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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ソミンサイ
1965年 岩手県
正月七夜から翌朝にかけて行う夜祭の行事がある。蘇民袋の中に祈祷の札を入れ、若い衆が素裸になって奪い合う。北上の河西の衆が札を多くとれば河西に吉事が多く、河東の者が多く取れば河東に吉事が多いという。

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リュウジン,リュウオウ
1986年 鹿児島県
南九州では8月15日の夜に綱引きをする行事がある。これは綱を竜に見立て、青年が海から竜神を引っ張り出すようにして村落へ持っていき、その綱を引き回して道を清めるというものである。
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ナノカマイリ
1964年 福島県
会津柳津にある虚空蔵尊では、正月7日に七日まいりあるいは七日堂といって、ふんどしひとつの裸体でかけこんでまつる裸祭りがある。最後には寺でまく札をとりあい、その年の豊年や幸福の占いをする。
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ジゾウ
1964年 福島県
若い衆が集まってひとりに南天の葉を持たせ、中に座らせて人々がそれをとりまき、地蔵様、地蔵様、と呼んで祈る。すると南天の葉がかさかさと動いて地蔵が出て、どこの地蔵かと聞くとどこそこの地蔵だと答えるという。
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サイノカミ
1964年 福島県
1月15日のもちの日に行う。子どもたちが、家々から門松、注連縄、納豆つとこ、わらなどを集め、村はずれに松のしんぼうを中心にして積み上げ、夕方に火をつける。「せいの神もやすぞ、せいの神やくぞ」と子どもたちが叫ぶと、各家々から供え餅に棒を通したり、幣や書初めの紙をもって集まる。この火で焼いた餅を食べると腹やみしないとか、たばこの火をつけると歯やみしないとか、書初めの紙の灰が上にまいあがると習字が上手になるなどという。さいの神とは「塞の神」などと書き、みちの神で悪病が村に入ってくるのを防ぐと思っている人も多い。
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フネヒキノギョウジ,ウラナイ
1964年 福島県
磐梯町本寺の恵日寺では、春のお国祭りで舟引きの行事があり、若い男女が新しい野良着をきて、くりぬき舟の両端につなをつけてひきあう。勝ったほうの部落が豊年であるという占い・予祝の意味がある。
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モチ
2000年 徳島県
小正月に貧しい子が銭を通して結わえる銭差を持って家々を回り、米や餅・菓子と交換した。これを食べると年中病気にかからないという。この行事を「お祝いそ」という。
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サイノカミ
1964年 福島県
正月14・15・16日ごろ(村によっては1、2日のずれがある)、会津地方ではさいのかみ(災の神、賽の神、塞の神)という行事がある。若者の指導で子どもたちがわらや納豆つと、正月の注連や御幣をあつめ、大きな木を中心に積み重ね、夕刻に火をつけて焼く。この火で餅をやいて食べると厄病にかからない。たばこの火をつけると歯やみしないなどの伝承がある。
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オシンメイサマ
1988年 福島県
正月の遊びとして男女の別なくオシンメ踊りを行った。ある家のオシンメイサマは布でまいた木の棒で、それを借りてきて若い娘に目隠しさせて持たせ、一座のまんなかに坐らせる。若い男女がとりかこんで「ついた、ついた・・・」とはやしたてると手がふるえだすので、神がのりうつったとわかる。「嫁さまもらうべ、どこの方にあっぺ」などと尋ねるとしかるべく答えるという。
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フナガタヤマジンジャノサクマツリ
1956年 宮城県
祭日は五月朔日で、ボンデンを社殿に奉納する。岩窟から新しい升に御神体を納めて抱き、下の社殿へと遷してご開帳となる。その後、ボンデンを奪い合い、それが終わると御神体が元の岩窟に納められる。
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トシハジメヒマツリ
1940年 神奈川県
年初火祭に関する俗信。サイノカミ。不動祠のある岐路脇に青竹4本を建てて縄を張り、その中に据えた毎年使用する石の上で、不用の神札と一緒に児童の習字紙を焼き、それが高く舞い上がると字がうまくなるという。また、枝餅を食べると毒虫に刺されないという。
