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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウブメシ
1956年 宮城県
同じ食物を共に食べることによって力を得ようとすることから、産飯を多くの人に食べてもらう習慣がある。

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(ゾクシン)
1963年 愛媛県
親戚などに不幸があった場合は、そこの飯を食べて出て行くと、猟が良いといわれている。
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(ゾクシン),ガッパ
1933年 熊本県
産飯を「産の神さん」にお供えするが、この作法を怠ると、ガッパ(河童)が赤ん坊をもらいうけに来るといわれている。
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オタイシサマ
1990年 長野県
オーデシコという日があり、ごちそうになれるが死ぬまで食べさせられる人もいた。1人責め殺すとその年は豊作だといい、小さな女の子まで犠牲になった。ある時、乞食坊主が来た。いくら持ってきても皆食べてしまうので、「もうあげるものがない」と謝ると「ごちそうになった」とどこかへ行った。今年は凶作だと頭を抱えたが、翌朝調べると、食べ差しのうどんが裏の畑に山積みになっていた。誰からともなくあれは大師様で、行事のやりすぎをとがめに来たのだということになり、責め殺すことを止めたという。
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ヤマノカミ
2001年 青森県
妊娠中に山の神への供物を食べると、山の神には十二人の子供がいるので、多産になる。
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クダ
2002年 長野県
くだは温かいご飯の入ったオヒツの縁をしゃもじで叩くと集まって来て、それを飼うと金持ちになり、養蚕をするとくだが繭を運んできて財産家になれる。くだが増えて行くうちは良いが、増えすぎると共食いをし、その家は貧乏になったり病人がでたりする。その時は、祈祷師を頼んでくだ封じの祈祷をしてもらう。
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(ゾクシン)
1987年 山形県
食物に関する俗信一束。
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(ゾクシン)
1977年 和歌山県
人生儀礼に関する俗信。村の鎮守の奉納相撲で一番強かった人が四股を踏んで握り飯を割ったものを力飯といい、これを食べると強い子が産まれるという。女の子が25歳・42歳に産まれると、父親の厄がなくなるという。人が死ぬと、屋根の棟に上がり、「おーいおーい」と3回呼び、死者の名前を叫ぶと生き返るという。雷が鳴ったら棺桶に蓋をして抑えておかないと、光が死者に当たると棺桶が空になるという、など。
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オオウバユリ,ギョウジャニンニク
1934年 北海道
二人の女が、村ごとに立ち寄って、借りた椀に脱糞し、食べろという。二人の正体は、オオウバユリとギョウジャニンニクの頭領で、それらの植物が食べられる事を人間に教える為にやってきたのであった。
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マツタブ
1968年 鹿児島県
昔、マツタブが男に化け、ある女を妊娠させた。その男は毎夜通い朝になると帰っていった。不審に思った女は男の後をつけた。すると男はマツタブとなり洞穴に入っていき、そこで仲間のハブにその女のことを自慢していた。ハブが言うには、もしその女が4月初午にビラゾネ(ニラの煮物)を食べたら子供はおりてしまう、とのことであった。女はその通りにし、多くのマツタブの仔をおろしたという。それからというもの、4月初午には必ずビラゾネを食べるようになった。
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センニンネギ
1956年 宮城県
餅をつくときは、一人でつくよりも千本ギネといって、多くの杵と多くの人々の協力でついた餅のほうが目に見えぬ力が多いと信じられていた。
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オソナエ
1956年 岩手県
ノハダテ(農始め)日の朝に、馬が曳くヒデヅルという綱をなった男が蒼前様のお供えを食べる。もし女子がお供えを食べると、産が重くなるという。
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(ゾクシン)
1939年 島根県
二十日正月に、歳末についておいた力餅を家族で分けて食べると、大力を授かるといわれている。
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サンノマジナイ
1950年 秋田県
沼館の旦那の一人娘が婿を貰ったが、なかなか懐妊しない。人に言われてお産が済んだ人の家に行き、産婦の汚れた床に同じように寝て、産婦のお膳を枕元で食べると不思議と懐妊したという。
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フシンノマメ
1946年 三重県
落成祝いのときに出す酒飯に2、3粒入っている豆が自分の飯の中に入っていたら食べずに持ち帰り、これを神棚に上げる。そうすると家が繁盛するといわれている。
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(ゾクシン)
1973年 三重県
婚姻に関する俗信。婚姻のときに高盛飯を夫婦2人で半分ずつ食べる。そうすると鼻の高い子が産まれるといわれている。女性は子どもが産まれると眉を落としたが、これは眉があると子供が乳を飲むときに母親の顔が鬼に見えるからだという、など。
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ネザサヲオシワケテクルモノ,サル
2000年 新潟県
山中で焼飯を食べていたら、猿のようなものが現れた。猿に似ているが猿ではなく、毛が長く垂れ、身長は並みの人よりも高かった。眼は大きく、光っていた。焼飯を乞うたので与えると喜んで食べ、お礼に荷物をもってくれた。
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ガキ
1936年 兵庫県
日常では、路傍に飯粒を1粒でもおいておけば、餓鬼が喜ぶという。
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タマゴ
1989年 長野県
ある時、山仕事に行った男が鳥の巣から卵をとってきた。その日の晩に近隣の者8人で集まってこの鳥の卵を煮て食べたところ、8人がいくら食べても食べてもどんどん増える。8人は「神様の卵だ、罰が当たった」と驚いて、お宮でお日待ちをしたという。
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シシャ,フッカツ,マクラメシ,タマヨバイ
1999年
枕飯は、死者を蘇らせる呪術的な役割を持っていた。枕飯を供えることは、魂呼びの一つの呪法であった。
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(ゾクシン)
1960年 愛媛県
子供が生まれたときには「ウブヤノゴハン」を炊き、子供の枕もとや神様にあげるという。この時、ごはんを指で少しおさえておくと、子供にえくぼができるといわれている。「ウブヤノゴハン」は産婦や皆が食べて、子供には1粒食べさせるという。
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