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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(カキ)
1980年 群馬県
享保の頃、江戸で大火事があった4年後の正月。赤城山で夜な夜な火が燃えた。その後4月14日に青山から火が出て大火事となり、赤城あたりで人が死んだ。正月に見えたのは、火気が集まっている様子だったものと思われる。

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(ダイナルヒ)
1980年 東京都
享保の頃江戸に住んでいたが、その家の向かいにある山に伝通院という寺があった。正月25日の戌刻に寺の辺りから大きな光が出て北や南に歩いた。その後、空に上って星に成り、夜な夜な輝いた。そして3月8日巳刻に、牛込から千住までの大火事が発生し、この寺の庭で非常に多くの人が焼死した。
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カジノヨウニミエルアカイヒカリ
1983年 秋田県
享保14年12月28日夜5ツ時、上空に上った火事のように見える赤い光は2本筋が入っていた。津軽や南部、江戸、仙台、西国でも見えた。
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(クロケブリ)
1980年
享保の頃、土や木から黒い煙が立ち上がったことがあった。それは春の、南風が吹く日である。
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ヒノタマ
1982年 東京都
享保19年6月17日夜半、江戸四里四方が振動し、虚空になにやら火の玉の様な物が飛んだのを見た者がいた。
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ヒ,ヒバシラ
1978年 京都府
天明8年、方広寺の近くに住む人が晦日の夜風の音に目が覚め空を見ていると東の清水辺りから大きな火が現れ真横に飛び、四条河原の東へ落ち4,500丈の火柱が2本上がった。暫くすると消えたが、火の落ちた辺りから火事になった。
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アカイタイヨウ,アカイツキ
1982年
享保16年4月5日、日の光が丹のように赤かった。夜になると月も同じように赤かった。
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キツネノヨメイリ
1998年 奈良県
正月の晦か大晦かの夜、香具山の麓の辺りで狐の嫁入りがあるというので、村人たち4・5人で見に行ったことがある。丑三つ時の頃になったら、パッとついた火が3分か4分ぐらい飛び、パッと消えた。
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ヒノタマ
1937年 福島県
明治28年、南の空から径2尺くらいの火の玉が飛んできて、虎捕山の本殿のあたりにぶつかり、大きな音を立てた。火の色は赤く、普通の色とは異なっているように見えた。集まったり離れたり、ぼうっとしてしばらくして消えた。
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ベンザイソンテン
1966年 愛知県
享保14年酉春15日の夜、弁天女が夢の中に現われ、3日のうちに火事があるが私が火災を除けるので心配するなと言った。18日に隣町で火事があり、隣家まで類焼してきたが、そこで火は消えた。
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ニコンボウノヒ
1933年 大阪府
二階堂村では3月頃から6,7月頃に小雨の夜に遠くに火が見えるという。これを近くで見ると、目耳鼻口の形があってさながら人の顔のようだが、害をなすこともないから人々はさして恐れなかったという。これは昔、日光坊という山伏が村長の妻の病気を加持によって平癒したが、後に妻と密通したとされて殺されたため、平癒の恩も知らず、その上殺害するという2つの恨みが妄執となってその村長を殺したことから二恨坊の火というのだという。
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ヒ,カミナリ
1974年
寛政2年2月14日、昼未刻に雲がないのに雷が鳴った。近江や丹波・摂津でも同様であったという。南方の空に大きな火が飛んでいるのを見た人がいる。
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ヒバシラ
1939年 新潟県
大火事の数日前には火柱が出る。5・6間の火柱が立った数日後には火事になったという話もある。日露戦争後にはまったく見られなくなった。
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コジキ
1984年 福井県
昔、大晦日にある家に乞食が現れて、宿を請うた。家の人は哀れに思って泊めてやった。翌朝そっとのぞいてみると、乞食は冷たくなって死んでいた。その家の人は火葬場へ運ぼうと思ったが、正月で誰も手伝いにきてくれないので、夜になるのを待って囲炉裏で燃やしたが、いくら燃やしても燃えず、いぶかしんで火ばしでつついてみたら、いつの間にか黄金に変わっており、大晦日に太い薪を燃やすのはこのためであるといわれている。
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モリバヤシ
1975年 神奈川県
享保のはじめ頃、武州・相州の境の信濃坂で、毎夜囃子物の音がした。見物人が江戸などから集まった。音は産土神の森の中から聞こえており、時には自然とかがり火が焚かれる事もあった。朝になってから見に行けば青松葉の枝が燃えさして落ちていた。夏から秋冬にかけてこの事があった。春の終わりにいつともなく止んだ。
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サクラマチイン
1978年 京都府
享保5年正月元日寅一天に桜町院は降誕なされた。同時刻に洛中に火事があった。昔、聖徳太子が降誕なさった時も正月元日寅一天で、厩が焼けたという。聖徳太子の御再来であると人々は噂した。
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カイビ,ヒノタマ
1980年 愛知県
明治初年、正衆寺の裏山より怪火が現れ、村人は驚いた。大きな火の玉で、雨の夜に須佐の中頃に出て四散し、又一つとなって消え失せた。村民が不思議に思いその場所を掘ると古太刀、よろい、かぶと等が出たのでこれを祀った。そのあと、怪火は現れなくなった。慶長の昔、九鬼嘉隆が当地に攻め入った時に戦死した武士や村人の魂が迷い出たものという。
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(ソラニアラワレタモジ)
1982年
享保14年8月17日寅の4刻より、東方日の出る辺り3、4町程の間が一面赤色となり、その中に「蚕裳茷日国」という6字がほのかに現れて暫くして消えた。直接は見なかったが、世上にこの風説があるので記す。
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キツネノヨメイリ,ダイロクテン
1985年 愛媛県
高山の右側の中腹で初夏の夕方、時々野火のような火が見えた。1ヵ所が3ヵ所になり、5ヵ所になり、また1ヵ所になったりした。「狐の嫁入り」とか「第六天」だろうとか話し合った。明治の終わりから大正の初めにかけてのことである。
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シシャノスガタ
1982年 群馬県
過去1年以内に死者があった家の人は、4月8日に赤城山の地蔵岳に登り、死者の名を呼ぶと空の彼方に死者の姿が見える、死者によく似た人が見つかる、という。
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キツネツキ
1982年 京都府
享保8年4月17、18日の火災の時、京中の人はあらかじめ用心をしていた。それは上京辺りの狐つきの病人が、それを予言していたためである。
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