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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ハッキ
1974年 京都府
寛政6年6月12日の夜から3日間、巽の方角から白気が起こり、房心を経てやって来て、末は乾の方角に及んだ。すると翌月の6日に貴人が死んだという。

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(ハッキ)
1982年 京都府
享保11年10月18日4ツ時、幅1間程の白気が坤の方角から艮の方角へ飛んだ。同夜、寺町通仏光寺下る町で何者かによって15軒の家の前に5丈取程の白餅が1つ宛置かれていた。
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アソビダマ,タマシイ
1952年 兵庫県
昭和26年初夏の宵、明石川に蛍狩りに出かけると、ある家の棟からマグネシウムを焚いたような丸い光物が上って真っ直ぐに降りた。一週間位してその家の主人が病気で亡くなった。
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(カキ)
1980年 群馬県
享保の頃、江戸で大火事があった4年後の正月。赤城山で夜な夜な火が燃えた。その後4月14日に青山から火が出て大火事となり、赤城あたりで人が死んだ。正月に見えたのは、火気が集まっている様子だったものと思われる。
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コクウン
1974年 東京都
寛文7年閏2月6日、急に雹が降り雷が鳴った時に牛込で人が死んだ。火葬場に送ったところ黒雲が舞い下り、棺の上にかかり、死骸をその中に提げ入れた。雲から死骸の足が垂れ下がり諸々の人がそれを見た。
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シロキケ,ハッキ
1975年
この頃夕暮れに白い気が東から南へたなびく。人は釈迦如来の後光が差すという。
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ロクブ,タタリ
1976年 宮城県
上久保は旧家。昼日中黒煙が上がるので村の人が駆けつけると何事もないということが何度かあり、石の雨が降ることもあった。六部を殺した祟りではないかという。
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ハンゲサマ
1982年 新潟県
夏至から数えて11日目を半夏生・半夏というが、金持ちの半夏様が豆まきをしてついに撒き終らずに、入日を招き返して終わらせたが、半夏様は高熱で死んでしまったという。
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ガマ,ヘビ
1974年 東京都
文政3年11月中旬、ある夫婦が東叡山根岸の弁才天の祠に参詣した。その夜に、下男の夢に蝦蟇が現れた。台所の流しの下に住む癩蝦蟇だと言う。今日参詣した際同道した婦人の月の障りの為にそこに住む蛇の行法が破れた。その蛇が仕返しに来るが守ってやると言った。翌日流しを見ると大きな蝦蟇が死んでいた。主人の夢の中に蝦蟇が現れ、自分は死んだが、数々の種を残したので、なお主人の家を守ると言った。翌日の夜、今度は蛇が現れて、自分もこの家を守ると語った。
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ロクブノオンリョウ
1956年 宮城県
正保年間(1644~1648)の頃,同町の宿屋に一人の六部が泊まったが宿の主は六部の所持金に目がくらんで殺してしまった。数年後に弟分だという六部が来てその六部が泊まらなかったか尋ねたところ,主人は知らないと答えたが,灰の中から偶然見覚えのある笠の金具が出てきたので弟分の六部は全てを悟り,殺された友のために読経した。すると六部が幽霊となって現れ,この恨みに必ず報いる旨を告げ,弟分も呪法を結んで立ち去った。以後その宿屋には不幸が続いて子孫が絶え,その場所に住んだ者も皆不幸に見舞われたので幽霊屋敷,化物屋敷と呼ばれるようになった。
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レイム
1974年 岐阜県
濃州海西郡小深井村で、寛文6年8月15日、寛文7年正月15日、同年8月13日の3回にわたって、ある道心者の夢に阿弥陀が現れ、道心者の功徳を認め往生を告げた。予定の日に多くの道俗が読経する中、安座の姿で臨終した。
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(リュウセイ),(ナガレボシ)
1982年
貞享2年2月22日、流星が辰巳の方から戌亥の方角へ流れた。その音は雷のようであった。
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キツネノヨメイリ,ダイロクテン
1985年 愛媛県
高山の右側の中腹で初夏の夕方、時々野火のような火が見えた。1ヵ所が3ヵ所になり、5ヵ所になり、また1ヵ所になったりした。「狐の嫁入り」とか「第六天」だろうとか話し合った。明治の終わりから大正の初めにかけてのことである。
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サラヤシキ
1956年 宮城県
4代藩主綱村公の時代のこと。川内の御城二の丸下から北へ数丁,広瀬川近くに棲む大身侍が,大事にしていた錦手の皿を下婢が割ったことに怒って手打にし,死体を庭の古井戸に投げ込んだ。それからは夜になると古井戸の中から皿を数える声が聞こえ,九枚目までいくとあぁといって泣く。古井戸の中から青い火が燃え上がるのを見た者もある。また井戸のそばの松ノ木の上に大法師が腰を掛けていることもあった。
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(ヒカリモノ)
1982年
享保4年7月2日夜5ツ前、丑寅の方角に大きさ大茶碗のような光物が出て、未申の方角へ飛んでいった。通っていった跡はしばらく消えなかった。
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〔セッキ〕
1975年
夜戌刻、北方に赤気があった。暫くして東西に映り、扇の骨のように中に白い気が交わり、丑刻を過ぎて消え失せた。公にも、天文家にお尋ねがあったという。京都では7日間潔斎が行われたという。
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(コヘビ)
1982年 京都府
享保7年、西陣の者1人、中京の者2人が申し合わせて上賀茂蟻が池へ釣りに行った。すると竿に小蛇が掛かったので打ち殺そうとすると、たちまち3人は幻覚に襲われ逃げ帰った。西陣の者は即座に死亡し、中京の者たちは高熱で人事不省に陥り、未だ生死が定まらない。
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ヒノタマ,ヒトダマ
1990年 香川県
朝4時半頃、長男と漁をしていたら、西の佐柳島の方から人魂が飛んできた。青とも紫ともいえぬ色で、長く尾を引いて飛び、海の中に落ちた。明くる日、佐柳島の人が死んだ。
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タマシイ
1944年 山梨県
死の3日前には魂が抜け、親戚宅に寄ってから寺へ行く。この時、戸を開く音や勝手元で茶碗がガラガラする音が鳴る。また、魂が寺へ行くときは、青い火を曳くとも言われている。
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ヒトダマ,ヒノタマ
2003年 長野県
大正5年6月頃、夜中家の池にたたずんでいると、隣家の庇からファーンと揺れながら火の玉が出た。翌朝になって隣家の少女が亡くなっていた。目撃した火の玉は人魂だったと世間一般の事として聞かされた。
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レイビ
1959年 長野県
鎌倉時代初期に仇を討たれた者の子供、犬房丸が流されてきて、命尽きた場所には墓がある。そこから霊火が出て、対岸の狐島でもそれが見えたということである。
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