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サイノカミ
1964年 福島県
正月14・15・16日ごろ(村によっては1、2日のずれがある)、会津地方ではさいのかみ(災の神、賽の神、塞の神)という行事がある。若者の指導で子どもたちがわらや納豆つと、正月の注連や御幣をあつめ、大きな木を中心に積み重ね、夕刻に火をつけて焼く。この火でたばこをつけると歯やみしない。
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ビンボウガミ
1957年 新潟県
1月7日に若木を山から迎えて、14日に燃やして小豆を煮る。昔貧乏な親爺が夜逃げをしたら、貧乏神が着いてきた。貧乏神が生木を燃して小豆を煮るのが嫌いだと言ったのでその通りにすると、貧乏神は「俺の嫌いな事をする」と言って銭を投げつけてよこした。それからこの行事をするようになった。
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シブンマチ
1939年 福島県
シブンマチ、またはジブンマツリといって、当地の農家は旧正月のある日に、ネギサマに頼んだなら「蘇民将来子孫之門戸也」と、法印サマに頼んだなら「臨兵闘者皆陣列在前」と書いたお札を、屋外の出入り口の扉に5・6枚貼って、その年の悪魔の来襲を防ぐという。
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カッパ,ガワッパ
1913年 熊本県
夏になると渋江家で水難除けのお札を出す。それを小さい竹の筒などに入れて身につけたり、仏壇に供えた飯を食べたりすると、河童が寄り付かないという。また、渋江家では人に害をなさないように、夏のある夜に桶に素麺を盛って河童に御馳走する。
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オイワイソウ
2000年 徳島県
正月14日(小正月)の昼に子供達が、銭指すと称する藁で作った銭を通して結わえる道具を持ち、「お祝いそうにこーとこと」と唱えて家々を回り、銭指すと餅や米を交換する。彼らが来たときに家人がこれを受けないと病気や不作になる。
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イギョウノユウシ
1935年 青森県
国幣小社岩木山神社では 旧暦正月7日の7日堂で蘇民将来が授与される。これは次の古事による。延暦の頃、坂上田村麻呂が征夷の命を受けて奥羽に入ったが、容易に征服することができなかったので、神明の加護を仰ぐよりより他はないと祀誓を寵めた。すると霊験が直ちに現れてどこからか異形の勇士が来て傍の大柳を根抜きにして振り回し、賊軍に突入して一気に平定した。
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ウルウドシ,ウス,トシノクレナド(セイカツニカンスルゾクシン)
1956年 宮城県
うるう年に不作はない、正月に臼の上に椀を伏せ、その内側に水玉(水滴)がつくとその年は雨が多い、年の暮れに財布・金入れを拾うと吉であるなどの俗信がある。
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ジゾウサマ
1941年 福島県
神事の日の遊びとして、13・4歳から二十歳くらいまでの女性が「地蔵様を憑ける」遊びをした。真ん中に蓙か筵を敷いて、任意の1人を座らせ、他の者はその周囲を内側を向いて右回りに廻りながら「南無地蔵大菩薩、ついておこれえ地蔵様」と唱える。地蔵様が憑くと様々な質問をした。質問がなくなると皆で踊った。そして丁重に地蔵様に帰ってもらった。帰らないときは、その地蔵様が祭ってある場所に本人を連れて行ってよく拝んで帰ってもらったという。
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カラス
2003年 福井県
正月元旦早朝,センジキと言う神事を行う。千敷場という岩の上に「カラス餅」を供えると雌雄2羽の烏が山から舞い降りて持ち去っていく。この2羽は日天子と熊野権現の使いで,親鳥から子鳥にカラス餅を持ち去ることが伝授されているという。こうしてカラス餅が持ち去られるとその年は豊作・豊漁だといい,持ち去られないと不漁になると心配される。
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ヤマノカミ
1982年 新潟県
1月8日に各戸一人が集まり、藁で蛇を作って山中の奥の院にのぼり、後から神で作ったさまざまなものをもって、「山の神様山行きやる 山繁盛 里繁盛」とはやしていく。奥の院では頭を村に向けて老杉に蛇を縛り、木で作った鉈や鎌などをこれに結んで酒を飲み、2本のタラの木をそこに立て、帰りは振り向くと長いものに巻かれるといって山の出口まで一目散に下る。また、それから4日目が山の神様の種蒔きの日である。
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