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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タタリタ
1975年 秋田県
天保飢饉の折、村人が生き埋めにされた水田には現在住宅が建っている。2、30年前に火災にあったり、不幸が続き、忌まれている。

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ワザワイヲナストチ
1956年 宮城県
難地(ナンチ)と呼ばれる場所。その地所に住んだり所有する者の家には不運が続き,病気や死人が絶えず,家産が傾くと伝えられている。天保飢饉の時死人を集めて埋めた所とされる。
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ヤハタダノタタリ
1969年 福島県
八幡様の屋敷跡が田圃になっている。その田を作っていた人は次々と一家が死に絶えたり、病人が絶えなかったりした。
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ガンザワノシミズ
1987年 長野県
天保年間(1830~44),氷沢神社が火災で焼けてしまった。氏子の人々が神社を復元できず,そのままにしておくと,それまでかれたことのなかった神社の脇の沢の清水が止まってしまった。行者に見てもらうと氷沢神社の御神体が現れ,神社を復元しない限り水を出さないというお告げをした。氏子達がお宮を新築すると,再び水が湧き出したという。
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ビワタ
1989年 長野県
村の最西端の天竜川のそばに、びわ田と呼ばれる田がある。この田を所有した家では、必ず死者が出る。
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シニダノオンリョウ
1932年 愛知県
死に田と呼ばれる田があり、その持ち主だった家は、既に3代とも死に絶えてしまった。現在の所有者の家も、病人が絶えないという。昔、矢田川が氾濫した際、ここにあった寺が埋没してしまったために、仏が祟っているのだろうと言われる。また、持ち主だった女が人にだまされ、家産を傾け死んだため、その妄念が残って、祟っているのだろうとも言われる。
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オヒメバシ,オンリョウ
2003年 山梨県
公公堂のある所をおひめ屋敷といわれ、近くにある橋をおひめ橋といわれる。おひめの怨霊が病などの災いをもたらすいわれる。 橋から落ちたら、おひめにつかまえられて片袖をひきぬがれるといわれる。おひめが所有していた田んぼをおひめ田といい、その田を耕すと災いにあうといわれていた。天保年間に生きていたおひめは美貌であり、やがて不倫し、夫を殺したが、市川代官所に知られ、磔に処罰されたといわれる。
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ビョウニンガデルタ
1969年 福島県
湿地帯に病人が出る田というのがあったが、今は埋め立てられ、家が建ってしまった。
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テング,タカガミサマ
1989年 山梨県
奈良田に天狗森というところがある。明治23年に天狗森の木を売却することになり、中巨摩郡の小笠原の大衛門という人が買主となってこの木を伐採した所、その夜に火災が起こり、外良寺をはじめ13戸が焼失した。村人は天狗の祟りと恐れ、すぐ桧苗3本を植え、祠を建てて天狗を祀った。買主の大衛門は事業で失敗し自殺したという。また2本の下駄の歯に似たような跡がある岩があり、天狗の足跡といっていたが今はない。
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ガッセンノシシャヲウメタバショ
1993年 福島県
競馬の賞与で景気がよかった人がいたが、畑の真中に家を建てたところ、長男、次男、長女が相次いで死に妻も原因不明の熱で寝付くことが多くなった。昔、合戦の死者をたくさん埋めたとか、不幸な人が自殺した場所だと言っているらしい。
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エンゾウノウラミ,ユメマクラ
1995年 山形県 
1800年頃のこと、米沢藩の年貢が厳しいので役人の番所を焼打したが、役人は米沢に行っていて無事だった。円蔵という者が高さ1丈の石塔を建てて供養してもらう約束で自首して火焙りになった。しかし高さ1丈の石が見つからず、石塔が建たないでいたところ、村内に火事が多発した。円蔵の恨みと思い、5尺の地蔵を建てたがだめだった。すると円蔵が夢枕に立ってどこそこを掘れ、という。そのとおりにすると1丈の石が見つかり、おさまった。いまでも7人のお坊様を呼び、地区で供養している。
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テンジンサン
1983年 香川県
ある時、宮田家の人が病気になった。治らないので行者に拝んでもらったところ、天神さんがお堂を建てる催促に来ているという。お堂を建てて祀ったらすぐに病気が治った。この天神さんはお堂が火事のとき、飛び出して三角寺の松にひっかかっていた。
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サンダ・ヌ・イケ
1931年 沖縄県
平得村はもともと、サンダの池畔にあった。ある日、二人のお百姓が池で釣りをしていた。ひとりは獲物が多く取れたので家に持って帰り、再び池に向かった。そのとき、いっしょに釣りをしていた友達は火に炙られ、焼死体になって転がっていた。
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イヌガミ
1951年 大分県
犬神持ちのC家は代々の庄屋で財産持ちでもある。犬神を憑けられた者は小豆飯を重箱に入れてC家の裏の藪に捨てるという。村内の縁組は難しく、敬遠されている。精神病の血統ではないが、2度ほど火事に遭ったことがあり、村人は犬神のたたりだと噂している。
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オジゾウサン
1973年 三重県
宝暦年間の大飢饉の折、家中死に絶えて子供が2人だけ生き残った家があった。子供たちが食べるものがなくどうしたらいいのか途方に暮れていると、お地蔵さんが自分の所へ来いと言った。お地蔵さんに毎日団子を供える人がいたので、子供たちはそれを食べて命を繋いだという。
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テング
1978年 岐阜県
橋の架け替えのため、下ヶ流の向山の大檜と大杉を伐ったら、名主の夢枕に天狗が立ち、よくも住処を無くしたな、罰として村を丸焼けにしてやる、と言った。はたしてその晩火事が出て、村の大部分が焼けてしまった。明治10年1月18日の大火のこと。
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(スイロガイラナイタ)
1986年 大分県
旱魃で田に水が来ないのでいぜ(水路)を作っているとみすぼらしい人が通りがかって食べ物を所望した。田深・吉木の人は断わり,川原の人々は弁当を分け与えた。彼は「川原はいぜを作らずとも田に水が行き渡るでしょう」と言って去ったが,今でも川原には楽に水が流れ込み,いぜが無い。
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テング
1972年 石川県
天狗にさらわれて33年目に帰ってきた男がいる。その男が一番忙しかったのが、天狗に飛騨の高山の町を焼けと命じられたときだった。粗末に扱われた穢れた火を火種にして高山の町を焼いたのだという。
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シバリジゾウ
1956年 宮城県
もと近くの一里塚にあり、天保の飢饉に「泣くな騒ぐな秋まで待てよ、百に三升の米かせる」という歌を詠んで世直しを予言。子供の夜泣をとめる信仰があり、願をかけるときはつなぎ藁でしばり、願ほどきには赤い頭巾か腹かけを奉納する。
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カンゴロウビ
1923年 愛知県
続く日照りに思い余った男が他人の田から水を盗み、それがばれて殺され埋められた。子を失ったその母もあとを追った。それ以来、夏の夜には二個の陰火がとび、青木川の堤防は毎年きれるようになった。
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キノコ
1928年 愛知県
30年程前、りせという女の2番目の息子が川狩の人夫に雇われていったが、材木に巻き込まれて死んでしまった。そのころ、前の晩焚いたばかりの炉の灰の中から何かわからない茸が生えてきた。はっと思ったが、家人には何も語らずに火をつけた。その火は一日中胸騒ぎがしていたという。その火の暮方おそくに、息子が死んだという知らせを聞いたという。
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