アオジロイモノ 1989年 鳥取県 夜の8時頃、猪小路の下の山の中腹を青白いものがスーッと通った。
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キツネ 1989年 茨城県 馬を引いて山に入り沼の傍を通っていると、突然頭上を白いものが飛び越え、馬は手綱を振り切って逃げた。馬は家に帰ってきたが、男が戻らないので家族が心配して探していると、蕎麦の畑で歩き回っていた。こうなった理由はわからないが、おそらく狐の仕業だろう。
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ハクバ,アヤシイモノオト 1998年 宮崎県 カツ、カツ、カツ、という怪しい物音の正体を村の若者がつきとめようと、朝早く物陰に隠れて待っていると、実に見事な逞しい白馬が朝靄の中から忽然と現れた。以後白馬の姿は評判となり、山奥に姿を消すことから山の神馬だと言われた。
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マノカミ,ウマノカミ,ハクバ 1980年 山形県 山の内村の間の上(まのかみ)の白馬は、山崩れを起こし、土砂で小沼を埋め尽くして、葉山の北方へ飛翔したという。
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シロギツネ 1941年 岐阜県 さる馬車引きの中年男から聞いた話し。丹生川村折敷地の方へ向かって峠を越えかかった時のこと。突然馬が動かなくなった。見ると、先ほどの山路の曲がり角に白狐が座ってこちらを見ていた。まもなく白狐は姿を消し、動けるようになった。この峠ではよく白狐がでるという。
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ウマ 1974年 長野県 寛文4年に尾張国から木曽路を巡見したとき、駒ヶ岳の麓を歩いていると、大きな芦毛の馬がいた。この馬は毛を地面にたらし、眼光は鏡のようで、形相は見る者の身の毛もよだつものだった。そして人影を見て峯の中央まで登ると、雲が馬を覆って行方がしれなくなった。その蹄を見ると1尺ほどもあったという。
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リョウマ 1987年 山形県 山の頂上で白い馬が跳ねていたので、龍馬山というようになった。
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キツネ 1980年 青森県 前の山に馬を放していた。連れに行ったらきれいな女がいて、話しているうちに馬が見つからなくなった。
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ノノヤマニウメラレテイルタカラ 1982年 山形県 野々山には朱千杯と荒鍬千丁が埋められているといい、昔、草を求めた馬が駆けめぐるうちに足が真赤に染まったので、すぐに探したが見当たらなかった。
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ゾウリミッキリババア 1960年 岩手県 山中で、マダの樹皮で作った大きな草履を見つけた。馬のツケナワが大量に取れたほどで、多分、ゾウリミッキリババァの持ち物だったのだろうとの事だった。
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〔シラゲ〕 1975年 秋田県 空から白毛が降ってきた。翌年、ある人がその白毛を持ってきたので、よく見てみると、白馬の尾のような色で、長さは5,6寸ほどのものが7,8筋あった。
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キツネ 1973年 岩手県 山に草刈りに行ったら急に暗くなり、向こうから馬の蹄の音がパカパカ近づいてきたので避けたが、音がするばかりで馬が来ない。狐の仕業だと思って砂を掴んで投げたら狐は逃げて、周囲も明るくなった。
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クビキレウマ 1922年 徳島県 夜更けに杉生山のほうからジャンジャンと鈴の音が聞こえてくる。道端に伏せていると前を行き過ぎたが、見ると首の無い馬であった。
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カッパ 1961年 鳥取県 向原にはウマブチというところがあって、カッパが出て馬のシリコを抜いた。
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クビキレウマ 1922年 徳島県 ある人が板野郡大山村で首切れ馬に出会い、追いかけられて食いつかれたが、綿入れの厚い衣類を着ていたので上の分だけが喰い破られて、体は無事であった。
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シロイモン,ロクブ 1975年 高知県 山を下りていくと、白いものに出会った。浜に出ると、再び2つの白い物が待っていたが、また逃げてきた。別の浜でもまた会って、一晩に三度も同じものを見たことになる。
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クセチ,ヒノタマ,シバテング,トオリモン 1970年 徳島県 父と山小屋を壊す仕事の合間に休憩していると、白い玉が通って後には白い尾が引いていた。そして山が崩れる音がして、大木が倒れたようだった。帰宅して父が話すには、僻地で柴天狗に驚かされたことがあるといった。
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ヤマノカミ,ウマ 1967年 福島県 山の神が乗った馬はたいそう汗をかく。
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ギッシャヲヒクオト 1981年 京都府 夏の終わり頃の日暮れに山からの帰路、谷沿いの道を通ると辺りが明るくなり牛車を引く音が後ろから聞こえてきた。しかし道を曲がったら元に戻った。狸が化かそうとしたのだろう。
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キツネ 1932年 兵庫県 経緯は忘れたが、気がつくと馬の尻を覗いていることがあった。
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