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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オジョロ,オジョロマツ
1971年 香川県
キザハン屋敷にあったオジョロ松にオジョロが住んでいた。キザハンは貧乏になり、松を切って売ることにしたが、木挽きが切っても、翌日になると元に戻っていた。3日目には倒れたが、木挽きは気ちがいになり、キザサンは没落した。

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キジムン,キノセイ
1989年 沖縄県
キジムンは赤く、総角の髪をした子供のようなもので、ピンギの老巨木に住んでいる。キジムンはある人を毎晩漁に連れて行き、とった魚の左目以外は総てくれたので、その人は富を得た。しかし、次第に毎晩起こされるのが嫌になって、その人はキジムンの木に火を放った。キジムンは熱田に居を移したが、それ以降火を放った人の家はつぶれ、代わりに熱田の家が栄えた。
類似事例

キジムン
1969年 沖縄県
ある男がキジムンと友達になったが、嫌になって、キジムンの棲むウスクの木を焼いて追い払った。そのときキジムンの盲目の子供も焼け死んだ。数年後、木を焼いたことをキジムンに聞かれてしまった。男の家は焼かれ、妻子も焼け死んだ。
類似事例

オコジョ
1956年
木を倒したら、その穴からオコジョが数匹出てきた。カンテラであぶったら死んだ。その晩、木が倒れてきてオコジョを殺した人が死んだ。
類似事例

キジムン
1969年 沖縄県
ある男がキジムンと友達になったが、妻が嫌がって、キジムンの棲むウスクの木を焼いて追い払った。数年後、キジムンの転居した木を訪ねて、うっかり木を焼いたことをもらしてしまい、男はキジムンに眼を潰された。
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キジムナー
1969年 沖縄県
ある男がキジムナーと友達になり、一緒に漁をして豊かになったが、働きすぎで疲れて仕方がない。キジムナーの棲むウスクの木に釘を打ち込み、キジムナーを棲めなくしようとしたが、効果が無いので、木を焼いてキジムナーを追い払った。
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オバンサン
1956年 福島県
誰が住んでも寂しくて住みきれないので立ち腐れになっている屋敷がある。ある人がちょっと立ち寄ったら、オバンサンが出てきて「腹減った、腹減った」と言った。
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キジムン
1968年 沖縄県
昔キジムンと仲良くなった若者がいた。若者の家のウスクの木にキジムンが住んでいた。キジムンに火を貸したり、一緒に漁に出かけるなどしていたが、いやになり、キジムンの住むウスクの木を焼いてしまった。その時に一緒にキジムンの盲目の子も焼いてしまった。キジムンは去って行った。数年後に若者が旅行中にあるウスクの木の下でウスクの木とキジムンの子供を焼いたことを話すと、キジムンがウスクの木から飛び出してきて「敵を討ってやる」と去って行った。若者が家に帰ると家は焼け、妻子も焼け死んでいた。
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ザシキワラシ
1974年 岩手県
佐々木喜善が破産して仙台に移る前、この家からザシキワラシが抜け出して隣のはねと(家号)という家に入りこんだ。喜善では田畑山林を売り、蔵まで売ることになった。
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オサキ
1957年 群馬県
某村にオサキ持の家があり、山中に行ってマユを買ってきては売っていた。買う時はオーサキが計量器の玉につき、売る時は皿に乗ったという。バクチうちで財産はなかったのだが、20年程で、土蔵を4戸も建てる程になった。オーサキデージンと言われたが、3代で亡びた。
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キジムン
1989年 沖縄県
浜端の爺がキジムンと仲良くなり、毎晩一緒に漁に出ると魚の左目以外はくれたので長生きした。しかし爺は次第に末恐ろしくなり、蛸を間口にさげ、自らは鶏の真似をして追い払った。キジムンは姿を消したが、3日後に死んでしまった。
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タヌキ
1976年 愛媛県
お袖さんという狸は榎の大木を住み家としていて、その住み家を度々かえた。その住み家を切り倒そうとすると怪我人が続出したりした。また、移り住む時に四・五人の美女が電車から下車し、姿が消えたりした。また昭和10年には住み家となっているヤマモモがいつのまにか移動し、昭和11年には移り住んだクスノキの尖端が異様に輝いた
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キジムナー
1985年 沖縄県
キジムナーはアコウの木に住む。鍋を借りに来て、返す時には虫の煮た物が入れてあった。住居の木を焼かれたことへの報復として、家や家族を全部焼いた。
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キジムン
1969年 沖縄県
ある男がキジムンと友達になり、一緒に漁をして豊かになったが、働きすぎで疲れて仕方がないので、キジムンの棲むウスクの木に釘を打ち込み、キジムンを棲めなくした。
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ロウエン
1981年 栃木県
アシ沢に老猿が住んでいた。ある日、猟師の夫に化けて、近くに住んでいる嫁と契った。嫁は家に帰ると夫が居るのに驚いて尋ねると、「朝からずっと薪を切っていた」と言う。嫁はやがて毛むくじゃらの赤ん坊を産んだが、投げ捨てておかれたので、その子はやがて死んだという。
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キジムン,キノセイ
1989年 沖縄県
ウスクの根元に住み、火を使うのが好きなキジムンが、若者と友達になり、若者はキジムンの嫌いな蛸をもらい、キジムンは好物のヤチマタ(ヒトデ)をもらった。しかし、次第に若者は毎晩誘われるのがいやになり、妻と共謀してウスクの木を子供と共に焼いてしまう。結果、キジムンは喜屋武に移り住むが、若者が那覇にいった折つい訳を話してしまうと、怒ったキジムンが妻子を焼き殺した。
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ザシキワラシ
1974年 岩手県
ザシキワラシを怒りつけたらその家を逃げ出してしまった。そのためかかまどを返し(破産し)蔵もなくなった。ザシキワラシは家の人柄を見て、じゃまにしない人の家に住み着くという。
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テング
1969年 埼玉県
精神異常者の男が枯れた天狗の松を切り割って薪にしていたが、天狗の仕返しがあったとは聞かない。しかし、男は天狗を恐れなかったが亡くなり、家も潰れて屋敷跡だけが残っている。
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ヒジャマ
1977年 鹿児島県
日柄の悪い日に家普請をしていたら、神様が怒って、ヒジャマにその家を焼いてくるように言った。ヒジャマは火事を起こそうとしたが、水甕に水が張ってあり、焼くことができなかった。そこでヒジャマは家の主人に理由を話し、浜に草や柴で作った仮の小屋であるオーヤドリッグヮを作って焼いてもらい、その煙を伝って天に帰った。
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キジムナー
1985年 沖縄県
キジムナーは家の後ろのガジュマルの大木や黄金の花のあるところに住む。魚を捕ったり、黄金の花を掘ったりする。ガジュマルの木を切ることを嫌い、報復に人家を焼く。
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キジムナー
1966年 沖縄県
キジムナーと山の薪割りが友達になった。薪割りは山へ海へと連れ回され眠る暇もなかったので、キジムナーを殺そうとして斧を投げつけるとキジムナーは斧を受け止めた。それではとキジムナーの嫌うタコをキジムナーに投げつけたらキジムナーは怒って薪割りを引き裂いて殺した。キジムナーは猿のような顔をして子供くらいの大きさで顔しか見えないと言われる。歩いているのを遠くから見るとヒーダマのようである。
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