サケノオオスケ 1987年 山形県 11月の15日には「鮭の大助今のぼるぞー」という声がするが、この声を聴くと3年以内に死ぬ。
類似事例 |
|
サケノオオスケ 1987年 山形県 11月の15日には「鮭の大助今通る」という声がするが、この声を聴くと死ぬ。
類似事例 |
|
サケノオオスケ 1987年 山形県 旧暦の10月の15日には鮭の大助の声がするが、この声を聴くと3年以内に死ぬというので、聴かないように皆で酒盛りをした。
類似事例 |
|
サケノオオスケ 1987年 山形県 旧暦の11月の15日には「鮭の大助今のぼる」という声がするが、この声を聴くとよくないことがあるので、子どもたちは耳を手で塞いで聞かないようにした。
類似事例 |
|
サケノオオスケ 1987年 山形県 12月の5日には「鮭の大助今のぼる」という声がするが、この声を聴くと悪い。
類似事例 |
|
オースケコースケ 1916年 山形県 漁夫は毎年11月15日を鮭漁の網納めとしている。この夜、鮭の王様の大助小助が「オースケコースケ今上る」と呼ばわりながら川を上ってくる。この声を聞いたものは即死するという。
類似事例 |
|
サケノオオスケ 1987年 山形県 1月の16日には「鮭の大助今通る」という声がするから、それを聴かないうちに寝る。
類似事例 |
|
サケノオオスケ 1934年 山形県 11月15日、鮭の精霊が川を登って来て、「大助こうすけ今登る」という。この声をもし聴くと3日の内に死ぬという。鮭の首領の名がオオスケというのは、東北では広くいう。
類似事例 |
|
サケノオオスケ 1934年 山形県 11月15日に餅をつくが、その理由は鮭の大助というものが川を下っていく。その音をきくと命にかかわるから、賑やかに餅をついてその音を紛らわすという。
類似事例 |
|
タケノオオスケ 1987年 山形県 夏の夜中の12時~1時頃、魚の幽霊が「タケの大助今のぼる」という声を出して登ってくる。この声を聴くと3年以内に死ぬ。だから夜魚釣りをしている人も、声を聴かないように夜中はほとりに上がって休む。タケの大助は目が提燈のように下がり、頭は大きく、毛は長く、尻尾はなくて頭だけという姿。
類似事例 |
|
サケノオオスケ 1987年 山形県 1月の15日には「大助今通る」という声がして、見つかると悪い事になるから、子どもたちは早く寝る。
類似事例 |
|
キダン 1976年 11月12月以外にその川を渡ると、声のみで姿の見えないものが気を放ち、人がそれに当たれば青くただれて死ぬ。
類似事例 |
|
ヤナガセハチベエ,ヤマフカクツレサラレタオトコ 1971年 山形県 鷹にさらわれ、山深く連れ去られた男が、11月7日の晩に、魚の王である鮭の大助の背中に乗せてもらって谷川を下り、里に戻ることができる。大助は「鮭の大助今登る」と声を発しながら登ってくるが、この声を聞いた人は3日と生きられないといい、このため、川沿いの村では、太鼓をたたいてにぎやかなお祭りをするのだと伝えられる。
類似事例 |
|
サケノスケ,サケノオウド 1990年 山形県 12月20日の二十講にはサケノオウドのおっきなのが昇って来て、鮭がなんぼいたか勘定するために来る。「サケノスケ、今ここ通るー」というのを聞くと、その年に死ぬという。
類似事例 |
|
サケノスケ,ココウジャオバケ 1990年 山形県 10月の刈り上げの日に、サケノスケ(年をとったばあさんでここうじゃお化け)がまな板をすりこぎで叩きながら「サケノスケ今通る」といって川を昇ってくる。この声を聞くと早死にするといい、この晩は子供は早く寝ろと言われた。
類似事例 |
|
サケノダイスケ 1966年 山形県 昔、村の鮭川に鮭の主がいた。毎年秋になると「大助・小助・大助・小助」「大助のぼれ、小助のぼれ」と声がして鮭がたくさん川を上ってくる。
類似事例 |
|
フナユウレイ,シキボトケ 1932年 福岡県 満月の頃にまよい船が出て、話し声が聞えたりする。およそ30年前、4人連れで盆の15日の晩に沖へ鯖を捕りにいくと、人の首が海面に浮かんできて、笑ったり転がったりした。捕れた魚はみな草鞋であったという。4人は発狂して死んだ。船幽霊は盆にしか出ない。しきぼとけはしきゆうれいと同じもので、船がそこへ行くと動かなくなる。
類似事例 |
|
シノヨチョウ 1986年 奈良県 死の予兆として、カラスの鳴き声や耳鳴りを気にする。カラスがお寺の大杉で鳴くと「死に烏」、烏が3声鳴いて鳴き止むのを「三声ガラス」といって、鳴き止むと人が死ぬ。この鳴き声は、死ぬ人の家族には聞こえないという。耳鳴りがすると、同年代のものが死ぬ。
類似事例 |
|
ダイコン 1934年 新潟県 10月11日を、大根の年取といい、この日、畑で大根のはぜる音を聴くと死ぬといい、畑に入るのを戒めている。
類似事例 |
|
ダイコンノワレルオト 1970年 岡山県 10月中の亥日が亥の子。この荷大根の割れる音を聞いた者は死ぬといわれて大根畑に入ってはいけないといわれている。
類似事例 |
|