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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カブキリ
1980年 秋田県
話者が5歳のときに、二階の梯子から落ちて怪我をした。それを見舞いに来たお婆さんが、縁の下に赤い顔をしたカブキリの子どもが頬杖をしているのを見た。そのカブキリを見たのはそのお婆さんのほかにはいないという。

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コモリギョウジャ
1929年 奈良県
講中の人々で大峰登山をしたとき、子供が谷底に落ちた。谷底に降りて探したが、見つからなかった。宿に帰ると、死んだはずの子供がいた。聞けば白く長い髯を生やしたお爺さんと一緒に帰ったとのこと。これが子守行者なのだろうと人々は喜んだ。
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クブシックリ,(ミチニデルヨウカイ)
1989年 長野県
夕方、子供が道端のくぶしの木の下を通ると、クブシックリが顔にはりつくという。
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カミカクシ
1967年 栃木県
話者が8歳の頃のこと。村内の子どもがいなくなり、消防団が一晩中捜してもみつからない。ところが次の日、大木の根本にその子がボーッと立っているのが見つかった。その子は、夕方山道を行ったら白装束で白髭の老人で出て来て自分を背負い、空に飛び上がった。そのあとは憶えていない、と話した。
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オニ
1952年 三重県
鬼が崖から落ちてきた。みんな怖がっていたが、娘が介抱してやった。鬼は感謝して娘に小槌をあげた。娘がその小槌でカボチャを叩くと、中からずっとほしかったおじいさんとおばあさんが出てきた。
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オサキ
1975年 群馬県
明治20年頃小学生の男子がオサキに憑かれた。親が何処から来たと尋ねると隣の部落からと答えた。浅葱の兵児帯が欲しくて来たというので、くれてやるから持って帰れと帯を投げるとそれを持って出て行った。道へ出るとき転んで倒れ、そのとたんオサキは落ちて正気に戻った。通学の途中に見て欲しくなったのである。
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ガラッパ
1992年 宮崎県
小学校3年生のとき、一ツ瀬川の大きな岩で魚獲りをしていて、水中眼鏡をかけて川に顔を突っ込んだら、川の中に体長40cmほどの赤子がいて、目を見開いて話者を見ていた。恐ろしくなって急いで逃げた。伝えのとおり頭のてっぺんが窪んでいるか確かめる余裕は無かった。
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テング,カミカクシ,アカイカオシタハナノタカイショ
1982年 新潟県
ある夕方に、9つくらいの村の子どもがお宮の木の下に下駄を脱いだままどこかへいってしまった。村の衆は神かくしだといって、マスの底を棒でたたいてその子の名をよんで探しまわった。2、3日して昼ころに泣きながら帰ってきた。どこへいったと聞くと、赤い顔した鼻の高いしょ(人)に連れられて山道を行くうちに分からなくなり、目をさますと、山奥の、朴の葉っぱをしいたとこで、それから、やっと帰ってきたといった。
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カマイタチ
1976年 京都府
かまいたちの通り道にあるものは、刃で裂いたような傷がつく。これは上方では無いことであると思っていたが、今子の年に、知り合いの下婢が庭でゆえなく倒れ、介抱したら頬の辺りに刀で斬ったような傷がついていたという。
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カサ
1934年 鹿児島県
昔、親孝行の子の親が病気をしていた。ある日、コバ笠を着けて出かけると、カジマルの木の上で鳥が人語を話しているのを聞いた。その話のとおりに賭けをして、200枚の蓆をもらって、親の病気もよくなり、一生楽に暮らすことが出来た。
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カミカクシ,キツネ
1954年 奈良県
中学生の頃、ある家の4、5歳の子供が、夕方急に姿が見えなくなり、神隠しになったことがあった。狐に入られたというとことになって、村中総出で、桝の底を叩いて子供を捜しに出かけた。
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シカタ,イキマブリ
1976年 鹿児島県
近所の家の子供が危篤のとき、かくれんぼうをしていると、牛の鳴く声がする。そのうちぶ文旦の木の三つに分かれた真中の枝に牛の目玉がひっかかったのを見た。あとで聞くと、それはその子供のイキマブリ(生霊)であったという。
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テング
1931年 山梨県
おえいという婆が急に見えなくなった。村中の人が3日探し回ったがさっぱりわからなかった。そしておえい婆は高さ何尺もある一枚岩の上で見つかった。婆を助け出して聞くと、鼻の高い顔の赤い人に連れられてきたという。
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ライジュウ
1965年 岐阜県
小学校時代の女の先生は、片頬にやけどの跡があった。小さいときに落雷があって雷獣が暴れて顔をひっかいたのだと言い、子供たちは夕立様と彼女のことを呼んでいた。
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テング
1931年 山梨県
子守りの娘が急に見えなくなった。村中総出で3日探したがどこにも見つからなかった。ある日、村人が墓場に行ったとき、子守りの娘を見つけた。話を聞くと山に行って暗くなり困っていると、鼻の高い顔の赤い人が木を使って跳ね飛ばしてくれたのだという。
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カッパ
1964年 岡山県
昔神谷二学という男がいた。山仕事に行く途中、千代雫山のふもとで怪我をした河童に出会い、薬で手当てをした。暫くたって、彼の子供が足を脱臼して困っていると、先日の河童が現れ、接骨法を教えてくれた。
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アオダイショウ,ヘビ,リュウ
1937年 愛知県
山の小屋に寝かせておいた赤ん坊が激しく泣いた。行ってみると、赤ん坊は蛇に右足を咬まれていた。その後、小屋の近くで見つけた蛇を殺した。その後、蛇は山の主ではないかということになり、祠を建てた。ある時、材木商の職人が祠の中にある盲の蛇の絵に悪戯をした。翌日、仕事に行くと頭上で龍を見た。見直すと藤蔓だったが、男はまもなく死んだという。
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キツネツキ
1982年 新潟県
村祭りに、カグラマイの若い衆の1人が目つきがおかしくなって、キツネが両手を胸にたらして立ったような形をしてとび上がり、神棚のアブラゲをくわえておりた。宿の人が若い衆の家へ、兄はキツネツキになったのではないかと知らせると、うちの人も思い当たるところがあった。それで、神主をよんで本人を押さえつけてオハライして祈禱してもらった。すると、カグラマイのけいこに行きはじめて、夜、くらやみで、きれいなアネサに笑いかけられてから、何が何やらわからなくなったといった。
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(キラレタキズ)
1975年
上方のある家の下婢は、庭の間で理由なく倒れた。まわりが抱え助けたら正気に戻ったが、頬に刀で切られたような疵がついていた。
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アカショウゾクノボウズ,ユメ
1942年 東京都
チフスにかかると、赤装束の坊主が手招きをする夢を見る。そちらに向かっていくと死んでしまう。話者の姉は自分の赤ん坊が泣く声を聞いて気を取り直したので、助かったという。
類似事例

キツネ
1920年 長崎県
大溝の上の椋の木に登って椋を取る子供がその木から落ちることは少なかった。落ちても死んだものはいない。狐が助けるからだという。
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