シロイホウセンカ 2000年 鹿児島県 鹿児島県では、白い鳳仙花を飲むと、魚の骨が喉に刺さったのが取れるといわれている。
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タケ 1936年 島根県 昔、神社の傍の竹を切って男が病気になったので、紙で花を作り神社に奉納するとよくなった。
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(ゾクシン) 1961年 愛媛県 骨が喉にささった時は、線香に火をつけ、拝むと抜けるといわれている。
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シンタイ 1960年 愛媛県 8月17日は宮島祭で、厳島神社に参拝する。八幡神社の末社である寄木で祭事が行われるが、ここの神体は海上から流れ着いたものであるといわれている。
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ウシノコクマイリ,ノロイ 1972年 滋賀県 宮さんの境内の木に、紙に人形を書いて貼り、喉首に五寸釘がささっているのを子供の時に見た。皆がノロイだと言っていた。紙をめくるとノロイが移るというのでそのままほっといた。
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(ゾクシン) 1986年 千葉県 庚申祭では庚申の絵が描かれた掛け軸をかけると地震や不幸がおきると言われており、できるだけ早く酒を飲んで、掛け軸をしまい、料理を皆で食べる。
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ツエ 1926年 山口県 厳島神社の神泉である弁天池は、昔、老翁が青竹の杖を突いて詣で、社頭に杖を立てたとき、その杖の穴から泉が湧いたものだと言われている。
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テングサン 1978年 石川県 3月9日と12月9日の山祭りに、山仕事をしている家ではお祭りをする。神さんに頭つきの塩魚を供える。これは、昔、天狗さんが塩魚を食べて喉が渇いたので頭をつっこんで川の水を飲んでいたら鼻が折れたからである。天狗さんは塩が嫌いだという。天狗除けである。
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ゴシンタイ 1974年 栃木県 ある人が星の宮神社の御神体を酒3升で貰ったら病気になった。神社に戻したら治った。
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(ゾクシン) 1939年 青森県 若水汲みの年男が切り餅を水に流すが、これをミヅノモチという。子供はこれを拾うのを喜び、また虫歯の薬だといって焼いて食べるという。
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(ゾクシン) 1975年 愛媛県 しびれが切れたら、眉につばをつけるという。しゃっくりが止まらないときは茶碗に箸を十字に置いて四隅から茶を飲むと治るという。のどに骨が刺さったときは、その人の頭に魚を置くと治るという。土用の丑の日に薬草を採るとよく効くといわれ、ヨモギ(血止め)・ゲンノショウコ(腹薬)・ドクダミ(コシケとデキモノ)などがよく効くという、など。医療に関する俗信。
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カワコゾウ(ゾクシン) 1932年 愛知県 祇園祭の日に水を浴びると川小僧がシンノコを抜く。逆に、蓼としそを揉んで持って行けば抜かれずに済むという俗信。
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テング 1937年 福井県 天狗祭の時に境内の木の股に酒を載せておいた。すると数日の間にこの酒が無くなっていた。
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リュウグウ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 航海安全や豊漁を祈って、船中で酒を飲むときには竜宮へ供えるとして酒を海にたらすという。
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ニンギョ,ハッピャクビクニ 1973年 福井県 昔ある漁師が人面魚を獲たので、振るまおうと人々を招待した。しかし招待客の一人が、調理中の魚を見て驚き、皆に食べてはならないと告げ、皆は密かに紙に入れて帰りの道中に捨てた。ただある男は捨てずに持って帰り、土産をせがむ子供に魚の肉を与えてしまう。食べた彼女は普通に暮らし、やがて結婚したが、夫が死ぬと姿が若返り、次の夫が死んでも同じことが起こった。その身を恥じた彼女は尼となり、以後800年生きたので八百比丘尼と呼ばれた。
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(ゾクシン),メオトギ 1935年 山梨県 県社である金桜神社に夫婦木という木がある。この幹の北側に高さ約一間の三角形をしている穴があり、そこに男根の形をした木心がある。その先端から滴る水を飲み、またはこの皮を煎じて飲む時は、或る者は懐胎し、或る者は性病を治す効き目があるといわれている。対岸が成就した時は旗や鉄製の小さい鳥居を奉納するという。
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ハシヒロイボウズ 1981年 香川県 手島の氏神の八幡さまでは祭りが終わると、当屋の人々は社で会食した折の杉の箸を縁の下に投げ込んで帰る。後ろを見ずに鳥居の所まで下り、その夜は境内に近寄ってはならない。翌朝になって八幡さまに行ってみると箸は1本もない。これは夜の内にハシヒロイボウズが来て拾っていったからだという。
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ヒサゴ,ミョウジン 1978年 広島県 小槌山には厳島神社があった。ある時一本のひさごが生えて大変大きくなった。明神はこの瓜をとってひょうたん船を作り、宮島まで飛んでいった。
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オニノホネ,オンノホネ,オニ 1950年 長崎県 正月2日にオンノホネ(鬼の骨)を焼く。昔、鬼ヶ島で退治した鬼の骨を焼いた日といわれる。その時に焼いた骨に見立てた餅がのどに引っかかったのが、七草ズーシ(雑炊)を食べて喉を通ったいわれで、今でも七草ズーシを食べる。
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ワカメ 1928年 福岡県 和布利神社で、毎年、陰暦の12月の晦日の夜に行われる神事の際、神官がわかめを刈って白木の桶に納め、神殿にささげるが、昔は神官が海中に入っても水にぬれることはなかったという。ただし刈るわかめは1鎌だけで、2鎌刈ると溺れ死ぬといわれている。
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