キジムナー 1969年 沖縄県 薪割りの男がキジムナーと友達になり、昼夜連れ回されて疲れて仕方ないので、キジムナーを追い払おうとキジムナーの嫌う蛸を投げつけた。キジムナーは怒って男を殺した。
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キジムナー 1969年 沖縄県 ある男がキジムナーと友達になり、一緒に漁をして豊かになったが、働きすぎで疲れて仕方がない。キジムナーの棲むウスクの木に釘を打ち込み、キジムナーを棲めなくしようとしたが、効果が無いので、木を焼いてキジムナーを追い払った。
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キジムナー 1966年 沖縄県 キジムナーと山の薪割りが友達になった。薪割りは山へ海へと連れ回され眠る暇もなかったので、キジムナーを殺そうとして斧を投げつけるとキジムナーは斧を受け止めた。それではとキジムナーの嫌うタコをキジムナーに投げつけたらキジムナーは怒って薪割りを引き裂いて殺した。キジムナーは猿のような顔をして子供くらいの大きさで顔しか見えないと言われる。歩いているのを遠くから見るとヒーダマのようである。
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キジムナー 1969年 沖縄県 キジムナーに襲われたあと、水ぶくれのようなものが肌にできていることがある。キジムナーのヤーチュー(お灸)という。悪いキジムナーがする。
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キジムナー 1969年 沖縄県 キジムナーが寝ている人にのしかかる。キジムナーにウサーリン(襲われる)という。人を襲うときは真黒になる。相の合う人を襲う。男のキジムナーは女、女のキジムナーは男を襲う。
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キジムナービ 1969年 沖縄県 キジムナー火は今でも見える。
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キジムナー 1961年 沖縄県 キジムナーが海でイザイをしている人々から火をもらって歩くのが時々見られる。キジムナーヤーチューといって、キジムナーに大きな灸を据えられることもある。キジムナーに襲われたら、家人がその人をたたくと逃げると言われている。
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キジムナー,(ゾクシン) 1932年 沖縄県 物が無くなったときは「キジムナー、キジムナー、トゥメーティクレ」という。キジムナーは魔物で木の精霊。唾を手のひらに乗せて指ではじくと、草の陰から現れるという。
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キジムナー 1989年 沖縄県 キジムナーは、小さい子供で真っ赤なちぢれ毛を垂らし猿に似ている。キジムナーは、夜中の12時から1時頃、山から火を盗みにおりてくる。友達になると毎晩海に連れて行かれ、必ず大漁になるが、どの魚も片目をとられている。大の字形になって寝るときは、キジムナーに2、3分圧迫され、意識はあるが身動きできない。キジムナーが来るときはウーとかすかな音がする。
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キジムナービ 1969年 沖縄県 昔はキジムナーが畦道(アブシ)でキジムナー火を照らしていた。
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キジムナー,アカガミ 1989年 沖縄県 昔あるお婆さんが海で蛸をとっていた。その蛸はキジムナー蛸であったので、他の人は誰もとれなかった。そこへキジムナーがきて、「どうしておまえはその蛸をとるのか」と訪ねた。お婆さんはアカガミという神で、キジムナーより格が上であることを話したが、キジムナーは納得できず、奪い合いになった。しかし最後はキジムナーがあきらめて「あなたには負けたよ」と帰っていった。
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キジムナー 1969年 沖縄県 キジムナーが塩焚きの主人の漁を手伝った。キジムナーは、屁をひったら船ともども沈ませるぞ、と言った。
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キジムナー 1969年 沖縄県 塩を焚いているとキジムナーが火をもらいに来た。主人が少し残しておけ、と言って去ると、キジムナーは必ず火を残していた。
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キジムナー 1969年 沖縄県 夜、口笛を吹くとキジムナーが来る。
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キジムナー,キジムン 1969年 沖縄県 キジムナーはガジマルやウスクの古木の穴に棲む。木造の家の棟やケタの上にもいるという。キジムナーは住処を換えることがある。
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キジムナー 1961年 沖縄県 キジムナーは、直径10センチ位の火の球で、ヤマビーとも呼ぶ。共同墓地と岸の間を行ったり来たりすると言われ、今でもイザリをする人が見るという。キジムナーは、海で亡くなった人の魂が昇天できずにさまよって歩くものであり、浜に打ち上げられる魚の目を抜いて食べるという。ある人は、キジムナーと仲良くなり、家まで送ってくれたという。
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ティヤーチャー,キーヌシー 1967年 沖縄県 キジムナーのことをティヤーチャー(指が8つある)とか木ヌ精といい、男女のわからぬ小さい子供で真っ赤な縮れ毛をたらし、猿に似ているという。夜に山から火を盗みに現われるという。友達になると毎夜漁に連れて行かれ、必ず大漁になる。ところがどの魚も片目を取られているという。大の字型に寝るとキジムナーに圧迫され身動きが取れなくなる。またキジムナーが来るときはウーとかすかな音がする。
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キジムナー 1969年 沖縄県 キジムナーは釘、蛸、屁、刃物を怖がる。刃物を枕元に置いて寝ればキジムナーはこない。
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キジムナー 1992年 沖縄県 上の裏のウスクの木に住むキジムナーと友達になって毎晩魚を取りに行っていたが、うるさくなったので木を嫁に焼かせた。後日、崇元寺の木に移ったキジムナーを尋ねた男は目に火をつけられた。それ以来、目の悪い子孫が続く。
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キジムナー,キツネ 1985年 沖縄県 キジムナーは材木を運ぶ。狐ではないかと話す者もいる。
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キジムナー 1969年 沖縄県 キジムナーは木の精。赤ら顔でおかっぱ、赤髪、姿は赤子のようで、風のようにやって来る。怒ると強くなるが、普段は人に害は無い。男女の別があり、集団になることもある。
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