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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オゴメ
1956年
山中で笑う怪鳥にオゴメというものがある。江戸時代には、難産で死んだ産婦がこの怪鳥となり、下半身を血で染めて夜空を泣き飛ぶなどと記されている。

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ウブメ、〔ヤコウユウジョ〕,〔キチョウ〕
1986年 大分県
県内にはウブメの話は少ないが,産婦が死んで妖怪化したものをウブメという。子を抱いて夜に出歩くので夜行遊女・鬼鳥とも呼ぶ。腰より下に血に染まった腰巻を着けている。毛を着ると鳥となり,人の子を害する。
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ウブメ
1974年
姑獲鳥は産婦が死んで化けたもの。子供の衣装を夜、外に置いておくとそれに血を付ける。子どもがその衣裳を着ると必ず驚疳を病む。
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〔コカクチョウ,ウブメ〕,ヤコウユウジョ
2000年
産婦が亡くなると姑獲鳥になる。夜行遊女とも呼ぶ。毛を着ると飛ぶ鳥になり、毛をぬぐと女の人になる。人の子を取って、自分の子にするという。
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ケチョウ,ヌエ
1976年
源頼政の射った怪鳥を鵺という。夜鳴く鳥の事とも言われ、雉のような形で白い翼と黄色い足を持つともいう。昼は山に隠れて夜飛ぶ。頭は猿で体は虎、尾は蛇で足は狸である。東宮がこれの為苦しんだ時、頼政が射芸で解決した。
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ウグメ,ユウレイ
1925年 大分県
ウグメとは、妊婦が出産に失敗して母子ともに死亡してあの世に行けなかった者が、幽霊になった姿である。
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ウブメ
1979年
産婦が死後化けたものであるため、胸に両乳がある。人の子を好んで取り、その子を自分の子として養う。子供のいる家では夜、子供の衣物を外に出しておいてはいけない。この鳥は夜に飛んでそれに血をしたたらせてしるしをつける。するとその子はてんかんなどを病む。荊州に多くいて、鬼鳥とも言う。
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オオカミ,ヤマイヌ
1990年 長野県
昔、おおかみのことを山犬といった。夜道を一人で歩いている時は、絶対に転んだりしゃがんだりしてはならない。姿は見えないが、山犬に喰われてしまうからだ。山犬の眼は恐ろしい。暗闇に光る二つの眼光に睨まれると、普通の者はみんなまいってしまう。
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(カイチョウ),(ウメキドリ)
1982年 京都府
享保11年、岡崎辺、聖護院森の際に怪鳥が現れた。その声は人のうめき声に似ているためうめき鳥と呼ばれた。その姿を見ようと、近所の者が森林を捜索したが、声しか聞こえなかった。近所の古老が言うには、300年前にもこの辺りで鳴いたと伝えられているという。その姿は鷺のようで青いという。
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チョウ
1942年 高知県
夜更の路で、蝶が大漁に飛来して呼吸が止まる怪異がある。これにあうと病気になって死ぬといわれる。何かの事件で横死した人の霊だという。
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ヤマドリ
1974年 宮城県
ある夜、生首が戸の隙間から飛び込んできたので、かますの中に入れておいたら、朝になると山鳥になっていた。尾が十二節ある山鳥は人を化かす。
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テング
1961年 静岡県
八木山では山に天狗がいて、人をおどかした。恐ろしい音をたてて空を飛び、大きな声で笑った。
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オブゴ
1977年 埼玉県
夜遅く歩くと、生まれたての赤ん坊が泣く声がオウェーと聞こえる。足の運び方に合わせて泣き、恐くて早足で歩くと鳴き声もそれに合わせてついてくる。これをオブゴと呼び、赤ん坊はすでに亡くなっている子どもである。オブゴに憑かれた場合は、ポケットのゴミなどを投げてやれば、姿は見えなくてもピタッと鳴き声が止む。
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バケモノ
1977年 青森県
昔、女の人が山に行って化け物と仲良くなり、化け物の子を産んだ。7日7晩たっても生まれなかったが、7日目の風雨が強い晩、産婆の指示で産室を無人にしたら、何かが来てコチョコチョ話をし、子が生まれた。その子は口が耳まで裂けていた。産婆は誰にも見せずにどこかに埋めたが、翌日掘り返した跡があり、何も無くなっていた。
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カワジョロウ
1958年 香川県
川女郎は川岸の岩と岩の間に子をもうける。川幅いっぱいに水があふれそうになると赤ん坊が流されてしまうと泣く。サバエ髪の川女郎と行き会うと、馬鍬のこのような歯を出して笑う。ナゲガミに出会うと恐ろしい。
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キツネ
1977年 青森県
産婆さんが夜道を歩いていたら、狐が頬被りした女に化けて「ババオグルカ(送ろうか)」と言ってきた。産婆さんが「オグッテクレ」と言ってついていくと、ホリョウ沢まで来て女は消えてしまったむ、そこには狐の巣があった。
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オオカミ
1984年 福井県
昔は、お産があるごとに産小屋を建て、そこで分娩していたが、あるときオオカミがきて小屋を襲って母子ともに犠牲になったために、以降形ばかりの産小屋を建てて入るまねをするのだという。このような風習は昭和20年代まで続けられていた。
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ヌエ
1975年
どのような鳥であるか名状は明らかではないが、怪鳥であるとある。
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ミケノロウビョウ,オケサ
1984年 新潟県
お婆さんがかわいがっていた老猫が姿を消し、美しい娘があらわれて自分は三毛だという。それから間もなく江戸深川におけさと名乗る遊女があらわれ、その唄が「おけさ節」としてたいへん流行する。ある夜おけさのもとへ船頭が遊びに来て、夜中に遊女姿の大きな猫が食べ残した魚の骨を食い荒らしているのをみてしまう。口止めをされた船頭は翌朝には話してしまう。そこへ突然大きな黒雲が湧き、その上に大きな化け猫が乗って、その船を襲い、船頭を空へ巻きあげて雲の中へ姿を掻き消してしまった。
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ウブメ
1979年
釣星鬼、夜遊鳥ともいわれる。中国では、夜に空を飛び子供に害をなすという。鳴き声は子供の泣き声のようで、形は明らかではない。夜に子供の服を干すことも厭われる。京都でもこの鳥を恐れるという。
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ノツコ
1942年 高知県
夜の山路で幼児の泣き声のしてくる怪異がノッコである。草鞋のチボ(乳首)か、草をちぎってチボにして投げると退く。
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