イチョウ 1993年 岩手県 どんなひどい嵐でも、境内のイチョウの葉が外に出て行かない。丹内山神社の七不思議の一つ。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 植物に関する俗信一束。イチョウを屋敷内に植えると人が死ぬ、など。
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モウリョウ 1974年 京都府 東園前中納言基辰の烏丸にある家には大きなイチョウがある。40年ほど前にこの家の老女に託宣があり、以来館守の神と崇めて供物などをそなえていたところ、本当に魍魎の住処と思うほど茂った。その家の隣を借りた葉室大納言頼照は、ある夜に召使いの下女がいなくなって探したら、そのイチョウの木の根元で気絶していた。息を吹き返した下女の話によると、黄昏頃庭にいたら、イチョウの木の上に頭が黒く赤みがかった大きな男がいて、それに捕まれて気を失ったという。
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イチョウ 1969年 秋田県 仁鮒の神と二ツ井の神が仲違いしたので、七座の天神様は米代川の流れを変えて仁鮒と二ツ井を切り離した。喧嘩のできなくなった二ツ井の神は、仁鮒の神の使いの夫婦イチョウの男のほうを、自分の使いの女イチョウに誘惑させて連れ出して、鼻を明かそうとした。感づいた仁鮒の神は男イチョウと連れ出そうとした女イチョウを川のところで縛り付けて、実を成らせないようにした。一人残った夫婦イチョウの女のほうには、一人でも実が成るようにした。以降、仁鮒と二ツ井の神の間にいざこざはおきなくなった。
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ヒノタマ 1967年 新潟県 男の家のイチョウの木の股から、火の玉が出ると噂になった。それが目撃された翌朝、その男が死んだ。
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エキジンサマ,イチョウノキ 1987年 山口県 疫神様のイチョウの木を切ってまな板を作った大工が死んだ。
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コウボウダイシ 1964年 秋田県 真山寺のから八幡神社へ行く道の途中に大きなイチョウの木がある。これは弘法大師が杖をさしたところ、大きくなったものである。
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ピダマ 1931年 沖縄県 火の玉がある家を3年間伺っていたが、主人が注意していたため、火をつける機会がなかった。ある日、不寝番をしていた者がいたが、クモが降りてきて行灯に糸をつむぐと急に睡魔に襲われて眠ってしまった。しばらくして行燈の火がクモの糸に燃え移り、火災を起こして家は消失してしまった。それから、蜘蛛の糸(クボ・ヌ・キヌ、クボ・ヌ・マンビキ))は火玉を誘引するものであるといって忌むようになった。
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ヨウカイ 1997年 山形県 大金持ちにしてもらう約束で妖怪を同居させた男がいた。それで男は大成功したが、約束を反故にして妖怪を追い出しにかかった。怒った妖怪は男から幸運を取り上げ、男は貧乏になり、家も妖怪のものになってしまった。
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(ナナフシギ),カエル 1956年 宮城県 蛙が境内で鳴かない。
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ナナフシギ 1993年 岩手県 丹内山神社には七不思議がある。じい杉、ばあ杉がある。どんなひどい嵐でも、境内のイチョウの葉が外に出て行かない。境内に竹がない。肌石には雪が積らない。剣掘石にはいつも水が溜まっている。つららが下がらない。権現様の廊下の脇障子の唐獅子の絵の鼻を誰にも見られずに舐めると願いが叶う。
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ツキモノ,キツネ 1986年 長野県 きつねが人に憑くことがあるという。そうすると、あらぬことを口走り異常な行動をした。松葉を燻して追い出したという。
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イトノモツレヲトクマジナイ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 糸がもつれたときは「もしやしやの しやしやの しやしやもしやの しやしやもしやあれば もしやしやあるまい」と言うといわれている。
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カッパ 1935年 滋賀県 昼寝をしていると、河童が蜘蛛に化けて足に糸を巻きつけて川に引き込む。ある所では、水辺にいた男が突然糸に絡まり、それが太くなって水中に引きずり込まれるので、慌てて糸を鎌で切って命は助かったという。
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タヌキ 1998年 奈良県 男が3・4人で晩に歩いていたら、向こうで狸が娘さんに化けて、糸をつむぐ格好をしており、火の玉が赤く灯っていた。男たちは相談してから、娘に化けた狸を撃ったが、効き目はなかった。そこで火の玉を打ったら、いっぺんに消えた。狸は火の玉に変わっているのだという。翌朝行ってみたら、狸が死んでいた。
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キツネ,(ツキモノ) 1989年 長野県 キツネが人に憑くことがあるという。老婆が二人、異常な行動を取ったことがあり、キツネツキだといった。
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クモ 1962年 滋賀県 海辺で遊んでいると海からクモみたいなものが上がってきて、膝に糸を巻いて海に降りていった。膝の糸を外して杭に糸をかけたのも知らず、糸を引っぱったので杭が折れ海の底で笑い声がした。それ以来海には遊びに行くなと言っていた。
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ヨウカイ 1931年 沖縄県 妖怪は鶏の鳴き声を恐れるのだという。
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(ゾクシン) 1986年 埼玉県 オーサキにたかられるとうわ言を言ったり、異常な行動をする。
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ヨウカイ,バケモノ 1980年 三重県 勢州の津にある堀という家に妖怪が起こり、家の中のあらゆるものが動き回った。しかし武勇優れた主人は全く恐れなかったので、主人がどこかに行く時だけ妖怪があった。そうして1ヶ月余り経つと、最初は怖がっていた家族も全く気にしなくなったので、妖怪は止んでしまった。
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アヅキドキ 1931年 岡山県 小豆どきという妖怪がいるといわれる。
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