雨乞い祈願では雷雨強く、白雨大明神の霊験と拝した。
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イシワリコウジン,ウジガミ,マリシテン,ヒチヤサマ
1983年 岡山県
総社市水内の中尾奥には、石割り荒神が祀られている。屋敷の鎮守として祀られている場合が多いのは摩利支天や七夜様であり、荒神は部落で祀るものとされている。この荒神は牛とは関係はない。
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カラス
2003年 宮崎県
内神を祀る霜月祭の早朝,赤飯と粢を苞にいれて田に持っていき,ミサキノヒという御幣を立てて拝むとすぐに当家のオミサキである烏が山から来て供物を持っていく。その人は後ろを振り返らず,他人と言葉を交わさず帰宅しなければならない。
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