ヒノタマ 1973年 岩手県 和尚がこっそり妻帯していたのがばれて役人に生き埋めにされ、その場所から火の玉が飛んだ。それでその場所を「火の沢」と呼ぶようになった。
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ヒノタマ 1983年 岩手県 雷神社から火の玉が飛んで、ある家を焼いたという。
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ウシ 1965年 兵庫県 昔火事で牛が焼け死に、牛の亡霊が出たので大日様を祀ったのが、大日神社の由来。
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ヒノタマ 1987年 三重県 セキノトウ行事のおこりについては、次のような伝説がある。昔、諏訪の浪人が島ヶ原村にやってきたが、それが土地の者とけんかをして殺されてしまった。追付出でつかまえられて塚脇出で殺されたか埋められたかといって、そこに塚があるという。その後、旭出で毎晩火の玉が出るようになり、その浪人の魂を慰めるために始められたのがセキノトウの行事であるという。
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シチニンミサキ 1983年 愛媛県 鷹狩の鷹を食べた一家七人が山之内の里人の訴えにより斬首された。その後、山之内の者が斬首の場所を通ると必ず災害が起るようになった。これは一家の怨霊の仕業として七社権現として祀った。
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ババヒ,コウセイ 1975年 大阪府 河内国平岡で、雨夜に一尺ほどの火の玉が飛ぶ。平岡社の神灯の油を盗んでいた老婆が死後、燐火になったと伝えられている。ある人の前に飛んできて落ちたことがあった。鶏のような鳥であったが離れてみると丸い火であった。
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サンチュウノキ 1976年 群馬県 ある、殺生好きな侍が、草履取りと共に山に小屋を掛けて狩に入ったが、獲物が獲れそうになかったので下山しようとしたところ、山の奥からざわざわと音がして、大きな火の玉が小屋に向かってきた。侍が弓で射ると、鉄球にあたったような音がして火は消えた。その後、家まで帰ると侍の母親が怪我をしたという。母の部屋に行くと、侍が射った矢が落ちていたので、草履取りと共に押さえつけた。暫くはうめき声が聞こえたが、やがて静かになったので、見てみると、夜着以外何もなかった。家人も消えていた。
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ヒノタマ 1935年 新潟県 火の玉を命名しているところがあった。人の名前のようなものがついていたらしい。沼のほとりに火の玉が出ると言う話もある。
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ミコ 1983年 愛媛県 神子が来て宿を求めたが断られ、殺害されてしまった。その後、宿を拒んだ家に祟りが起ったので小社若宮を建立した。
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カイビ 1934年 京都府 神社の燈明に火を入れる事が仕事の老婆がいたが、強欲な別の老婆によって謀殺された。ところが、その悪業が明らかとなり、老婆は処刑された。その後、神社の燈明に火を灯して回る怪火がしばしば目撃され、じょうが火の伝説として巷間に噂された。
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ウシオニ 1992年 山口県 鬼が城山は、鬼が岩窪にいたから、そう言うのだという。また、鬼が美女を慕い夜毎通っていたが、家の主が気づいて斬ると、血を流しながらこの山に逃げて死んだから、こう言うのだともいう。
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テング 1930年 山伏にあなたの故郷の神事を見ようと誘われ、たちまち空を飛んで氏神の社についた。森の梢で神事を見ていると、山伏に「寒いので火にあたりたくないか」と問われ「そうしたい」と答えると、山伏は団扇を持ち、扇ぐと火が燃えた。しばらく経って立ち去る時に、山伏は「今燃えたのはあなたの伯父の家だ」と言った。
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ワニ 1936年 青森県 父を尋ねた2人の姉妹が沼を渡りかねていると、1匹の鰐が背を横たえてくれた。姉妹はこれを父と思って向こう岸に渡った。鰐口神社の由来である。
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トウナイギツネ 1921年 島根県 尻焼川の由来。戸上山の唐内狐は「七変化の玉」で人を化かした。両足院の和尚が神官のふりをしてそれをとりあげ、神通力をなくしてしまった。狐はそれを取りに来て、再び人を化かそうとしたがうまくいかず、馬子につかまり尻を焼かれた。
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ヒノタマ,ガスダマ,タマシイノタマ 1985年 山梨県 Aさんが子どもの時分には、よく火の玉が出た。そういうことを言っていたおじいさんが亡くなるときにも、家の屋根から火の玉がお寺へ向かって飛び、うわさをしていると1日か2日で亡くなった。火の玉とかガス玉とかいう。
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カイビ,ヒノタマ 1980年 愛知県 明治初年、正衆寺の裏山より怪火が現れ、村人は驚いた。大きな火の玉で、雨の夜に須佐の中頃に出て四散し、又一つとなって消え失せた。村民が不思議に思いその場所を掘ると古太刀、よろい、かぶと等が出たのでこれを祀った。そのあと、怪火は現れなくなった。慶長の昔、九鬼嘉隆が当地に攻め入った時に戦死した武士や村人の魂が迷い出たものという。
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タタリ 1929年 長野県 桂山城跡(白米城)で、かつて城では不足する水のかわりに寄手の目を欺く為、白米を落として大きな瀧があるように見せかけていた。麓の寺の住持があんな所に瀧があるはずがないと口を滑らせた為謀計が敵に知れ、火をかけられ攻め落とされた。後に僧は祟りで死に、寺では不思議なことが続いた。
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(ジンジャノキノタタリ) 1986年 石川県 上野屋又兵衛と言う人が神社の木を切って売った。その晩、又兵衛の家から出火し、おがくずを焚付にした家も燃えた。切った木は川に流して金沢まで運ぶつもりであったが沈んで行方不明となり、又兵衛の家が燃えた後、浮かび上がってきたという。
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ワカミヤサマ 1983年 愛媛県 乱世の時代、ある殿様の奥方が山へ逃れたのを金めあての猟師が殺した。以来猟師の家は馬鹿や目の悪い者が出る家筋になったので、殺害場所に若宮様として祀った。月の一、十八、二八日にそこへ行くと怪我をする。
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シノゼンチョウ,ヒトダマ,シカタ 1930年 鹿児島県 1900年ごろ、村はずれの山近い一角から青い火の玉がフワリと浮かび上がり、長い尾を引いて大勝のほうへ飛んでいった。火の玉が現れた場所には死の床についている人がいたため、あれは某さんの奥さんの死型だという噂が流れた。その後、10日ほどで亡くなり、人霊は実家に別れをつげに言ったのだろうといわれた。その実家でも2、3人の足音が聞こえ、火の玉が見えたという。
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