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検索対象事例

カッパ,キジムン,キジムナー
1972年 沖縄県
キジムン、キジムナー(木じもの)は、木の精霊である。いたずらを好み、寝ている人の胸に乗り邪魔をしたりするが、仲良くなると漁を助けてくれる。ただし海の上で放屁すると怒らせて船を転覆させるかも知れない。沖縄全般に様々な説話・名称有り。なお、『沖縄県史 民俗2』(355頁~361頁)ではキジムンを本土に於ける河童と位置づけている。

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キジムン
1956年
沖縄で古木に棲む妖怪。内地のカッパに似て、赤ら顔の童形。ガジュマル・アコウなどの樹が百年以上を経ると、キジムンになる。海の魚を捕るのが巧みで、屁のにおいが何よりも嫌い。
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キヂムン,アカガンダア
1934年 沖縄県
沖縄でキジムンと呼ばれるのは、木の穴から出る小さなお化けだと考えている。きじむんは常に陸から沖へ往来している。これをアカガンダアともいう。
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キジムナー
1970年 沖縄県
キジムナーは子供くらいの小さい体をしているが、ものすごい力持ちで木の主と言われている。古い木でないと住みつかない。夜になると自分の背中に人を背負って「絶対おならをしてはいけませんよ」といい水面の上を歩いて漁に連れて行く。そしてつれた魚の片目だけを自分がもらい、残りは全部その人にあげてしまう。普通は人に害を与えない。
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キジムナー
1985年 沖縄県
キジムナーは赤い顔の木の精である。大木のあるところや、人家・海に住む。潜るのが上手く、魚を取り、片目を食べて残りを人にくれる。屁を嫌う。
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キジムナー,キジムン,マジムン
1985年 沖縄県
キジムナー・キジムン・マジムンは、海や人家に住む。人を背負って海を歩いたり、三味線をならし歌を歌ったりする。屁やタコを嫌う。人を金持ちにする力があるが、嫌いなことをすると元の貧乏者に戻す。
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キジムナー
1985年 沖縄県
キジムナーは女の子の姿をしており、海や山に住む。魚取りをする。男の人を背負って川を渡る。消えたりもする。屁を嫌い、約束を守らないとほっぽり出される。
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キジムン
1931年 沖縄県
キジムンは赤い髪をおかっぱにした小人で、古い木に住んでおり怪力で角力が上手である。いたずらや線香の火が好きで、屁が嫌いである。魚を食べるときは片目しか食べない。
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ティヤーチャー,キーヌシー
1967年 沖縄県
キジムナーのことをティヤーチャー(指が8つある)とか木ヌ精といい、男女のわからぬ小さい子供で真っ赤な縮れ毛をたらし、猿に似ているという。夜に山から火を盗みに現われるという。友達になると毎夜漁に連れて行かれ、必ず大漁になる。ところがどの魚も片目を取られているという。大の字型に寝るとキジムナーに圧迫され身動きが取れなくなる。またキジムナーが来るときはウーとかすかな音がする。
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キジムナー
1998年 沖縄県
キジムナーは木の精ではなく、ウスク・ガジュマルに憑く妖怪である。赤ら顔で髪が赤いとか、黒くて小さな虫の形だいわれる。久高島では、女性が二匹のキジムナーに誘拐され、キジムナーガマで赤土を食べさせられた。探し回る村人の鉦・太鼓の音にキジムナーが驚き、女性は助かったが、毎晩キジムナーが家に迎えに来るようになり、やがて亡くなったという。キジムナーには男女の区別があり、イキガキジムナーは人間の女を、イナグキジムナーは人間の女を押さえ込む。
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キジムナー
1969年 沖縄県
キジムナーは木の精。赤ら顔でおかっぱ、赤髪、姿は赤子のようで、風のようにやって来る。怒ると強くなるが、普段は人に害は無い。男女の別があり、集団になることもある。
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キジムナー
1985年 沖縄県
キジムナーは海や村里に住む。悪い者がわざと屁をしたら、その人は海に放り投げられて死んだ。
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キジムナー,ブナガヤー,ケンモン
1973年 沖縄県
キジムナーは木の精である。中南部ではキジムナー、北部ではブナガヤー、奄美大島ではケンモンという。本州では河童、鹿児島ではガラッパである。大木古木に住み、緑色の着物を着ているとか、赤色の子供であり髪の毛を垂らしたアカカンターワラバーであるともいう。
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キジムナー
1985年 沖縄県
キジムナーは海や山・人家に住む。魚や貝を取る。山の珍味をくれる。屁を嫌う。
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キジムナー
1985年 沖縄県
キジムナーは蓑をつけて人間に化ける。海や人家に住む。魚を捕って片目を食べ、残りを人にくれる。鳥の鳴き声を嫌う。
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キジムナー
1989年 沖縄県
キジムナーは、小さい子供で真っ赤なちぢれ毛を垂らし猿に似ている。キジムナーは、夜中の12時から1時頃、山から火を盗みにおりてくる。友達になると毎晩海に連れて行かれ、必ず大漁になるが、どの魚も片目をとられている。大の字形になって寝るときは、キジムナーに2、3分圧迫され、意識はあるが身動きできない。キジムナーが来るときはウーとかすかな音がする。
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キジムナー,キジムン,セーマ,ブナガヤー,ハンダミー,アカガンタ
1989年 沖縄県
キジムナーは子供の形をしていて、全身に赤い毛がはえている。古木に住んでいて、人間と仲良くなるといつでも魚が食べられるようになり、お金持ちになれるが、蛸や熱い鍋の蓋をぶつけたり、古木のまたに釘を打つと出てこなくなる。
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キジムン,キノセイ
1989年 沖縄県
キジムンは赤く、総角の髪をした子供のようなもので、ピンギの老巨木に住んでいる。キジムンはある人を毎晩漁に連れて行き、とった魚の左目以外は総てくれたので、その人は富を得た。しかし、次第に毎晩起こされるのが嫌になって、その人はキジムンの木に火を放った。キジムンは熱田に居を移したが、それ以降火を放った人の家はつぶれ、代わりに熱田の家が栄えた。
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キジムナー
1970年 沖縄県
キジムナーは古い木の穴に住んでいて、キジムナービー(線香の火ぐらいの青い火)を持って、ちょこちょこ歩く。人が寝ていると上に乗り押さえつけて苦しめる。
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キジムン,キノセイ
1985年 沖縄県
キジムン・木の精は人間に変身することができる。シーガミの珊瑚礁の先の海や、人家の後ろにある老樹の根元や、安里八幡庭にある古い木に住んでいる。貝や魚をとる。住んでいた木の根元を焼いたら、燃えさしの細い薪を目に付き指した。その後、その家の子孫は目の病気にかかる人が多くなったという。
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キジムナー
1963年 沖縄県
キジムナーは山辺から来るものとされ、赤ら顔で頭髪の乱れた格好をしたものという。夜漁師が松明をつけ舟をこいでいると現われる。火が消えそうになるとその火を持って陸の奥のほうへ逃げ去るという。現在でも晩、村外れに立っていると見ることが出来るという。昔からキジムナーと友達になれたら何でも得をするものだと信じられている。
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