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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(シノヨチョウ)
1935年
話者の兄の話。日露戦争の頃、長兄は大連に、病気だった次兄と話者は家にいた。長兄のもとに次兄がたずねて行き、枕元で話をした。その時は、長兄も「病気が重いのによく来てくれた」と喜んだが、よく考えたらおかしい。しばらくして電報で次兄の死を知らされた。

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ザシキワラシ
1973年 岩手県
ザシキワラシは柱に縛り付けられた藁人形が化けたもの。長兄の前にしか出てこないという。
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キツネビ
1989年 岐阜県
少年の頃、蒸し暑い晩に長兄と狐火を見た。用水に沿って嫁入り行列の提灯のように火が連なって見えた。狐火は狐の口から吐く息だと兄は言った。
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ウラミ
1985年 青森県
実家の母と長兄の嫁が不仲でそのうえ嫁は頭がおかしくなった。祈祷師に相談したら、祖父の先妻の子が曾祖母と後妻にいじめられ自殺した怨みがかかっているという。自分は今「行」を積んで神様に許してもらうようにしている。
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(シノヨチョウ)
1935年 北海道
話者の友人の話。北海道にいたら、おばあさんが枕元に来て「私が死んだら湯浅家を継いでくれ」という。妙な事だと思っていると、おばあさんが死んだと電報が来た。
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ヤコ
1973年 鹿児島県
野狐がいたが、「日清日露戦争に行ってしまった」という者もいるように、全く見つからなくなった。
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キツネツキ,キツネ
1972年 千葉県
話者が子どもの頃の話。友達が狐につかれて、逆立ちをさせられた。
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ハッピャクビクニ
1985年 福島県
話者の先祖の家に現れ身の上話をする。もとは沼底の竜宮城に住む者でふけつの貝を食べ長生きしたと語った。話者宅では八百比丘尼を守護神とする。
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タマシイ
1972年 千葉県
話者が戦争中、戸をドーンと叩く音を聞いた。その時間、話者のおばが亡くなっていた。魂が知らせに来たらしい。魂は死ぬ前には墓に、死んだ跡は生家に行くと言う。
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マックロノオオキナニンゲン
1961年 長野県
話者は幼い頃母を亡くし、継母が来る事になって挨拶に行った帰り、真黒な大きな人間に会った。振り返ってみると消えてしまった。実母が心配して出て来たのだろうと人に言われた。話者の姪も話者の家に来て、月の夜水汲みに出て、真黒い大きな人間に会った。出会い頭に消えたという。
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(タンジョウノヨチョウ)
1935年
話者の体験談。兄の子が生まれるとき、母が忙しそうに祝事の準備をしており、鯉のぼりがまい上っている夢を見た。また話者の姉も、子どもを生む夢を見た。その晩、兄から手紙が来た。
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カワウソノヒ
1986年 愛媛県
中居にもカワウソの火らしいという話があり、話者が幼いころ河辺村で大火事があった。その後に話者の近所の萱屋根が燃え、その後西の丘のお墓の斜め下で以前に老人が死亡した家の跡で火があがった。下から見るとトロトロ燃えているのが見える。しかし、行ってみると火をたいた後は何もない。それで皆でバケモノ狩りをしたが結局何もでなかった。話者も見ていた話である。
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カシヤ
1959年 宮崎県
死が知らされた後、掘った穴にはカシャ除けのために刃物が置かれる。
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タマシイ
1935年
話者が大祖母から聞いた話。夢に魂が出て、物に追いかけられてかえったという。
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フドウサン,(ゾクシン)
1979年 徳島県
昔、病気が流行ったときに不動さんに「踊りをするから病気を入れないで今年の夏を守ってくれ」と祈ったところ、病気が入ってこなかった。それ以来、祭をするようになったという。
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ヒバシラ
1939年 新潟県
大火事の数日前には火柱が出る。5・6間の火柱が立った数日後には火事になったという話もある。日露戦争後にはまったく見られなくなった。
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ハクバノケ
1985年 山梨県
日露戦争が始まる頃に列車に乗っていると、皆が持っていた軍用の袋の中に白馬の毛が入っていた。
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ビョウキ
1956年 宮城県
正月に病気をすれば、五月・九月にも病気になるという。
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ハゲダヌキ
1935年 香川県
高松市五番町に浄願寺という寺がある。そこにいた禿狸が日露戦争に行ったという話が伝わっている。ある時は、日本軍が大勢いるように見せかけて、露軍を悩ましたという。またある時には坊主に化けて病人に灸をすえたり、病をなおしたりした。その徳をたたえて、今は白禿大明神としてこの古狸が祀られている。
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シニン
1972年 三重県
夜、墓に行くと死人が話をしている。
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ヒトダマ
1999年 佐賀県
話者が12歳の頃、八房八幡に人魂が出ると噂になった。1945年前後の話。
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キツネノギョウレツ
1972年 千葉県
話者が10歳位の時の話。天王橋の近くにあるヤツベタというところを、狐の行列が通って行った。
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