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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

メヒトツイワ,オンビキイワ
1958年 香川県
目一つ岩とおんびき岩がある。双方がにらめっこして目一つ岩が負けて目が一つになってしまったのでその名がある。

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(ナクイシ)
1975年 山口県
一位ヶ岳と華山が寺造りを競った。雑に造った方が勝った。負けた方のやりかけの材料が化石となって残っている。この石は、余所に持っていくと泣くという。
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フジサン,ヤツガタケ
1929年 山梨県
昔、白雲が富士山と八ッヶ嶽を残して全て溺れさせた。富士山が自分だけになると言うと、八ッヶ嶽も負けないといい、喧嘩を始めた。背比べをしようと、長い樋を両方の頭に橋渡しにしてそれへ水を注いで、流れていったほうが負けという事にした。結果、八ッヶ嶽が勝ったが、富士山は突然樋を取り外し相手の横っ面を殴ったため、八ッヶ嶽の首が折れて飛んでいった。そして富士山が一番になった。
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ヒトツメコゾウ
2002年 神奈川県
一つ目小僧は大きい目玉が顔の真ん中に一つある、非常に怖い顔。
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ヒトツメコゾウ,メヒトツコゾウ
2002年 神奈川県
一つ目小僧は妖怪、悪神、疫病神の類。目が一つで顔が大きく、足が一本ともいう。
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オナベイワ,タコ
1968年 愛媛県
睦月の海岸に大ダコがいて、おなべという女性がそのタコの足を1本ずつ食べていった。しかし、タコの足が最後の1本になったとき、タコに殺されてしまった。以来、タコが隠れていた大岩を「おなべ岩」と呼ぶという。
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カッパ
1975年 福島県
河童が座ったようなくぼみのある石が2つあり、親河童の石、子河童の石と呼ばれている。そのくぼみに石を当てられればいいことがあるという。
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ヤマチチ
1914年 徳島県
雪の朝、桶屋が仕事をしていると、一つ目一本足の山チチが現れた。山チチは桶屋の心を次々と言い当てていった。桶屋は恐怖のあまり、竹をはじき出すと、竹は不意に山チチの顔を打った。山チチは驚いて「思わぬことをするものじゃ」と言いつつ逃げ去ったという。
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ウシノヨウナモノ
1966年 香川県
昔、金毘羅さんの山で、ある猛者が牛のようなものに道をふさがれたので、小癪とばかりに牛を投げつけると岩になった。この岩は牛の小岩とと呼ばれている。
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オバケイワ
2002年 滋賀県
鏡岩の上方にお化け岩とよばれる大岩がある。鏡岩には絶えず女人が近づいて髪や顔の手入れをするので、それを嫉妬してお化けとなって旅人を困らせたという。
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ミカエリバアサン
1967年 神奈川県
ひとつ目の怪物で、目の多い目篭を見て逃げてゆく。
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テング
1932年 兵庫県
天狗が岩の上で遊んでいたので天狗岩と号した。
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メヒトツコゾウ
1978年 静岡県
目一つ小僧の正体は、厄災をなす怪物として語られるのみで定かではないが、山の神をまつるもので、目が1つで足が1本しかない天狗だといわれた。下田では、目一つ小僧である山の神が来ないようにメカゴを立てる。沼津市岡宮では、目一つ小僧が山から降りて来て、人々に不幸をもたらすとされた。
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スモトリイワ
1985年 愛媛県
すもとり岩は2つの岩が相撲をとっているようなかたちで組み合った岩。離そうとすると火が出た。
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ユキオンナ
1928年 秋田県
雪塊の跡がひとつポコッと凹んでいるのは、一本足の雪女の足跡である。雪女は顔がのっぺりとしていて、顔をちゃんと見せないという。
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オニ
1982年 群馬県
駿河の鬼と榛名の鬼が山のつくりっこをして、榛名の鬼が負けた。一番鶏が鳴いたので榛名の鬼がおきっぱなしにした土が、ひともっこ山になった。
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イヌイシ
1967年 福島県
狗石と称する石がある。昔、上国の狗と村の狗が戦ったが、勝負がつかずにそのまま石になったという。あるいは畠山の狗と佐渡の狗ともいう。
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ヤマンバ
1927年 山口県
昔、山姥が鳴瀧川をせき止めて海にしようと一夜の間働いて岩を重ねたが、ついに失敗した。今も一重の大岩がある。
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テング,アマノジャク,テンニョ
1983年 岐阜県
2匹の天狗、もしくは天狗の邪鬼か天女が双六盤を投げ捨てた。この事により奇岩が誕生した。
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クジライシ,ハサミイシ,テング
2001年 奈良県
昔々、岩穴に尾山の天狗が住んでいた。川の谷の向こうには嵩山の天狗が住んでいた。あるとき、二人は暇なので何かを作ってみようということになり、岩ではさみと鯨をそれぞれ作ることにした。鯨を見に行ったときに地震が起こり、鯨石は転がり落ちてしまった。これらの石は今はダムができて沈んでしまっている。
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オニ
1966年 三重県
熊野の岩屋にオニが住んでいた。沖から弓の名人に目を射られて相賀まで逃げた。その目から滴った地によって岩が赤く染まって「赤石の鼻」の地名の起こりになった。
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