タノカミ 1982年 新潟県 2月16日と10月16日は田の神まつりが行われるが、田の神が田におりるまでに田の溝を掃除し、溝口に葭を立てる。
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テンノウサマ 1984年 新潟県 7月7日は田天王・田の神のゴウオロシ・田の神アガリ・田の神の作シラベ・田の神様の祭りといい、この日は天王様が田もりをする日だから水口をまたいで田に入るなという。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 田の草取り前後に鉦・太鼓で田を回る虫送りの行事を行う日は、田の神が田へ入る日なので田仕事をしてはいけないという禁忌がある。また、田に入ると稲で目をつくともいう。
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タノカミ 1965年 岩手県 田植えをする際、田の神は不浄を嫌うので、素足で作業を行う。
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タノカミ 1984年 福井県 12月5日は田の神を送る日で、2月5日が、天から降臨する日だといわれている。そのために御神酒、焼きモチとホナガラ(干しワラビ)をゆでて味付けして、キナコをふりかけたものを稲穂に見立てて供えるという。
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タノカミ 1982年 新潟県 2月16日と10月16日は田の神まつりが行われる。この田の神迎え田の神送りの日には早朝に嬶が腰巻姿で空臼を台所に出して三回たたくが、その音で田の神は下ったり上ったりするという。
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キツネ,オオミズ 1982年 新潟県 村の尼さんが托鉢の途中、川端の麦畑の道を歩いていると、急に大水が出てきて水かさがどんどん増してきた。尼さんはたまげて着物をまくりあげ、しまいには着物や腰巻を笠の上に上げはだかになって「おうここ、深い、おうここ、深い」といって、あいんでいた。村のおととが、見ていると、川ばたで狐が川水のしずくをタクンタクンたらしているのが大水になって見えるのだという。「キツ、やめれ」とどなったら、水がひいて、もとの麦畑になった。
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オウタカミサ,(ワンカシブチ) 1991年 山梨県 村内に人寄せがあって、膳椀が不足なときには前の晩に往太神様の前の池に行ってお願いして翌朝行くと必ず浮かんでいた。ある時、不心得者がいて仲間げんかをしてお椀を割り、不足のまま池に返したので神様は怒ってそれ以来頼んでも聞き入れなくなった。
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カッパ 1988年 福岡県 日は決まっていないが4月に、子供組がヤドを決めて集まり、竹竿に色々なものをつけて川の神を祭る。河童に引かれないようにするためである。
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コトノカミ 1982年 新潟県 田の神は一般に「事の神」と呼称されている。2月8日(または9日)の事始めの日に事の神様は稲の種子を持って、天から下りられるとされ、農家はボタ餅あるいは小豆団子を作って供えた。12月8日(または9日)の事納めの日には、事の神様が天上に帰られるといって、事始めと同様にボタ餅などを調えて供えた。
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カッパ 1989年 長野県 12月1日の朝、熱湯でそば粉をかいて5個か7個丸め、少し水を入れたコビシャクにそれを入れて使い川へ持っていく。そしてかっぱの神様に供えて後ろを見ないで家に入った。
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シニン,ショウネ,コエ 1978年 愛媛県 昔木出しをしているときにせきがはずれ、川下で作業をしていた五十人ほどの人が流された。それ以来その人達の性根が残っていて、雨の日になると木を出すときに歌っていた音が聞こえる。そこで3月24日に祭りをして、地蔵さんをまつった。
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(ゾクシン) 1975年 山口県 50年ほど前まで、水をお宮へ持っていき、祝詞をあげてもらった。これは虫除けの水であり、それを田の水口にまいておくという。
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ダイジャ,ノガミ 1988年 奈良県 昔蛇が出て田を荒らしたので、神に祀るから荒らさないでくれと頼んだ。以来、旧暦5月4日(今は6月4日)に野神祭りをしている。
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リュウノヒモノ,リュウ 1983年 岡山県 どうしても降らないときには、出雲からもらってきた竜の干物を使って雨乞いをする。新しいたらいに神社の井戸の水を汲んで竜の干物を入れると、それはどんどん大きくなってたらいの中を回り始める。そうして、雨が降ったら、お祭をしてその竜を水からあげ、しまっておくのだ。これによって雨が降らなかったことはないという。
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カッパ,(ゾクシン) 1988年 福岡県 井戸神のことを水神様と呼ぶ。5月5日はその祭で、「河童さん祭り」と呼ぶ。川や各家の井戸、汲場に篠のついた竹を立てて、藁苞に塩・イリコ・米を包んで下げ、酒を竹筒に入れて祭るという。
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アマゴイノギョウ 1997年 山梨県 降雨がなく日照り続きの時には雨乞いの行を行う。富士五湖の1つ、西湖の竜宮へ内野地区の親方と小遣いさんである天野仙太氏、通称仙太おじいが一升瓶を持って出かけて水を借りてくる。清水の池のほとにある瘤のついた樹木に瓶を吊るしておいて、それでも雨が降らない時は、神主が幣束、注連縄を樹木に縛って祝詞を奉上し拝んでから、水をコップに入れて池にこぼすと必ず雨が降った。
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コトノカミ,ヒトツメコゾウ 1977年 神奈川県 2月8日、12月8日の両日には一つ目小僧が来るといって、目籠を竿の先にかけて軒先に立てたり、履物をしまい込んだり、雨戸を閉め切って外出しないようにした。また、2月8日に訪れるコトの神が農業を助け、12月8日にはその一切を終えて天に帰るのだとも言われた。
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オニ 1975年 埼玉県 12月8日をススナデと言い、この日に夜なべをすると鬼が来て攫われる、という。庭には鬼を避けるため、二間くらいの竿の先にミケゴをかざした。
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スイジン 1949年 広島県 ノミイケ(飲池)には必ず水神を祀った。水神は水場の池に宿りその場を動かない。池を潰すことも、他へ移動することも許さない。動かそうとすると祟りがあり、その土地の持ち主が祭りの時に拝んで幣束を捧げなければならない。
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