国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ジュズ
1964年 青森県
春秋の彼岸や伝染病が流行したときなどに、百万べんをする。その時に回す大きな数珠は、もうすぐ人が死ぬというようなときには、棒のように固くなって、どうしても曲がらないようになるという。

類似事例(機械学習検索)

カミサマ
1936年 東京都
神様が子供を千人食い殺すと言ったときに、夏みかんの皮を3つに割って逆さに吊すまじないをしなかった家では、子供が死んだ。疫病が流行るのは神様が子供を食い殺すのだという。
類似事例

ユウテンサマ
1968年 群馬県
長く病んでいる重病人の上で祐天様の数珠を繰ると、3日以内にカタがつく。戦前までは隠れて数珠を借りに来る人が多かった。
類似事例

(サイショウガツリュウゲン),サル
1983年 東京都
4月上旬から流言が飛び交った。それによると今年は世界の7割の人が死亡するが、それを避けるには正月の行事を再び行うとよいという。「文宝亭筆まかせ」という書物によれば、この流言は川越の近在にある庚申塚の守に、猿が3匹集まって言い出した事であるという。
類似事例

ダイジャ
1974年 埼玉県
埼玉県川口市安行の原地区では5月24日に稲縄で大蛇を作る。この大蛇は疫病神を呑むといわれ、蛇作りを止めると疫病が流行し、禍が起きると言い伝えられている。かつて一度休んだ時はコレラが大発生したとも言う。
類似事例

マジナイ
1957年 山梨県
流行性感冒のときは南天で槌と瓢箪を作り、帯につるす。
類似事例

オオハマグリ
1999年 香川県
ある時、村に疫病が流行した。多和大神の託宣によれば、小左自古が所持する玉と海底の大蛤の中にある玉を持ってくれば、疫病はおさまるという。そこでみそりに頼んで蛤を上げてもらったが、みそりは死んでしまった。人々はみそりの死をいたみ塚を立てた。
類似事例

(ノベオクリニカンスルゾクシン)
1940年 山口県
長門の俗信。野辺送りの時には後ろ向きも後向きも転ぶこともしてはいけない。これをすると早死にするという。
類似事例

イヌガミ
1996年 徳島県
集落に1・2件は犬神筋の家がある。嫁が持っていればついてくる。憑かれた人に太夫が御幣を持たせるとピョンピョンとんで、ばたっと倒れ仮死状態になった。憑かれるのはおっちょこちょいの人が多い。憑くと目つきが変わる。太夫が拝むとどこから来たか答える。予防には出雲大社がよく効くという。持っている人と喧嘩をすると追いかけられる。その家で生まれた女性は全部持っており、その家に嫁に行くとうつる。何か特別の神を祀っている。先祖のようだがよくわからない。
類似事例

(ゾクシン)
1942年 岐阜県
箸が折れるのを忌む。2本持って、外側が折れると他人が死に、身に近い方が折れると自分か近親者が死ぬという。
類似事例

シズカモチ
1956年
夜中にこつこつ、こつこつと遠くで餅粉を搗くような音が聞こえることがあった。その音がだんだん近づくのを、搗き込まれるといって運が向くといわれ、遠ざかるのを搗き出されるといって、運が衰えると忌まれている。この怪音は、耳に聞こえる人と聞こえない人がいるという。
類似事例

タヌキ
1985年 高知県
狸に憑かれた人の周りで百万遍をやっていた。数珠の麻草が切れたと思ってら、病人は外に飛び出して倒れた。以来病気がなくなった。
類似事例

コウシンサマ
1980年 岐阜県
大きな草履や一厘銭を庚申様にさげると、災難をのがれるという。
類似事例

フドウサン,(ゾクシン)
1979年 徳島県
昔、病気が流行ったときに不動さんに「踊りをするから病気を入れないで今年の夏を守ってくれ」と祈ったところ、病気が入ってこなかった。それ以来、祭をするようになったという。
類似事例

トゴノドウジノゾウ,エキジン
1983年 京都府
昔、雲慶2年に天下に疫病がはやり、万民が多く死んだので、土午をつくって疫神を祀ったという。そこで今でも、大寒の日には夜半に陰陽師たちが土午童子の形を作り、門々に立てるそうである。
類似事例

ソミンショウライ,タケアキラノカミ
1935年 広島県
武塔神(たけあらきのかみ)が一夜の宿を乞うた時、巨旦将来は裕福だったが拒み、蘇民将来は貧乏であったが快く宿を貸し、栗飯などで饗した。八年後に神は帰ってきて、蘇民とその子孫に茅の輪を腰につけるよう言う。その夜から疫病がはやり、蘇民と妻と子供以外は死んでしまった。そのときに神は、吾は速須佐能雄神で、後世に疫病が流行れば蘇民将来の子孫といい茅の輪を腰につければ災いを免れるといった。
類似事例

モモテマツリ
2004年 香川県
正月月には、百々手祭りが行われる。昭和20年の終戦後、武器の使用が禁止されて供出したとき、櫃石島でも百々手は弓を使うのでやめておこうという話になり、昭和21年の百々手は行われなかった。その後島内に流行病が広がったので、百々手を止めた祟りだといい、季節はずれだが百々手祭りを行ったところ治まったという。
類似事例

(シノゼンチョウニカンスルゾクシン)
1964年 福島県
悪い夢を見たり、掛け図が落ちたりすると死ぬという。片せいらばしは死期が近い知らせだといって、はしの片方が折れることを忌む。
類似事例

ムチ
1942年 高知県
田の上を鞭を振り回すような強い勢いで風が吹いていくもの。これに当たると悪い病気になると言われる。
類似事例

ハリセンボン
1934年 富山県
仲の悪い嫁姑がいて、嫁が針を盗んだと冤罪をかけられ、海に身を投げて死んだ。それが師走の初めで、毎年その頃になると海が大いに荒れ、鞠に針を刺したようなものが海から上がる。これを針千本という。それから12月8日は針仕事を休み、針山に饅頭を供えて祝うことになった。
類似事例

オユダチ
1964年 福島県
伝染病が流行するときなどに、おさごを供え、塩を入れた湯を煮立て、神がのりうつったまま幣束を湯に浸して人々にうちふる。熱湯だが不思議に熱くなく、湯がかかれば病気はうつらないといわれた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内