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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヨツゴ
1974年 広島県
備後国神石郡袖辺町の油屋久兵衛の妻が四つ児を産んだが、4人目の子は髪が黒く生え、歯は揃い、額に2本の角が生えていたという。

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コウシンノヒ
1980年 岡山県
備中松山藩の、ある侍の妻はこれまで15回妊娠したが、4・5回は月足らずで流産した。その他の胎児は皆な頭のてっぺんが黒くなっており、生まれた時は元気だったのに、およそ100日あまり後の甲申の日に、必ず苦しんで死んでしまうという。
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ツノ
1974年 広島県
寛政4年に備後国芦田郡常村の農夫が80歳を過ぎたところで額に角が生えた。そして翌年には角が落ちたという。
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ヨンマ
2001年 京都府
京都四条で女が応保二年に4人の子を産んだ。これは四魔の化身の兄弟であった。
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イギョウノフタゴ
1974年 岩手県
奥州南部の盛岡に住む百姓の妻が、延宝8年夏に片手が長く毛に覆われた猿のような子と、目鼻が無くて手が7本と足が43本ある双子を産んだという。しかし5日ほどして死んだ。
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ニクカク
1977年 岐阜県
美濃国高須に松木村に住む武右衛門の娘は、3歳にして額に肉角が生えた。中指の太さで、顔に瘡ができて、目も鼻も一つになって死んでしまったという。その後女子が2人産まれたが、同じく3歳で前のようになり皆死んだ。どのような業報なのだろうか。
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イギョウノコ
1982年 京都府
享保17年4月17日、福知山長町のある女が異形の子を産んだ。頭は犬に似て羽根、甲羅があり、手足には水かき、額に角があり牙2枚が生えていた。
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(ジャタイコドウ)
1983年
百姓甚兵衛の養女きその息子・金太郎7歳は、顔は常体であるが、脇の下辺りから青々として、全身に鱗が付いており、それは蛇体のように見えるという。
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(オトコニナッタオンナ)
1976年 岡山県
備中野形村の文(ふみ)という婦人が陰部の病気に罹り、陰茎ができた。名を高橋屋与十郎と改め、妻をめとって2人の子をもうけた。文の姉も同様の病で男になった。
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(ヤマノセイ),(ヤマオニ)
1983年
猟師善助の妻くにが、ある日山に入って薪を取り帰ろうとすると人事不覚に陥った。やがて気が付いて自宅に戻ると懐妊しており、そして岩八を生み、数年後同じ事があって喜八を生んだ。これは山精や山鬼と交合したためだという。生まれた岩八や喜八はどちらも髪の毛が真っ赤であった。
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イドウ
1983年
下総国香取郡佐原新田向ウ津の百姓長吉の子・寅次郎6歳は、頭が蛸のように大きく、目は黒目くぼんで白目にかぶり、眉毛がなく、歯は上下2本ずつある。また背中に産毛が渦巻き、全身に薄毛が生えている。身体の色は鼠色で臭みがあり、手足共に赤子のようで胴は青筋張って水ぶくれのようであった。物事を言う事は無いが、人の言う事は聞いているようである。
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ソウセイガッタイ,イケイノコ
1973年
文政10年の夏に、尾張の百姓銀之右衛門の妻きをが、体に頭が2つと手足が4本ずつある男子を産んだ。これは双子が合体したと考えられ、不祥な事とされた。
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キツネ,ヨツゴ
1974年
但馬国竹田で、密かに通じた男の子を懐妊し、出産したところ4つ子だった。その姿は頭が人間で手足が狐、首は狐で手足が人間と様々だった。狐が男に化け姦通したのだろう。
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(ドチュウノシュッサン),ユウレイ
1975年
常陸小山庄の民の妻は死んで土中で子供を産み、母の幽霊が餅を与えて育てたという事がある。その子は生まれながらに白髪だったという。
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ジンカク
1974年 鹿児島県
薩摩の伊作の地士である黒川某の額に一本の角が生えたという。
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ジンカク
1974年 青森県
『日本紀略』寛平9年7月23日条に、陸奥国言安積郡で生まれた子の額に角があったという。
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オニ,(オニカゲユ)
1982年
中村勘解由に男子が生まれた。乳母をつけるが皆すぐに止めていった。ある乳母に理由を聞いたところ、夜になると男子に角が生え、目は日月のように光り、口は裂け、行灯の油を舐め、その姿が恐ろしいからだと答えた。勘解由が夜それを確かめたところ、話の通だったので男子を斬り殺した。中村勘解由が鬼勘ヶ由と称されるゆえんである。
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ダイジャ,ウロコ
1992年 岡山県
藩の典医を勤めていた家の祖先は大蛇と交わったことがあり、それから代々背中には3枚の鱗が生えている子供が生まれる。
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イギョウノモノ
1982年 山梨県
正徳5年8月15日、教安寺裏川通御小人町の藤巻逸平の女房が女子を出産した後、2時ほど過ぎた後に異形の者を産み落とした。頭はひょうたんのようで鉄のように固く、耳は木くらげのようであり、腰にたこの足のような物が7筋あり、尾は狐のようであった。手足は人間と同じであったが、鳴き声はかえるのようであった。懺悔のためにそれを諸人へ見せた。
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キツネ,(オンガエシ)
1956年 宮城県
明治中期,この土地に名医がおり,夜中に難産の往診を頼まれた。山の手の沢の奥に別荘風の邸宅があり産室に通された。手当てをし双生児を取り上げた時点で,名医には産婦が異類の者だとわかっていたが,最後まで手当てをしてやった。そこへ年老いた両親が出てきて厚くお礼を述べ,名医は御馳走と包み金を貰って帰宅した。包みの中は本物の小判であった。翌日,前夜の場所と思しいところに人をやったが,そこは人里からやや離れた沢の奥で家などはなく,ただ岩の横穴が一つあっただけであった。部落で尋ねると,その辺りにそういう家は一軒もなく,また昨夜部落で婚礼振舞があった際膳部が一人分なくなったということであった。
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ケモノノゴトクケハエモウスモノ
1999年 福岡県
百姓の女房が夜に出かけるようになった。やがて女房は妊娠した。6ヶ月目ですでに9ヶ月目ぐらいの腹の大きさになった。7ヶ月目に祈祷して流産させようとしたら産気づき、顔は人面で体は獣のように毛が生えているものを2つ死産した。その後、その百姓は夜になると暴れるようになったので、山伏に祈祷してもらった。
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