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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オチョケ
1982年 新潟県
母親が死んで百カンチが終わると、南蒲原郡下田村長沢のマンチ(巫女)へ、オチョケにいった。マンチは30歳ぐらいの、せいの高い盲目の女の人だった。白装束で、神壇にむかって、幣束をふって、お経を読んだり神様の名前を読んだりしているうちに体がブルブルと震え出してものをいい出した。これは明治の末ごろのことである。

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オチョケ,ホトケノクチ
1982年 新潟県
隣村の豊島に、仏を呼び出す、盲目のマンチ(巫女)がいた。村人は、マンチのところへオチョケ(仏の口)にいくといっていた。今は近くの稲葉の村にイナバノカミサマと呼ばれる行者がいて、仏を呼びだしている。
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ホトケノクチキキ
1982年 新潟県
家のバサが死んで、百カンチになって、小千谷市木津のマンチへ仏の口聞きに行ったところ、寝間のたんすの引き出しに入っている7万円をみんなに形見分けしていないのが気になって、家の周りでうろうろしているといった。家へ来て見てみたら、その通りにあった。これは最近の話である。
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ムジナ
2001年 新潟県
狢は人の心を、目を見て読む。
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(ゾクシン)
1982年 新潟県
家人が死んだ後、身に近い人が「口よせ」をする。アガタ、マンチ、ワカドノといった巫女から仏をおろしてもらって死後の様子や息のある中にいいたかったこと、気にかけていたことを聞いてもらう。
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テング
1980年 千葉県
天狗が山の中で本を読んでいるのを、八束村の方の人は見たことがある。
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(ゾクシン),(レイコン)
1933年 岩手県
坊主が来て枕経を読まぬうちは、霊魂は浮かばれぬ。
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コボウシ
1934年 長崎県
10年前、漁に出ていたら船に小法師が上がってきた。船は進まなくなったが、一心に経を読んだら助かったという。
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ホトケ
1982年 新潟県
木沢の村の六郎右衛門の娘が他の村へ用事にいった帰りに池に落ちて死んだ。次の日に村中で探したがわからない。マンチ(巫女)に仏の口を開いてもらったら、タンスの2番目の引き出しに、だきあわせの帯があるから池へ投げてくれいう。その通りにすると娘の遺体が浮いてきた。
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ジゾウサマ
1969年 福島県
明治末の話だが、正月に若い女ばかりが宿に集まり、1人に目隠しし笹と幣束を持たせる。周りで唱え言を繰り返すとがさがさ震えて地蔵様がのり憑く。それに向って何でも聞きたいことを聞いた。
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コンジン
1942年 三重県
金神にむかって出産すると、子どもの目が見えぬようになるとか、死ぬとかいう。
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ヨウカイ
1940年 新潟県
南蒲原郡の俗信。2人がかりで火を吹くと、妖怪が出るという
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メカリシンジ
1983年 福岡県
早鞆社は彦火々出見尊を祭っているが、12月30日の子の刻に、社家の1人が右手に鎌を持ち、左手に松明を掲げ、大海の渚にむかうと、潮が2つに割れる。そしてそこにある五百壇の石壇についている和布を一鎌刈って帰ると、海は元に戻るという。
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ベンジョノカミ
1974年 高知県
便所の神は、盲目である。
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ショクゴニフシテウシトナル
1979年 宮城県
陸奥国栗原の郡つら川で、経も読まない昼寝好きのある愚僧が牛になった。120年前の話である。
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フクノカミ

南蒲原郡の俗信。桝の底を叩くと、福の神を逃がすという。
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シンボ,ウシ
1928年 中国
邪険な神母が外に牛がいたので中に入れようとした。牛は抵抗して入らず寺に走っていった。牛を追ってきた神母に驚いた衆僧が経を読むと、神母は牛を捨てて逃げ戻ったが、病気になって死んだ。のち、娘の夢に出て、般若経を奉納して弔ってくれと頼んだ。
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テング
1952年 群馬県
力自慢の男が子供と角力をとった後、天狗にさらわれたが、マタリ神に助けられた。百年後、子孫の老人が病気でふせっていたとき、その子がブルブルと震え出し、何かを口走るという事があった。神様が憑いて、大切なものを粗末にし、神を忘れているから親父が病気になるのだと言ったという。
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ウキョウホウ
2001年
弘法大師が祈雨のお経を読み雨を降らせた伝説から、正月の祭具を御修法の料として用いるようになった。
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ユウレイ
1989年 長野県
悪いことをすると、幽霊になって出てくるという。白装束で出る。
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(ゾクシン)
1957年 山梨県
眼病、感冒、歯、いぼ、痘瘡、漆のかぶれなどに関する俗信。はやり目になると「はやり目大売出し」と書いて電柱にはりつけておくと一番はじめに読んだものに感染し、読んだものがあれば治る。抜歯したとき「鬼の歯と取り替えてくれ」という、など。
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バケモノ
1931年 埼玉県
近津神社の宮坂を登ったところに松の木と樅の木があり、そこに化物が住んでいる。ある人がここを通ったとき鼻先に大きな巾着が下がり、刀で切りつけたら飛んでいったことがある。提灯が下がったこともある。修験が経を読んでいたこともあるが、これも化物である。
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