コトノカミ 2002年 神奈川県 コトの神は2月8日に来て農事を助けて、12月8日に天に帰る。
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タノカミ 1984年 福井県 12月5日は田の神を送る日で、2月5日が、天から降臨する日だといわれている。そのために御神酒、焼きモチとホナガラ(干しワラビ)をゆでて味付けして、キナコをふりかけたものを稲穂に見立てて供えるという。
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コトノカミ,ショウガツノカミ 1982年 新潟県 秋12月8日のコトオサメにコトの神は天にのぼり、正月の神が交代に来るとされており、途中で両者遭遇し、「私はいますべての仕事をすませてチジョダンゴまで食べてきた。行っても何も御馳走はない」というと、正月の神は「どうして、どうして、私がゆけば、油のような酒・紅のようなトト・雪のようなマンマが待っているから、是非行かねばならない」と答えて正月の神がやってくるといい、団子を供えて食べる。
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コトノカミ 1982年 新潟県 コトの神は2月にきて、12月に帰るといい、春2月8日のコトハジメはコトの神が天から今年の種子をもって降りる日で、秋12月8日のコトオサメはコトの神が天に上る日であるという。
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タノカミ 1982年 新潟県 12月8日に田の神が去り、2月8日に再来するといい、小豆ダンゴを供え、ボタ餅をたべるところもある。
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コトノカミ,ヒトツメコゾウ 1977年 神奈川県 2月8日、12月8日の両日には一つ目小僧が来るといって、目籠を竿の先にかけて軒先に立てたり、履物をしまい込んだり、雨戸を閉め切って外出しないようにした。また、2月8日に訪れるコトの神が農業を助け、12月8日にはその一切を終えて天に帰るのだとも言われた。
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コトノカミ 1982年 新潟県 田の神は一般に「事の神」と呼称されている。2月8日(または9日)の事始めの日に事の神様は稲の種子を持って、天から下りられるとされ、農家はボタ餅あるいは小豆団子を作って供えた。12月8日(または9日)の事納めの日には、事の神様が天上に帰られるといって、事始めと同様にボタ餅などを調えて供えた。
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ダイマナク 1958年 栃木県 2月8日をコト始め、12月8日をコト終いという。この日はダイマナクがくるからと言って、7日の晩に目カゴを竹に吊るして軒に立て、8日の朝に炉で葱をたく。この日、履物を家の中にしまっておかないと厄病にとりつかれるという。
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オニ,タノカミ 1974年 岡山県 イノコは旧暦10月の亥の日の祭りである。このイノコは田の神が山に帰る日である。「祝わんものは鬼うめ蛇うめ、角の生えた子うめ」というはやし言葉があり、「亥の子の日には大根畑に行ってはならない」というタブーも伝えられている。
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コトノカミ,ショウガツノカミ 1982年 新潟県 2月8日のコトハジメには、コトの神が天からおりる日なのでキビやヒエの団子を供え、桝に12個の大きな団子を入れ、囲炉裏の上の火棚に供える。また、コト神と正月の神が交代するという。
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ショウガツノカミサン,トシトコサン,ワカトシサン 1970年 岡山県 正月の神さんはトシトコ(歳徳)さん、あるいはワカトシさんといい、男の神らしい。タユウさんがくることによって、年の神さんが来るというが、セッキギヨメをせずとも年の神さんはくる。
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テンテコマツリ 1939年 愛知県 旧暦正月13日に行われるテンテコ祭では、42歳厄年の村人が赤い着物で腰に男根に見立てた大根をぶら下げ、年行事区長の家から神社本殿に行き、神殿前で燃やした藁灰をふりかけられてから拝殿へ駆け上がり大根を神前に納める。この大根を貰って大黒柱にかけておくと、雷が落ちないという。また、この大根を酢もみにして食べると、夏病みをしないという。神事の際にふりかけられる藁灰を被ると、夏病みを免れるという。
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タノカミ,カエル 1961年 栃木県 旧暦10月10日、餅をついて田の神様にあげると、その餅をもって蛙をおともにしてもとの社へ帰る。
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ショウガツノカミサン,トシトコサン,ワカトシサン,タノカミ,サンバイサン 1970年 岡山県 正月の神さんはトシトコ(歳徳)さん、あるいはワカトシさんといい、男の神らしい。このトシトコさんが、田植えのときに田の神(サンバイさん)になる。
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タノカミサマ,コウサクノカミサマ 1982年 新潟県 田の神様は春3月16日に田へ下り、秋11月16日に山へ上るといって、この両日は山へも畑へも出ず、休んでボタモチ(おはぎ)を16作って神棚に供える。赤飯を炊いて供える家もあった。ここでは、田の神は耕作の神様となっており、それが常駐するのは山で、春に田へ下りて秋に山へ帰るが山の神になるとはいわない。
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オシラサマ,カイコ 1962年 山梨県 おしら様はおかいこ神様で、女の神。2月の初午の日に白い馬に乗ってやってくる。
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ジガミ 1964年 福島県 2月9日の夜は宵地神といって山仕事を休み、10日地神だんごをつくって地神様と神棚に一升ますに入れて供える。女たちはこの日早朝からうすをとんとんたたく。これを地神さまをよぶといい、この日を地神待ちという。うすをたたくのは、昨秋10月10日の地神待ちにあげた餅のうすがからになったので、今年も着てくださらないと困るためだという。秋の地神だんごは、そば粉にきびを入れたもので、これを供えて土の神様に感謝する。10月は神々が全部出雲に集まるので留守になり、地神だけが残るという。
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コトノカミ 1949年 京都府 旧暦正月18日に村ゴトというコトノカミの祭りがある。コトノカミは片足であるから、草履を片足だけ作る。
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ヤマノカミ 1982年 新潟県 旧12月12日の山の神祭りには、山形県小国町から山伏をよび、頭屋の祭壇の前にシメを張り、村の男をミコに立て、目隠しをし、両手に幣束を持たせてかがませ、山伏が経や陀羅尼を唱えて祈祷し、村民は棒で床板をたたきながら心経をよんだ。これで山の神がミコに憑き、問い役のゲンジトリが12月以降の狩のことや村内のことを聞き、それについて託宣があった。この神憑けの祈祷をシラツケ(シラモノツケ)といっていたが、大正初年には中絶した。
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ヤマノカミ,ノウガミ 1988年 岩手県 山の神は春になると田におりて来て農神になり、秋になると山に戻って山の神となるので、旧暦3月16日の夜と9月16日の朝にはウキウキダンゴを作って送り迎えをする。
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