ゴシンタク,サトミヤ 1931年 長野県 里宮は鎌倉時代からあったが、荒れてしまっていた。延宝か天和のころに冠者殿宮を造営しようとした時、山から切った木材を運ぼうとしても動かなかった。里宮の祟りだと思い伺いをたてると「我が宮を建ててから彼の宮を建てよ。神は逆礼を受けない」という御神託があった。その後、旱魃のときに里宮に願をかけると、5月27日の午の刻に雨を降らすというご神託があり、その後雨が降った。
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リュウ 1970年 愛知県 昔、弘法大師が雨乞いの時に、茅草で竜の形を作って祈ると、動き出して竜になった。竜は、雨を降らして死んだ後に神に祀ってくれることを条件に雨を降らせた。この竜を祀ったのが真清田神社の由来だと伝えられている。
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(ハノカミサマ) 2000年 新潟県 水の神、農耕の神として祀られていた九頭竜神社は、歯の神様でもあった。
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ヤシキガミ,ジヌシサン,ミサマ 1977年 和歌山県 屋敷神をジヌシさんという。どこの家にもあるという。打越ではたいていの家で巳様を祀っているが、弁天様のところもある。みいさんを祀っている間はお金に不自由しないと言う。祀るのを止めると、祟るともいう。
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タマシイ 1976年 魂が祟りをなして荒ぶっているのを、社を建てて神として祀ればなごむのは、神が領有する幽冥の世界で、神として祀られるのは尊いことなので、その魂が喜ぶからだ。
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コヤスジゾウ 1939年 京都府 この地蔵堂に詣り、堂の柱を手で削ってそれをもっていると効験がある。
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(ゾクシン) 1986年 埼玉県 猫が草を食べると雨。馬がいななくのは晴れ。川魚が良く釣れるとやがて雨が降る。燕が低く飛ぶと雨。朝、鳶が舞うのは雨。宵のうちにふくろうが鳴くと雨。うなった畑にくものアジ(巣)が一面にかかっていると晴れが続く。蟻が卵を忙しく運ぶと雨。夜に蝿が出ると雨。ぶよが群れていると雨。
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アマノジャク 1971年 長野県 雨乞いのためにあまのじゃくを利用することにした。捕まえて、かわらに引っぱってきて、農民が雨がふらんというと、すぐに雨が降ると言った。農民に反対したあまのじゃくの言葉の後すぐに大雨になった。
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ドクジン 1983年 岡山県 土公神は火の神、イロリの神、カマド神、作神、牛の神、家の守護神であり、一家の中心的な神である。大黒柱や炊事場の付近で祀っている。
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ソガノアメ 1956年 宮城県 5月27、28日ころ降る雨を「ソガの雨」という。曾我兄弟が仇討ちをして地の雨を降らせた、または殺された日なので必ず雨が降ると県内で広く語られている。日照りの時はこの日が待ち望まれている。トラ御前が手引きしたので「ソガの雨、トラが雨」ともいう。
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カマドガミ,ドコウジン,サイギョウシン,ジジン 1983年 岡山県 火所の神であるカマド神の「ドックウ」、もしくはそれに近い音を語幹に持つ名称は、この神を土公神の名称で祀っていたことに由来するものである。土公神は元来陰陽師の奉じる神であったされているが、この地域で言う土公神はカマドの神であり、それとは別のものとなっている。
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カシワノカミ 1957年 岐阜県 カシワの神はどこにも祀られていないが、肘杖をついて御飯を食べる神だという。また、始終地震を押さえつけている神だとも言われている。
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カメノヨウナカタチノイシ,(アマゴイ) 1976年 京都府 梅田神社の社殿の裏側には、オカメ池という池がある。そこにある亀のような形の石を洗うと、必ず雨が降るといわれている。
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(ゾクシン) 1975年 愛知県 山の宮と同じお堂に若宮が祀られている。山伏が死んだときに近隣住民が祀ったものだが、下の病を治してくれるという。
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トシガミ,コンピラ,ウジガミ,コンジン,コウシン 1983年 岡山県 奥の間に神棚を設けて年神を祀るのも一般的である。殆どの場合、この神棚には皇大神宮や出雲大社、金毘羅、氏神などの神札を祀っているが、稀に勧請した小宮を祀っている場合もある。金神と庚申はこの年神のものとは別の神棚を設けて祀る。
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キツネ 2003年 山梨県 十郎という人に化けたキツネがいたずらを繰り返していたが、村人は祠を建て、祀ったら、いたずらをするのを止めたといわれる。
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イケ,アマゴイ 1929年 岩手県 下閉伊郡花輪村では旱魃の時に、雨ヶ池に不浄の女が裸になって池に入ると、神聖な池を犯して神の怒りを呼ぶので、雨を降らすと言われていた。
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(ゾクシン) 1968年 愛媛県 夕方に西底の空が曇ると雨が近いという。雲のが多い日に、中島本島の山頂に雲がかかると雨だという。島が近くに見えるときは雨だという。朝虹は一日の洪水だという。朝虹は大雨の前触れだという。秋の夕焼けは晴天だという。夏の夕焼けは雨だという。風柱が立つと大風だという。イヨタロというが、入道雲が松山方面に出ると雨が降らないという、など。天候に関する俗信。
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アメ 1946年 香川県 産まれた時に雨が降っていると死ぬときにも雨が降る。
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(アメヲトメルワカ) 1974年 烏丸光広という公家が雨を止める和歌「祈るより水せきとめよ天河これも三島の神の恵に」を詠んだところ忽ち止んだという。また春日祭で上卿を務めた時も「ふらばふれみかさの山の雨なればさしては何かくるしかるべき」と詠んで雨を止めたという。
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サカサバシラ,タタリ,(ゾクシン) 1915年 宮城県 逆さ柱は祟るといわれている。
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