国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

カイ
2002年 山口県
八幡様の後ろの松の木についている小さい貝を、出征者がお守りに持っていくが、本人が丈夫であると帰るまで貝は生きている。

類似事例(機械学習検索)

ハシヒロイボウズ
1981年 香川県
手島の氏神の八幡さまでは祭りが終わると、当屋の人々は社で会食した折の杉の箸を縁の下に投げ込んで帰る。後ろを見ずに鳥居の所まで下り、その夜は境内に近寄ってはならない。翌朝になって八幡さまに行ってみると箸は1本もない。これは夜の内にハシヒロイボウズが来て拾っていったからだという。
類似事例

ヤナガセハチベエ,ヤマフカクツレサラレタオトコ
1971年 山形県
鷹にさらわれ、山深く連れ去られた男が、11月7日の晩に、魚の王である鮭の大助の背中に乗せてもらって谷川を下り、里に戻ることができる。大助は「鮭の大助今登る」と声を発しながら登ってくるが、この声を聞いた人は3日と生きられないといい、このため、川沿いの村では、太鼓をたたいてにぎやかなお祭りをするのだと伝えられる。
類似事例

タヌキ
1975年 静岡県
「妻良の七坂・子浦の八坂。会いに来たもの帰さるか」といい、そこには狸のくぼがある。魚を売りに籠へ入れて背負っていくと狸に食べられてしまう。
類似事例

オンナ
1980年 青森県
筑前からの船が難破して津軽の海辺に着いた。船乗りが山に入ると40歳ほどの女がいて、船乗りと同郷で昔に来たという。そして故郷で若松の下にある祠に法螺貝を置いたといい、筑前に帰った船乗りが尋ねると実際にあった。しかしその松は大変古く、法螺貝もかなり昔からあるという。再びその女に会って話すと、安徳天皇の生きていた時は20歳だったという。
類似事例

カミサマ,ハチマンサマ
2001年 青森県
網を積んだまま止めていたある漁夫の船が、5分ほどの内になくなってしまった。神様に伺ってみたところ、船は八幡様が満州へ渡る為に借りていったということであった。
類似事例

ショウキ
2003年 沖縄県
鬼界島の征伐から尚徳王が戻るとき、小鐘が浮かび上がって王の船に付き従った。引き上げようとしたが動かなかった。王自身が引き上げると簡単に持ち上がった。そこで以前、鳥をうった矢が突き立ったところに応神天皇・神功皇后・玉依姫を安置して護国の神としたという。
類似事例

キジムナー
1970年 沖縄県
キジムナーは子供くらいの小さい体をしているが、ものすごい力持ちで木の主と言われている。古い木でないと住みつかない。夜になると自分の背中に人を背負って「絶対おならをしてはいけませんよ」といい水面の上を歩いて漁に連れて行く。そしてつれた魚の片目だけを自分がもらい、残りは全部その人にあげてしまう。普通は人に害を与えない。
類似事例

ジャタイノマツ
1967年 福島県
海岸に蛇体の松と呼ばれる二股の老木がある。昔、慶長の頃、与吉という百姓がおり、お松という娘があった。ある時、殿様が与吉の家で休んだ際に、お松を侍女にすると城へ連れ帰った。ところがお松は家に帰りたがって言うことを聞かないので、小船に乗せて竜神の淵に捨ててしまった。お松は海岸に泳ぎ着いたが、力尽きて女面蛇体の死体となって海岸に打ち上げられた。親たちはこれを見て悲しみ、娘の名にちなんで松を植えた。この松が大きくなったものが蛇体の松である。この松は霊験があるという。
類似事例

(リョウトウヘビ)
1980年 茨城県
常陸国のやしまという所に行き、与三という者を伴って裏山にはいった。その時4尺(約120センチ)の両頭蛇が、木にまとわりついていたので、その後殺した。両頭蛇を見ると死ぬというが、実際生きている。
類似事例

