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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ミコシ,タタリ
1935年 神奈川県
7月14日に江の島で行われる天王祭の御輿は、明治以前は塗りのものだったが、神仏分離の影響によって白木の御輿に作り替えたので、塗りのみこしは売り払われた。しかしそれを運んだ舟の持ち主父子は間もなく死に、また売買に立ち会った名主も発狂したり不幸が続いた。これは天王様の祟りだろうと言われた。

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ゴズテンノウシャノタタリ
1985年 愛媛県
牛頭天王社が三島神社に合祀されたあと、その社地が売りに出された。買い主がすぐに畑にしたら、山から石が転げ落ちたり、死人が出たりした。天王社の祟りとされ、耕作することを止めた。
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イセオドリ
1973年
寛永元年の2月上旬から、諸国で伊勢踊が大流行し、泊舟伝馬人夫と号する神を、伊勢太神宮に送ってきた。吉田家に下問すると、鎮座以後、祭礼を怠っていないに、伊勢内宮・外宮の神が飛んでいくはずがない、これは諸民の児戯だ、と答えがあった。将軍家でなお詮議をし、以前に伊勢踊が流行った後に、大坂で兵乱が起き、徳川家康が死んでいるので、これは不吉の予兆であると評定がまとまった。その邪神を野外に送り捨てると、踊に関わっていた人馬の疲弊も止まった。
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ビシャモンテン,(アマゴイ)
1976年 大阪府
白河院の御宇、永保2年に旱が起こった。その時、大江神社(乾の社)の毘沙門天像を葭島にわたして雨を祈ったところ、たちまち霊応があった。以来、6月16日を夏祭りとして、神輿を葭島にわたし、神供をそなえていたという。
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テンノウサマ,アクビョウガミ,ウシノエカミ
1982年 新潟県
7月14日は各地で天王さま、祇園さまの祭りをする。天王様は疫病神で病気にならないようにと初生りの胡瓜を供え、各家では縁側に簀をさげ、悪病除けに杉の小枝に幣束をさげてさし、牛の絵紙を逆さにして入口に貼る。牛の足をあげておくと悪病神がきたときに、すぐ蹴り飛ばされるといわれている。
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ゴズテンノウ
1983年 愛媛県
社地が売りに出されて、その買主がそこを畑にした。すると山からしばしば石が転げ落ちたり、死人が出たりした。天王社の祟りであるとされ、畑として耕作することをやめた。
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クロフネ
1931年 宮城県
ずっと昔のある日、置きから黒塗りの船がやってきた。大勢の人がこの黒船に乗ってきて賑やかだったが、一夜たつとだれもおらず、1体の御神像だけがあったので、陰暦6月15日に祭りをすることにした。
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オテングサマ
1977年 埼玉県
寺がつぶれたので釣り鐘を質屋に売り払った。それから、売られた先の町で火事があり、原因がわからないので占い師に占ってもらうと、釣り鐘が元あった寺に帰りたくて災いをするのだという。お天狗様の釣り鐘の伝説である。
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オカンノンサン
1996年 神奈川県
時化の時に海岸にあがったお観音さんを拾ってきて供養して祀ると、その海を通る船が進まなくなった。何かお観音さんが気に入らないことがあるのだろうということで、江之浦の石のお地蔵さんと交換した。
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ダシ
1975年 愛知県
旧6月15日は天王さんの大祭である。天王は永太郎・大草と西細田にあり、永太郎と大草からは山車が出る。祭を止めたり山車を出さなかったりすると、村に何かが起こるといわれている。
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ジンジャノキ
1960年 三重県
神社の木を切って売ろうとした者は体がしびれてしまい、その木を積んだ船は行方不明になった。
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テング,モチノキ
1919年 京都府
天狗が羽根を休めるといって庶民が神聖なものとしていた樹を切ろうとした植木職は倒れ、それを指示した知事は落馬した。天狗の祟りだという。
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ゴステンノウ
1986年 愛媛県
用の山にはスサノウノミコトを祀る牛頭天王神社がある。今の社殿があるところに大きなカシの木があり、それを村の人が切ってお宮を建ててまつったところ、牛頭天王のタタリがあって、生まれた子や若い人が次々に死んだり、神楽を舞う音がするので村人が行ってみると何もないというようなことがおこり、太夫さんにみてもらうと牛頭天王が腹を立てているとわかり、おわびとして小田の深山というところから木をたくさんもってきて植えたところようやく許してもらえたという。
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キノタタリ
1982年 宮城県
歌津から出航した13,4人乗りのカツオ船が行方不明になってしまった。オガミサマに拝んでもらったら、ご神木のような使ってはいけない木を使ってしまった、その祟りと言われた。
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スサノオノミコト,ヘビノカタチヲシタイシ
1977年 神奈川県
牛鞍神社の祭神は素盞嗚尊であるが、この神社のご神体である蛇の形をした石は、以前、別の寺に移そうとして運んだところ、その途中で重くなったり軽くなったりしたという。また、この神は神楽が嫌いで、大正の初めにそれをしたところ、悪疫が流行したという。
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タタリ
1935年 三重県
弘化2年、弁天島と呼ばれる島の近くを舟で過ぎていた庄屋の兼次郎は、一條の水柱が立っているのを見て、島に近づいてみると何かの頭が見えたという。その三日後に弁天島に渡った親子の木こりが谷に落ちて死んだ。これは神の祟りと考えられた。
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タロウヤマノテング,テングサン
1964年 長野県
太郎山神社造営の際に、その用材を載せることを拒んだ船頭に天狗さんの罰があり、太郎山に参拝のために登ったところ、落ちてきた石にあたって死んだ。
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カミサマ
1995年 愛知県
石作神社でお神輿を新調して神楽を催したら、流行り病が起きた。神様が騒がしいことが嫌いだということになり、神楽をやめてお神輿は埋めてしまった。
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キツネ
1989年 長野県
ある人が祭で売りに出そうといなり寿司や天ぷらを担いでいった。カザワリのお稲荷さんに行くつもりだったが、途中の岩の上にある荒神様で化かされた。売り尽くすと近所の人が「ここでは祭をしていない」と告げた。気づくと、木の葉っぱばかりがあったという。
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(シンボク),タタリ
1982年 京都府
享保11年8月、松原通西洞院天神社の二囲いほどある柳の神木が風もないのに急に折れた。一説には、先頃よりこの地で大江馬町住吉の神像開帳があった時に、神木の下で不浄の見世物があり、閉帳の日に倒れたとも言う。不浄の物の祟りかと驚愕した。
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カッパ,カッパノゴクウ
1977年 神奈川県
7月25日に催される石神神社の祭りは御供流し、或いは河童の御供あげなどと呼ばれているが、これはその名の通り、海にいる河童を祭るものであり、そうしてからでないと海で泳いではならないのだという。
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