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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カネ,リュウジン
1974年 福岡県
筑前鐘の岬で、海底の鐘を引き上げようとすると、大綱が切れたり、大風が吹いたりする。流れてきた翁の面を使うと、必ず雨が降る。

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チンショウ,アマゴイ
1974年 長野県
釣鐘渕の沈鐘は引き揚げられて寺におさめられており、日照りが続いて畑の作物が枯れるというときに、その鐘を渕に沈めて雨乞いすると必ず雨が降ると言われている。
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テング
1915年 静岡県
雨乞いに高麗神社の神宝である天狗のお面を持ち出して使う。龍の字を書いた旗を押し立て、鉦太鼓を鳴らし法螺貝を吹いて海岸に出て、海に向かって天狗のお面を見せると必ず雨が降るという。
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カネノミサキ
1974年 福井県
越前敦賀の海中に鐘があり、引き上げようとすると恐ろしいことがある。
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チンショウ
1974年 福岡県
筑前鐘ケ崎の沈鐘は、慶長年間黒田長政がはじめて引き揚げをこころみ、3、4代目の領主も再度企てた。初回は少し動きかけたかと思うと俄かに風雨がおこり、船が砕け人々も大半が溺死した。2回目は天地鳴動し船も人も微塵となり、綱をかけた鐘の龍頭がくだけ大浪が起こって人家や田畑が破壊された。
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カエルイシ
1987年 長野県
昔,蓼科山の頂上から稲荷神社の庭石にと運んできたが,その運搬中豪雨になった。それ以来,この石の頭を叩くと雨が降るといわれている。
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ウメン
1977年 奈良県・群馬県
南都東大寺の霊宝に、出すと必ず雨の降る面があった。上野で、旱魃の時その写しを掛けて祈念したところ雨が降り出した。
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エボシイワ
1956年 宮城県
坂上田村麻呂が流れの激しい斎川をわたるとき、鹿島の神を祈って河中に投じた烏帽子が岩となる。日照りのときにその渕を汲むとたちまちに雨が降るという。
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イシ
1982年 茨城県
茨城の岩船神社神殿横にある石は常に水を湛え、どうやっても汲み出すことができない。もし汲み出すと必ず雷雨になると信じられ、旱魃時には村人が協力してこの水を汲み出すという。
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カネ
1943年 岐阜県
根本の元晶寺の鐘を降ろして「アラヒ」(小字名)というところで洗うと、どんな旱天でも雨が降るという。
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カネ
1929年 岩手県
ある時、淵に鐘が転落した。引いても動かないので新しい鐘をつくり、朝夕つくと、水中の鐘も同じ音で鳴り出すのだった。
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アマゴイノメン
1939年 島根県
小笠原氏が将軍家から貰ったという能面があり、雨乞いのときにその面を出すと、必ず雨が降るという。
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マショウノモノ
1995年 滋賀県
昔、行基が行をしていると、雷が鳴り大雨が降りだした。行基が鐘を深い淵に投げ入れて印を結ぶと晴れた。淵の魔性の仕業であった。
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カネ
1928年 茨城県
弁慶が盗んだ鐘を船に乗せて湖を渡ろうとしたとき、三又沖で急に鐘が鳴り出し、風が吹いてきて波が高くなった。船が沈みそうになったので、弁慶が鐘を湖に捨てると月明かりが出て、風はやみ、波もおさまった。鐘は今も湖の底にあり、そこには渦がまいているといわれる。嵐の夜に耳を澄ますと、鐘の音が聞こえてくるという。
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カネ
1974年 福岡県
鐘ケ崎近くの海中には、今でも晴天の日、海底に鐘の姿をみることができる。
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ヤクシドウノカネ
1938年 京都府
蛇谷川の上龍の淵になっているところへ薬師堂の鐘を沈めると、たちまちにして雨が降る。
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(シオガヒラク)
1977年 福岡県
豊前の国門司関の早鞆明神の前は海で石の階段がある。毎年12月大晦日の夜中に、社人が宝剣を胸にあてて石段を下り、海に入る。その時、潮が左右に開く。海底のワカメを1回だけ刈って帰る。もし2回刈ると潮に飲まれて溺れてしまう。すべての燈火と船の明かりは消す。この神事の時刻の前は、半時ばかり大波で海が荒れているのに、神事の時はしばらく波がしずまり、終わるとまた半時ばかり荒れる。
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コクブンジノカネ
1987年 長野県
国分寺の梵鐘が須川湖に沈んで以来,旱魃の時にも須川湖の水だけは涸れることがなく,万一鐘の竜頭が水面に出るくらい水が減ると,その竜が雲を呼んでたちまち雨を降らせるという。
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ツリガネ、サメ
1980年 神奈川県
ある日、鐘を運んでいた船が鮫のいる沖で嵐にあい、仕方なく鐘を海に捨てた。次の日、同じ沖まで来ると、主の鮫が尾で鐘を売って、ボーンボーンと鳴らしていた。
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フドウサン
1976年 奈良県
お不動さんを淵に放り込んで洗うと、雨が降ると伝えられている。
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リュウノヒモノ,リュウ
1983年 岡山県
どうしても降らないときには、出雲からもらってきた竜の干物を使って雨乞いをする。新しいたらいに神社の井戸の水を汲んで竜の干物を入れると、それはどんどん大きくなってたらいの中を回り始める。そうして、雨が降ったら、お祭をしてその竜を水からあげ、しまっておくのだ。これによって雨が降らなかったことはないという。
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