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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例


1991年 静岡県
日暮れ時はマが活躍するときであるから、日暮れ時にはマが入らないように戸を閉めなくてはならない。

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モウモウ
1940年 島根県
日暮れ時をモウモウといい、日暮れ時に親に子どもが叱られたときなどに隠れていると、モウモウが隠して行方不明になるという俗信があるという。モウモウは魔であり、「魔が隠すから隠れては行けない」と子どもに隠れないように注意する。ただし、その姿を見たものはない。また、死そう(死沙汰)を告げに行くときは必ず2人で行くが、これはもし1人で行くとやはりモウモウが隠すからだという。
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ホトケサマ
1965年 宮崎県
盆の13日の晩には仏様が来るので、家の入口から仏壇に通じる戸をすべて、少し開けておく。この仏は夜中に帰っていく。
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ミサキ
1965年 高知県
とま莚(トマムシロ)を家の戸口にかけておくと、ミサキ除けになる。トマは十魔に通じるので。
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マ(ゾクシン)
1955年 高知県
山小屋は山の尾筋に建ててはいけない。マが通る所だからである。
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ヒトツメコゾウ
1928年 東京都
2月と12月の8日の夜に一つ目小僧が横行して、外出するものを襲うので、戸口に笊を被らせて、早く寝なければならないと言われている。
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シノヨチョウ(ゾクシン)
1976年 宮城県
真夜中に戸がガタンと鳴ったり、何かが倒れたような音や戸が閉まる音が聞こえると人が死ぬ。
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バケモノ
1982年 新潟県
コト八日の前夜には化物がきて危害を加えるとして、早く大戸を閉め、戸口に籾とおしをさげる。化物はとおしの目を数えるうちに夜明けになって一目散に逃げるという。
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ビンボウガミ
1980年
人家というものは、たとえ出入りが少ない日でも、1日1回は部屋を掃き清め、風を通さないといけない。そして用が無かったら閉め切っておく。家の穢れは風によって清められる。そうしないと世に言う貧乏神というものが住みついてしまう。
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(ゾクシン)
1977年 秋田県
足音や茶わんを鳴らす音がする。また、夜戸を開ける音はするが閉める音がしないなどは死の予兆として考えられている。
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タヌキ
1998年 奈良県
夜の十時ごろ、門口と障子を開けて人が帰って来る音がする。けれども、誰も入ってこない。そんな時は「また狸が騙している」と言った。狸は門口を開け、オシッコをする音を立てるという。
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オニ
1984年 福井県
節分の朝にアイタクサをつくる。これはカヤの葉と煮干をアサギに挟んで家の出入口や窓に挿したもので、節分の晩にアマミ(火斑)をはぎに来る鬼が、侵入するときにこのアイタクサで目を突いて退散するからだといわれている。
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マホウ
1963年 岡山県
5月5日に、土間と台所の境に竹の竿を吊るし、マキを20本くらい吊るす。これはマホウ(猿やヒヒのようなもの)が来た時、家の中に入れないようにするため。
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オニ
1955年 高知県
イワシの頭とヒイラギを入口にさし、煎ったマメとムギを一升桝に入れて篩をかぶせて戸の外に出し、戸は閉めておく。鬼は一つ目だからメガケをする。
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タマセ
1984年 新潟県
人のタマセは、死の直前にはお寺を訪れて、男のタマセは本堂の入口から、女のタマセは庫裏の入口から入って、カネをたたいて帰るが、そのときには、戸をあける音はするが、閉める音はしないなどという。
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マヨナムン
1993年 鹿児島県
夜、いくら歩いても家につかないときはマヨナムンに引き回されている。こういうときはまっすぐ自分の家には入らないものだという。隣の生垣をこわして、そこから自分の家に帰った。
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ミカリバアサン,ミカワリバアサン,メカリバアサン,ヨウカゾウ
1950年 神奈川県
2月8日には、ミカリバアサンとか八日ゾウという怪物が来る。だからミカリダンゴを作って戸口にさし、目籠も立てておく。
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バケモノ
1982年 新潟県
コト八日の前夜には化物がきて危害を加えるとして、早く大戸を閉め、戸口に籾とおしをさげる。化物はあまりの目の多さに驚いてかなわないと思って家の前を素通りするという。
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マモノ
1954年 岡山県
送り狼の活躍するのは日没以後からであり、特にオオマガトキと呼ばれる黄昏ごろで、ツウツ暮とも言われる頃がもっとも恐ろしい時刻とされる。この頃に口笛を吹くと魔物が寄り集まって来るとも言って、子供達を戒める。
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マジムン
1969年 沖縄県
葬列が通る道に面した家は、棒か竿を門に倒しておく。これはマジムンが家に入ってこないようにするためである。
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オニ
1929年 朝鮮
朝鮮では、正月16日の夜に門戸に篩(ふるい)を掛けて置くと、鬼が来てその篩の目を数えているうちに夜が明けてしまうので、鬼は家に入らずに帰ってしまう。
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