ガタロウ 1987年 奈良県 男の子がお昼を食べに帰る途中、土橋を渡っていたら真ん中にガタロウがいた。ガタロウは相撲を取ろうと言ったが、男の子は腹が減っているから食べて来たら取ると言った。そして食べて来たら、ガタロウはちゃんと待っていた。するとガタロウは、仏さんに供えたご飯を男の子が食べていたので、相撲をやめて川に飛び込んだ。
類似事例 |
|
ガタロウ 1987年 奈良県 ガタロウがいるという淵に、仏に供えるご飯を食べた子とそうでない子がいた。するとガタロウが出てきて、泳ごうと誘った。仏に供えるご飯を食べた子が誘いに応じたが、ガタロウは食べたことを理由に嫌がった。それで食べてない子が泳いだら連れて行かれ、お尻を抜かれてしまった。
類似事例 |
|
ガタロウ 1980年 和歌山県 お盆に川へ行くと、ガタロウに尻を抜かれる。
類似事例 |
|
ガタロウ 1980年 和歌山県 六月十日に川へ遊びに行くと、ガタロウに川に引っ張り込まれる。
類似事例 |
|
ガラボシタガ 1977年 和歌山県 ガタロウの住む岩屋をガラボシタガと言う。昔、ガタロウがいた頃は女が便所に行くとよく触りに来た。
類似事例 |
|
ガワタロウ 1985年 熊本県 ガタロウに引き込まれた猿まわしの猿は、水の中でガタロウより長く潜っていることができる。
類似事例 |
|
ガタロウ 1987年 奈良県 ガタロウが川上に上がっていく時、お宮さんに参るらしい。そのときガタロウは石を1つ持っていく。それで神主さんは川上に上がったガタロウの数を知り、子供に注意したという。
類似事例 |
|
ガラッパ 1982年 鹿児島県 仏壇に供えているお仏飯を食べて川に行けば、ガラッパに引き込まれずにすむ。
類似事例 |
|
タヌキ,(ゾクシン) 1915年 愛媛県 一杯飯を食べると狸に化かされるという。
類似事例 |
|
ガラボーシ 1977年 和歌山県 ガタロウをガラボーンと呼ぶ。川で泳ぐ者の尻を抜くという。
類似事例 |
|
ガタロウ 1987年 奈良県 小さい時、ガタロウに尻を抜かれるというので、行ってはいけないという淵があった。
類似事例 |
|
カッパ 1955年 山梨県 忍草では池があり湖水が湧き出している。家で子供が寝ていると、河童が化けて来て遊びに誘った。その子は飯を食っていなかったので仏の飯を食った。そこへ大勢子供を連れてきたが、その子は仏の飯を食っていたので仏臭いと追放された。他の子は皆池に引き込まれたが、その子は助かった。
類似事例 |
|
ダル 1957年 和歌山県 ダルにとりつかれることはあるが、どこでとは聞かない。
類似事例 |
|
ガタロ 1933年 兵庫県 長五郎橋の下に蜆貝を取りに行く人々は、がたろ(河童)に尻子を抜かれないように皆御仏飯を食べてから行くという。
類似事例 |
|
ガタロウ 1977年 和歌山県 ガタロウが牛と川の中に引き込もうとした。けれども牛に引っぱり回されてしまった。そして河童は、川に入らないことを約束して逃がしてもらった。それ以来、胡瓜を作るようになった。
類似事例 |
|
ヒダルカミ 1932年 兵庫県 山野で弁当を食べる時はその一部を側においてひだる神に供する。これを与えないととりつかれる。また空腹時に山へ入ると必ずとりつかれる。最近憑かれた人を見たが、何も言わずに米を8合余りと生の塩鮭を食べていた。
類似事例 |
|
オオカミ,キツネ 1974年 愛知県 送ってきた狼は明神様のところで離れたが、次に狐にとりつかれた。ごはんは全部背中にいる狐が食べてしまう。豊川稲荷のお札で狐は離れるが、とりつかれた20歳ぐらいの娘はすぐに死んだ。
類似事例 |
|
ウシオニ 1991年 島根県 ある相撲取りが夜、浜を歩いていると怪物に相撲を挑まれた。腹が減ったので家に帰って飯を食ってくると告げ帰ると飯が無く御仏飯を食べてくると、怪物はおまえの体に光明がさしているので食われぬといった。それは牛鬼だったのだろう。
類似事例 |
|
ガラッパ 1982年 鹿児島県 ガラッパは馬にいたずらをするが、お仏飯を食べている馬には手を出さないという言い伝えがある。
類似事例 |
|
カッパ 1975年 福島県 河童と相撲を取る時は頭を叩いて皿の水をこぼしてしまうか、仏様の飯を食って行くかすることだといわれている。
類似事例 |
|
フウライミサキ 1996年 香川県 水死した迷い仏や身元が不明の魂をフウライミサキやミサキという。フウライミサキは誰にでもとりつきやすく、とりつかれると体がゾクゾクして寒くなり、拝み屋さんに拝んでもらわないと元通りにならない。
類似事例 |
|