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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘイケノツカ,ヒカリ
1916年 福井県
昔、逃げてきた平家の侍の墓といわれる平家の塚がある。50年ほど前、村民の1人が雨の降る夜にこの塚から光が発しているのを見つけ、掘り出したら一振りの刀が出てきたという。

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カタナ
1996年 石川県 
吉田家の近くの杉林は、昔は吉田家のオセト(後庭)で、刀が埋められていると言い、隣ムラから見ると夜何かがピカッと光るという。なぜ埋められているかはわからない。
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ツルギミサキ,マイケンサマ
1983年 岡山県
畑を耕していたときに出てきた刀と兜を埋め戻して塚を築き、ツルギミサキ(埋剣様)と呼んで祀っている家がある。このように、土中から出てきた刀を祀る例は多い。
類似事例

ユメ,ギョウシャ
1937年 福島県
一昨年、毎夜老人が来る夢を見るので、行者に見てもらうと、土の中の宝物が地上に出たがっているというので、掘ってみたら、表面に字のようなもののある石と、古刀2、3本が現われた。
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ツカ
1991年 山梨県
村人が膳・椀・金などほしいものがあるときには塚に行って頼む。翌朝にはそこにある。しかし、不心得者がいて膳椀の1部を返さなかったためにそれからは貸さなくなったという。1説ではこの塚の近くに老婆が住んでいたという。
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ヒョウスンボ,カッパ
1999年 宮崎県
諸塚村民俗資料館には「ひょうすんぼの手」が所蔵されている。村の平氏の祖先が便所から出てきていたずらする冷たい手を短刀で切り落とした。ひょうすんぼとヒョーと叫んで逃げていった。その手が今も伝わっている。
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ツカ
1997年 愛知県
野中に、田の中に土が盛ってあるだけの塚があり、これに少しでも鍬を入れるとたちまち病気になって死んだ。塚を踏んだだけでも足が動かなくなったりした。これは昔、この地で息絶えた野武士に村人が塚を立てて供養したものである。
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クビナシ
1974年 長野県
信州松本領平田村で、寛永年中、村を追放された盗人が雷雨の時に首を抜かれ胴体だけになっているのを見廻りに来た村人に発見された。
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ヒノアメツカ
1987年 長野県
茂田井の村境にある塚。昔,火の雨が降ったとき,人々がここに隠れた。
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ツエ
1925年 高知県
昔、平家の残党が、祖谷山に逃げ篭ろうとする際、携えていた杖を挿したところ、根が付いて杉になった。
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ゴリンイシ
1972年 岐阜県
多士の森は昔、お城がたくさんあったという。そこには五輪石があり、侍の墓だと言われている。大正の初め、山本利左ェ門という人がその辺りを田にしようとして木を切ったところ、突然雷や雨が降った。それでも実行すると、五月なのに雹が降って、掘った場所からカツタイのような小さな石像が出てきた。それを家の門口に置いておいたが、いつの間にかなくなったという。
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レイチ,イラズ,ホウケン
1932年 愛媛県
横田山の頂上には城址がある。その中腹に古来入らずと称する霊地があった。昔は時々鳴動したらしく、薪拾いに行った者が、俄かに山が鳴り出し慌てて山を出たこともあるという。ここに城主の宝剣が埋めてあるという伝説があり、寛永元年に掘ってみた所、はたして素晴らしい刀剣が出てきた。
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バケジゾウ
1969年 茨城県
地蔵が目を輝かせて夜歩きをするという噂が立ち、その近くにはさそりが出た。名主から刀を借りて、若者が地蔵を切り捨てた。そのとき使用した刀ではなく、名主の持つ名刀の方に刃こぼれがあった。以後、地蔵の徘徊もなくなった。
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メイドウ
1976年 京都府
平家都落ちの時、将軍塚が鼓のような音を立てて鳴った。
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ジゾウ,ヒノタマ
2001年 奈良県
ある日、藤助という人が犬を連れて山に猟に入っていた。暗くなって、火の玉のような光が2つ見えた。目の玉みたいな光っているとこを打ったが、鉄砲から火が出て、小屋のところまで来て倒れた。そこへ藤助地蔵が建てたられた。昭和44年、藤助の家を子孫が建て直したとき、藁屋根の土の中から真っ黒けになった火縄銃が見つかった。
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オニヅカ,トガクシヤマノオニ
1977年 長野県
信州水内郡鬼無里村の鬼塚という塚を掘ったら、骨が出てきた。頭骨に角が2本あり、あごから角の先までは3尺(約90センチ)、手足の骨らしきものもあった。地元では、平惟茂が戸隠山の鬼を討って埋めたのだという。また鬼を退治した故に、鬼無里という地名がついたともいう。
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ザイホウ
1983年 茨城県
入檜沢の奥の尺条山のふもとの広々とした耕地には昔長者が住んでいたという言い伝えがある。50年くらい前のこと、ある人が代掻きをやっていて、昼休みに馬が逃げ出して田の中に入ってしまった。馬を田から追い出すと馬の足の1本が真赤になっている。驚いて足を点検してみたが傷ではなく、そこには朱がべっとり付いていた。その人は財宝があるのではないかと田を掘り返してみたがとうとう馬が朱を踏んだ所には出くわさなかった。
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セキヒ
1930年 熊本県
主留浦浜の馬鹿様を祀ってある石碑に登ると、土の中から刀が出る。馬鹿様は主留の先祖だという。
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イワ
1975年 広島県
昔、用水路を掘っていると大きな岩が出てきて困っていた。作業を諦め村人は帰ったが、平十郎だけは残って岩を睨み続けた。翌日村人が集まると岩は移動していた。平十郎の一念が動かしたのだろうと皆は思った。
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ナマクビ,オニ
1937年 京都府
1人の武士が歩いていると、棒に女の生首が刺さっていた。一目散に逃げると灯のともった家があったので止めてくれるように頼むと、その家の男に爛々たる目で睨まれたので、また逃げ出した。村人とともに戻ってみると、悪者に殺された女の首だった。そこを生首谷と言うようになった。また、昔、鬼が人間の生首を引き抜いて捨てた所ともいう。
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イシ
1989年 長野県
昔、この近辺には沼があり、その中に太さは一抱え・高さは5尺くらいの石があったが、それが夜になると浮いて歩いたので、刀で切ると血が出てきた。そこで今の場所に祀ったという。それがあった場所に田を作ると不幸になるといい、また、このことを言ってはいけないという。
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