国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

カエル,ナナフシギ
1929年 愛媛県
城の内濠に住む蛙は決して鳴かない。(松山七不思議)

類似事例(機械学習検索)

(ナナフシギ),カエル
1956年 宮城県
蛙が境内で鳴かない。
類似事例

カエル
1974年 静岡県
駿府城の門内には一切蛙が棲んでいないが、たまたま居ても鳴かない。門の外では多くの蛙が鳴くという。
類似事例

ナナフシギ
1915年 愛媛県
松山の七不思議。松山城の内堀に住む蛙は鳴かない。8月の末になると長曾我部元親に敗れた伊予勢の怨霊が打つ陣太鼓の音がする。紫井戸という水が紫色の水溜りがある。里人が片身を焼いた鮒を弘法大師が放して蘇生させた。そのため片目である。弘法大師が芋を石に変えた。龍隠寺境内の木立で霧のような水気が降る。8月に討死した霊が怪火となって出る。
類似事例

ナナフシギ
1915年 愛媛県
松山の七不思議。松山城の内堀の蛙は鳴かない。河野某の怨霊が火の玉になって出る。秋の夜更けに長曾我部元親に敗れた者の怨霊が打つ陣太鼓の音がする。十六日桜の下に佇むと水気が降る。弘法大師に煮た芋を施さなかったため、大師は芋を石に変えた。弘法大師が片身を焼いた鮒を小川に放ったら蘇生し、以後この川の鮒は片目になった。水の色が紫色に見える水溜りがある。
類似事例

ジンダイコノオト,ナナフシギ
1929年 愛媛県
城の南方、南郷という原で、毎年8月の深夜になると陣太鼓の音がきこえる。(松山七不思議)
類似事例

ナナフシギ
1916年 山形県
姿見池の蛙は源翁和尚の戒めによって、声を出して鳴くことがないのだと云う。
類似事例

ナナフシギ
1920年 愛媛県
伊予松山七不思議。内堀の不鳴蛙・南郷の陣太鼓・粟井坂の恠火・山越の木下雨・山越の片目鮒・紫井戸・吉藤の石芋。
類似事例

ミカヅキショウニン,ムセイカエル
1974年 東京都
江戸の伝通院にいる三ヶ月上人は、学問の妨げになるので蛙の口を止めた。すると山内は蛙が多いが鳴く事はなかったという。これを無声蛙という。
類似事例

ナナフシギ
1916年 神奈川県
箱根塔の澤の七不思議。寺社奉行から咎めがあったため撞くことができない鳴らぬ鐘。白毛の犬が1匹もいない。鳴かない烏。細面の女が1人もおらず丸顔の女ばかりである。豆腐屋の朝寝。無くなる履物。井戸から汲まない水。
類似事例

カエル
1928年 広島県
五月雨の頃、後鳥羽上皇が隠岐の島に流された際、水田の蛙が騒がしくて眠れなかった。上皇は蛙に、真心があるなら鳴き声を止めてくれと頼んだ。すると、騒々しかった蛙の鳴き声がやんだ。それから数百年経った現在でもここでは蛙が鳴かないという。
類似事例

(ショウトクタイシノフウイン)
1976年 大阪府
当寺(四天王寺)の境内には池が多く、蛙も多いがなぜか鳴かず、また毒虫の生じることがないのは、かつて聖徳太子が封じたからだという。
類似事例

ゲンオウオショウ,カエル
1974年 山形県
羽州最上の栄泉寺にいた玄翁和尚は、蛙の口を封じたので今も蛙は鳴かないという。
類似事例

シンヨドンリュウ,カエル
1974年 群馬県
上州新田の大光院にいた深誉呑竜は、蛙の口を封じたので蛙は鳴かなくなった。
類似事例

エンショウジノナナフシギ
1941年 埼玉県
円照寺には、蛙が鳴かない、池の鰻が片目である、池の水が赤い、田螺が金色になる、池の水がくもると3日以内に雨が降る、旱天でも水が絶えない、池の中に草が生えない、という七不思議がある。
類似事例

カエル
1952年 島根県
蛙が鳴くと雨。
類似事例

ナナフシギ
1920年 神奈川県
箱根塔の澤の七不思議。ならぬ鐘・白毛の犬が一匹もいないこと・食物がないので鳥が来ず鳴き声がしないこと・丸顔の女ばかりで細面の女がいないこと・豆腐屋の朝寝・無くなる履物・井戸より水を汲まず筧で山水をとること。
類似事例

(カエルノコエヲトメルワカ)
1974年 島根県
後鳥羽院が隠岐に流された時、「蛙鳴く勝田の池の夕だたみきかましものはまつかぜの音」と詠んだところ、勝田の池の蛙は今も鳴かないという。また風は松の枝を鳴らさないという。
類似事例

(カエルノコエヲトメルワカ)
1974年 兵庫県
元禄の頃、播磨明石の城主である松平若狭守は歌人だが、ある日泉の蛙がうるさくて学問の障りになったので「しばしこそ爰に来鳴めもとつ野にやがてかへるの名にしたがふな」と和歌を詠んだところ、蛙は鳴く事を止めたという。
類似事例

ヒャクタクノナナフシギ
1974年 秋田県
百宅の弘法大師にまつわる七不思議。百宅の猫には虱がいない・下百宅にはドロオイ虫がいない・百宅にすむウラツブは咲きがとがっている・空の川・葛やジサキがみられない・百宅の一番鶏は鳴かない。
類似事例

ナナフシギ
1931年 大阪府
天王寺には以下のような七不思議がある。即ち、1、南門の仁王の作者について詳細が分からないこと、2、南門の上を鳥が飛ばないこと、3、五重塔の露盤が萬代色を易えないこと、4、境内の樹木は如何に繁茂しようと金堂の屋根より高くはならない、5、境内一円は雨垂れが落ちても地面が凹まない、6、境内の池の蛙が一声も鳴かないこと、7、亀井の水に関する謂れ、の7つである。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内 ENGLISH