ヤマオトコ
1936年 岩手県
牛方が牛3頭に魚をつけて運んでいた。昼飯に魚を食べていると山男が来て、魚も牛も食われてしまった。牛方は逃げて、船の下に隠してもらった。牛方の行方を聞かれた船矧はうそを教えて脅されて逃げる。船矧は松の木に登って逃げた。木に登って追ってきた山男を、枝を折って淵に落として殺した。この話では牛方も船矧も助かる。
類似事例

ダイジャ
1979年 茨城県
宍戸公が魚釣りをしていると、愛犬が吠えてうるさいのでその首を切ってしまった。見上げると大木に一匹の大蛇がおり、公を狙っていた。しかし愛犬が殺されたので驚いて大蛇は逃げていった。愛犬によって命を救われた公は、愛犬をねんごろに弔ってやった。
類似事例

トボサク
1985年 福島県
湖水から流された鳥貝が竜宮城まで流され、出世する。偉くなると不潔な暮らしをするようになり、竜宮城から追い出される。不潔の貝は大波で打ち上げられ、舟宿港屋のじいさまに見つけられ、ちょうど庚申さまのまわり宿で料理される。その料理をトボ作が食べ、八千年の寿命を得て、貧乏ななりで日本中を回る。
類似事例

ダイジャ
1979年 茨城県
蛇沼という所があり、四方を松林に囲まれている。昔周囲にはきが一体に繁茂していたので、鮒が多く住んでいた。釣りに来た人が一服していると、その横にある松の木が動き出した。それが大蛇であった。蛇は怖くないし、家を守ってくれることもあるという。
類似事例

キツネ
1993年 岩手県 
ある人が鱒の荒巻を持って、宮守と谷内のあいだの境沢(さけざ)まで来た。気がつくと片足の下駄が無い。どこに飛んだかと見ると、池に浮いている。鱒を置いて下駄を取りに行き、戻ってみると鱒が無い。狐に取られた。
類似事例

エンテイ,ヤモリ
1979年 大阪府
浪華にある夫婦がいた。時に夫が悪い病気にかかったので、妻に他に嫁ぐように勧めるも妻は承知しなかった。ある日、妻が屋根を見上げると1匹の蝘蜓(ヤモリ)が釘で打ち付けられているのに、なおも生きていた。よく見ると雌の蝘蜓が餌を運んでいるので死なないのだと分かった。
類似事例

ハクジャリュウジン
1975年 島根県
日御碕神事の際は神主が波打ち際に立つのだが、毎年同じ時間に沖から藻の上に乗った小蛇がとぐろして流れてくる。神主はこれを受けて神前に供えることになっている。その蛇は1~2日で死んでしまうのだが、これを干して固めたものをつくり、信仰の対象として欲するものがあれば授ける。その蛇は紫白ではなく、黒ずんだ白蛇だといわれている。
類似事例

カイジン,ドクヘビ,ダイジャ
1929年 東京都
神代の昔、三宅島中根の漁夫が不漁の為に大漁と引きかえに、海神に向かって娘を差し出す約束をした。だがすぐに後悔し、かわりに妾を差し出したが、毒蛇(大蛇)は許さずどこまでも人々を巻き込み荒れ狂って娘を追い続けた。娘は神々の加護により神通力を得、白い鷹、白い鳩、虫になり逃げ回りながら守られた。神々は大蛇を退治して切り裂き、島に撒いたので、三宅島には今も蛇が多い。
類似事例

リュウグウサマ,オトヒメサマ
1938年 東京都
八丈島では、海中の水死体には竜宮様が抱きついていると言われ、何度も踏み付けてから引揚げる。死体の引き上げ役も必ず海で死ぬことになる。また、ある男が突然「淋しく」なり、海に潜れなくなった。巫女に「乙姫様が睨んでいる」と言われ、祈ってもらった。
類似事例

ニンギョ
1960年 静岡県
おじいさんに招かれて行くと海中へ連れて行かれた。1人が台所をのぞくと人魚を料理していて皆食べず、土産に持たされた。1人だけ家まで持ち帰り、それを娘が食べると800才まで生きた。
類似事例

マツ
1936年 島根県
万寿3年の暴風雨で海中に沈んだご神体が松の枝にかかって戻ってきた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内